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ワクチン「3億1000万回分」確保の見込み、首相が代表質問で答弁

ワクチン3.1億回分を確保へ

 菅首相は21日午前の参院本会議での代表質問で、新型コロナウイルスワクチンについて、「全体として3億1000万回分を確保できる見込みだ」と強調した。年内に7200万人分(1億4400万回分)の供給を受ける米製薬大手ファイザーとの契約など、3社と供給契約を結んでいることを踏まえたものだ。

 首相はワクチン接種の順位について、医療従事者や高齢者、基礎疾患がある人を優先する考えを重ねて示した。ワクチンの効果や副作用など「科学的知見に基づいた正確な情報を発信していく」とも語った。

 一方、新型コロナのPCR検査については、検査体制の拡充を進める方針を改めて表明した。都道府県とも連携して「検査の拡充に努め、感染拡大の防止を図っている」と説明した。

 PCR検査を巡っては、昨年4月に1日約1万件だった検査能力が約12万6000件まで増えており、1日の検査件数も増加傾向となっている。首相はPCR検査について「必要な方が検査を受け、感染者を早期に把握し、療養などの対応を行うことが感染拡大を防ぐ基本だ」と述べた。

 立憲民主党の水岡俊一参院議員の質問に答えた。

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