コロナ感染の半分以上、経路は無症状者か 米CDC研究
(CNN) 米疾病対策センター(CDC)の研究者グループは16日までに、新型コロナウイルスの全ての感染事例の約59%で感染源が無症状者になっている可能性があるとする新たな調査結果を発表した。
米医師会誌が掲載した。現実に起きている事態を踏まえた研究結果ではなく予測モデルに基づく推論とした。中国で実施された研究8件のデータを活用したという。
これによると、あり得るシナリオを広範に考えた場合、感染の少なくとも50%は無症状者を通じたものと推測された。
予測モデルでは、全ての感染事例の約59%の感染経路は症状がない人々だったことが判明。これら無症状者の約59%のうち、35%はいまだに症状がなく、24%は症状が決して出ない人々だった。
今回の研究結果はあくまで推定上の分析であり、現実にも当てはまり得るのかはさらなる研究が必要とも強調。
現実の社会ではマスク着用や対人距離の一定の確保などの予防策が個人を守っているとし、仮に感染したとしても地域社会に及ぼすリスクの軽減が機能しているとも述べた。