絶許。

当時は何も言い返せなかったけど、今でも納得できていない意味不明な叱られ方。口答えできない子どもを相手に、支離滅裂な理由で怒鳴りつけてきたひどい先生。

 

そんな誰もが一つは持っている理不尽説教の思い出。今日は思い切って吐き出してみませんか?

 

教育業界は大変だ。給料も安いし仕事も多いし責任も重い。好きな先生もいっぱいいた。だけどアイツだけは許せねえ。

今回は、そんな思いを持つ方々からクソ先生エピソードを募集しました。苦い思い出を共有しあって心のしこりを解消しましょう。

 

 

※各エピソードは、Q&Aサービス「コロモー」を使って募集しました。

 

ちなみに僕は、夏休みの自由工作に「どうせ親が手伝ったんだろうが」とイチャモンをつけられ、コンクールに出してもらえなかったことがありました。

古賀先生。俺、お前のこと忘れてないからな。

 

 

理不尽説教エピソード

罪と罰の収支が全く釣り合ってない。

理不尽界の王道パターンですね。当たり前のように体罰かましてますし、1発目から良い理不尽エピソードです。よく考えたら大人が小学生にビンタするなんてよほどキてないとできないよな〜。

席替えでこれなら、この先生に口答えとかしたらどうなってしまうのでしょうか。多分チェンソーとか出てくるんじゃないか?

 

 

そんなことで親を呼ぶな。

この先生は、大人を呼び出してどう説明したんでしょうか。相手がいたいけな子どもだからギリギリ反論されないだけで、大人の目線が入ってきたら不利になるのは先生の方では?

子どもからしても「じゃあ、そんな本を図書館に置くなよ」としか思えないので説教としても精度が低いし、こんなことで仕事してる大人を呼び出す無神経さも凄い。かなり理不尽ポイント高いですね。

 

 

ごめんなさい。笑ってしまいました。

巻き込まれたクラスメートには悪いけど、これは愉快な思い出にカウントしてもいいんじゃないでしょうか。「ちんげ」でキレる大人ってなかなか見れないから。

 

理不尽に怒られた思い出を大人になって思い返すと、「先生も人間だし色々あったのかも…」と同情的になることってありますよね。あの時見えてなかった「先生側の理屈」が見えてくるというか。

ただ、それを踏まえてもちんげでキレるのは面白すぎる。たかがちんげでクラスを巻き込む全体攻撃を繰り出せるのは、理屈を超えたパッションがないと無理だから。

 

普段は温厚な担任が「だいたいね!!ちんげってなんの事かわかってんの!!馬鹿にすんな!!」と絶叫していた。

馬鹿にしてるわけじゃないだろ。

 

 

こんなトラップあるかよ。

その後に続けられたであろう、生徒全員の「はぁ?」を一身に背負った授業を思うと味わい深いですね。先生もチョークを持つ手が震えてただろうな。

こんな仕打ちうけたら次の休み時間でめちゃくちゃいじると思う。「あら、●●ねぇ…」と言ってから急にブチ切れる…みたいなくだりを作って友だちとゲラゲラ笑うと思う。そうでもしないと心身のバランスが取れない。

生徒たちの先生いじりは、抑圧された学校生活から精神の解放をはかる諧謔なのである。

 

 

なんで???

こっちが楽しんでるときに急な角度から説教くらうと、その落差から体感の理不尽値が増しますよね。文化祭が何も楽しめなくなっちゃう。

 

「クラスの他の人たちを仲間外れにしている」って理由だった。

管理する側のかなり日和った理屈があったみたいです。

シャーペン禁止法とかも似たような背景だったらしいですね。不公平感を出さないためには、みんなを平均化して管理した方が楽なんでしょう。日本かよ。

ちなみにこの方は、その後友だち同士のLINEグループがめちゃくそに荒れたそうです。クローズドな場所で発散できるのは健全で素晴らしい。

一昔前は、LINEとかもなかったので、学校裏サイトとかおっ立ててボロクソに悪口カキコしたり、それが教師の目にとまり、全校朝礼がひらかれて犯人探しされたりしたんですよ。あのときは怖かったな。バレるかと思った。

