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英国型変異種、3月にも米国の新型コロナ感染の主流に-CDC

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最初に英国で確認された新型コロナウイルスの変異種は、3月にも米国で感染の主流になる可能性があると、米疾病対策センター(CDC)が警告した。

  この変異種が他の型より感染率が高いことを示す一連の証拠があり、感染を抑えるにはゲノム解析に基づく監視や、検査やマスク着用といった公衆衛生上の対策順守を強化する必要があるという。CDCのリポートは15日に発表された。

 「感染拡大で医療関連のリソース不足がさらに深刻化する恐れがあり、公衆衛生上の対策を拡大および強化する必要が生じるほか、集団免疫の基準となる感染者比率が高くなる可能性がある」とリポートは説明。

  CDCによれば、米国で確認された同変異種の感染は現時点で約76例。まん延するウイルス全体の約0.5%にも満たないと推計されているが、正確にどれほど広がっているのかは不明だという。

  「感染率が上昇すればその分、感染制御に必要となるワクチン接種率も高くなることを意味する」とCDCは指摘した。

原題:Fast-Spreading Covid Variant Seen Becoming Top U.S. Strain (1)(抜粋)

(最終段落にワクチン接種率について追記します)
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