Vol.7 1983年-1
前回は80年代の入り口、1981年をお送りしましたが、今回はその2年後、83年を取り上げます。この2年の間の変化を感じて、楽しみましょう!
Why Not? / Remixed by 冨田ラボ / ZOO / FPM(Fantastic Plastic Machine)
1曲目は3月2日にリリースされる、冨田ラボ初のワークス・ベスト・アルバム『beautiful songs to remember 』に収録される曲。CD3枚とDVD1枚+豪華ブックレット付きボックス版とCD1枚の通常版の2種類。ほかの方のプロデュース、編曲をしたものと、冨田ラボの何曲かがDISK1、DISK2に。DISK3には2010年『Shipahead』のデモ・ヴァージョン。DISK1には新曲「エイプリルフールfeat.坂本真綾」も入ります。
I Hang On Your Every Word / On Your Every Word / I Hang On Your Every Word
エイミー・ホーランドはマイケル・マクドナルドの奥さん。(やっぱり好きなのかな?)楽器が同じフレーズを繰り返す(ロックの文脈とは違った)「リフ」という手法は、80年代ポップスの典型的な感じ。あと、60年代、70年代は聞き手が意識できない“何か”によってムードが決定されることが多かったのですが、全て聞こえているリフや声や音色でムードが決定される、というのが80年代音楽の特徴の一つではないかと思います。
Love's Enough / OLE / SAD CAFE
典型的な80年代前半の感じ。ドラムの音色、分数コード、Saxがテーマメロを奏でる、などの特徴があります。MTVを思い出しますね。90年代の間、恥ずかしくて聞けないサウンドだったけれど、今は面白みを感じます。SAD CAFEはイギリスの音楽ですが、アメリカナイズされています。一応プログレのバンドですが、全然ポップスですね。
Can't Give You Up / RISE【Classic Mastersにも収録】 / RENE & ANGELA
「ブラコン」、ブラックコンテンポラリーですね。ルネ&アンジェラのルネは、ルーファスのボビー・ワトソンの弟。アンジェラは後にロナルド・アイズレーと結婚もした人で女性プロデューサーでもあります。この曲はボビー・ワトソンプロデュース(ベーシスト)ですが、ベースはルイス・ジョンソン。客観性を保つために自分では弾かない、とかですかね?
Glad It's All Over / The Power Of Love / Captain Sensible
“トニマン”ことトニー・マンスフィールドプロデュースの作品は“和めるニュー・ウェーブ”が多かったと思います。“トニマン”は前回BGMでかけたNEW MUSICというバンドの人でシンセ使いが巧い人。ほかにB-52's、マリ・ウィルソン、ネイキッド・アイズ、A-haなどをプロデュース。でもA-haの「テイク・オン・ミー」はやっていない、と彼の家におじゃましたときに言われました。
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2011 02 05 [日記・コラム・つぶやき音楽1980年代1983年] | 固定リンク