 

 

そんな解き方してる奴いないよ。

定規なんて算数の中でも図形の問題解くときしか使わないのに。学校に忘れてもいいものベスト3には入るんじゃないか?(1位はチャコペン)

じゃあ、この先生は自分が板書するときも毎回定規使ってたのかな。あのでっけー三角定規でさ。

 

横線がぐにゃぐにゃだと見辛いだろうが!と言われ、机に顔を叩きつけられたのが原因で算数嫌いになりました。

その後も怒涛の展開を見せていました。

あなたが嫌いになったのが算数だけで本当によかったです。僕だったら世の中を憎んでたと思う。

 

 

助けろ。

いざというときに守ってくれない先生って、その後の学生生活でその地位が回復することないからな。

 

多分うちの担任は引率の先生の中で一番若かったから問題起こしたくなかったんだろうな〜と今となっては思うけど、それはそうと下見の時にアリはなんとかしといてほしかった

たしかに、修学旅行先で揉め事が起きたら先生たちもダルいだろう。

バス会社とか宿泊先とか、僕らの見えないところで頭を下げたりしてくれてたのかもな。子どもたちが気兼ねなく修学旅行を楽しむことができるのは、ちゃんと管理してくれる先生方のおかげだったのかもしれません。

でも、アリはどうにかしてよ。

 

 

典型的な理不尽しぐさですね。お前に人事権はない。

「あなたは2年生にさせません」とか「小学校からやり直させるぞ」とかもありましたが、未就学児にまでこの手口が及んでいるとは思いませんでした。

最近は「鬼が来るよ」と脅して我が子に言うことを聞かせる行為にも賛否両論が巻き起こる世の中になりました。卒業資格を人質に子供をコントロールする教師は俄然、理不尽度が増していることでしょう。

 

真剣におうたうたってたのに…

かわいいな。

 

 

ジジイの名探偵。

ロジック値が0の状態で犯人を名指しするのはかなり理不尽です。今どき干支で性格診断してる奴なんて寄り合いの老人くらいしかいないぞ。

僕も、巳年だからねちっこいとか執念深いとかめちゃくちゃなことを言われました。あの時の無礼なジジイ(町内会の福永さん)のことは20年経っても忘れてないので、これに関しては当たってるかもな。

 

学年全員申年だが???

確かにそうだ。そう考えたら急に面白くなってきたな。

ザルな推理のせいで、捜査線上に一学年がまるまる浮上するの最高ですね。

 

 

書くなよ。

そりゃ怒られるだろ、と思ってしまいました。これはどうしたことでしょう。

 

小学校低学年の時に漢字かけるかなーって思って書いたら怒られた。怨念も何もない「死」だったのに…

なるほど。悪気はなかったのに聞き入れてもらえなかったパターンか!

とはいえ、これはちょっと先生の肩を持っちゃうかも。ごめんなさい。

でも、教室に入って黒板に「死」って書いてあるのを見た瞬間、先生も息を呑んだと思うんですよ。「うちの教室にもこういう時期が来たか。ここが教師の正念場だ」と覚悟を決めたんじゃないかな。

理不尽ではあるけど、ここはグッと飲み込みましょう。怨念が宿ってない「死」ってこの世にないから(「死語」ならセーフ)。

 

 

先ほどと一転してこれは最悪です。

「いじめ」がすでに理不尽なのに、よりによって先生がそれを手がけるのはひどい。最悪の重ねがけ。下痢便の下水割り。

 

ある日から突然

・筆箱やランドセルを捨てられる
・職員室に呼び出されて汚い足拭きマットの上で土下座させられる
・私の友達に「あいつは駄目だ」と吹き込んで友人関係を壊す

など、他にも書ききれないほどの仕打ちを受けました。

私の祖父が元教育関係のお偉いさんと分かった途端パッタリ終わりました。

収束の仕方まで徹底して理不尽。人間ってみんな悪者になりたくないと思って暮らしているはずなのに、なんでこういう人いるんだろう。

度を超えたキレ教師の逸話って学校に1-2個くらいは残ってたりしますよね。僕の小2の担任は、2階から飛び降りようとする女子生徒を見て、周りの生徒に「そいつを押せ! 殺せ!」って言ってました。

そういう先生って、いつの間にか学校からいなくなったりしませんでした? あれってどこに行ってたんですかね? 狂った教師だけがぶち込まれるアズカバンとかあったのかな?

 

 


他にも多数の回答をいただきましたが、全部をご紹介しきれなくてすみません。どれも理不尽で最高でした(←アンケートページはこちら)。

せっかくなので、オモコロライターにも幼少期の理不尽説教の思い出を聞いてみました。

 

厳しいな〜。当時は「じゃあよそ見されないような授業しろや」とか思ってたし、今もちょっとだけ思っています(先生方も大変だとは思うんだけどね)。

余談ですが、落語の寄席会場は時計を客席の後ろに設置しています。観劇中の客に時間を気にさせず、舞台上の演者だけが時間を把握できるようにするためだそうです。教室もそうしたら?

 

 

折檻すんな。

キュウリの代償が暴力って割りにあってなさすぎて最悪ですね。どうせならもっとカロリー高いものをつまみ食えばよかったのに。

あと、そもそも体罰がどうこう以前に、自分の誕生日会を開いて生徒に料理させてる時点でかなりやばいと思う。

 

 

だから折檻すんなって。

避けようのない人災なのに、待ち受ける運命が暴力しかないのツラすぎる。

 

うちの学校は折檻がデフォだったよ!

陸軍幼年学校に通ってた?

 

 

小学生が考えたミステリー小説みたい。

誰も悪くない不幸な事故ですが、最後に急に登場した先生の意味がわからなすぎていいですね。理不尽のための舞台装置だ。

小学生にとってのうんこは容易にヒエラルキーを逆転させ、時にはいじめすら引き起こす危険物なので、先生も取り扱いに慎重になるのは分かる。

 

 

スト2のボーナスステージみたいな罰。

今回集めた理不尽エピソードの中でも、もっとも意味が分からなかったのがこれでした。これはもう理不尽じゃなくて不条理。

壊すのに1時間かかってるあたり、さほどボロくもなさそうだし。

 

 

理不尽のRTA。

ネイビーシールズでもドン引きする蛮行ですね。ちなみにこの後、この先生は生徒を彫刻刀で脅したのがバレて追放されたそうです。なんで免許取れたの???

 

 

最後に

1880年のオーストリアにアンナ・Oという偽名で呼ばれた女性がいました。

彼女は解離性障害を患っており、例えば「コップを使って水を飲むことができない」という症状を持っていました。

 

ある日、催眠状態で昔の記憶を思い出していた時、彼女は過去の「当時の家庭教師がコップから直に犬に水を飲ませている様子を目撃し、非常に嫌悪感を覚えた」体験を思い出し、これを告白しました。

すると、無意識にわだかまっていたエネルギーが発散されたのか、元の症状は永久に消えさりコップから水が飲めるようになったといいます。

 

同様に「症状のきっかけとなる体験を思い出し、それを口にする」ことで、アンナ・O嬢は250以上の体験記憶を除去していきました。のちの精神分析学の発展につながる有名な逸話です。

 

 

子どもの頃の嫌な思い出は、本人の中で忘れたつもりでも喉に刺さった魚の小骨のように、いつまでも心身を痛めつけ続けることがあります。

我々は過去の出来事をなかったことにすることはできません。ですが、その時のことを思い出し、それを口にするだけで、案外その小骨はポロリととれるものです。

 

皆さんも、ずっと頭の片隅にある理不尽説教を口に出して共有してみませんか?

そして、何も言い返せなくて泣いてたあの頃の自分の頭を撫でてあげましょう。

 

 

この記事を書くにあたり、数々の理不尽エピソードをお寄せいただきました。ありがとうございます。

今となっては笑い話で済むものから、今からでもどうにかやり返せないのか? と義憤が募るものまで数々の理不尽がありましたね。

では最後に、最も理不尽だったものをご紹介して終わります。

 

 

優勝!!!

理不尽すぎ。こんなのってないよ。