初代タイガーマスク/佐山サトルよりストロングスタイル、チャリティ精神、社会福祉活動精神の伝承を受けたSareeeが、福祉活動の一環として1月19日(火)「一般社団法人レスキュードアニマルネットワーク」湘南台シェルターを訪問した。
リアルストロングスタイルプロレスは、「レスキュードアニマルネットワーク」に対し永年に渡り、一般社団法人「初代タイガーマスク後援会」を通じて協力支援を行ってきた経緯がある。今回は保護猫とも一緒に暮らす動物好きのSareeeが主旨に賛同、平井丈雅リアルストロングスタイルプロレス代表と共に支援物資を贈呈した。
贈呈式に先立ち「一般社団法人レスキュードアニマルネットワーク」河合弘代表理事が同会の活動主旨を説明。
河合弘代表理事メッセージ
「公的な動物保護施設では、病気があったり、高齢だったり、噛み癖があったりという場合、譲渡不適正として、短期間に殺処分してしまいます。そういった仔達は殺処分数にカウントしないようになっているところがほとんどです。殺処分ゼロと言っている自治体でも、そうした悲しい現実があります。
私どもの施設では、そういった仔達を優先的に引き取って、噛む仔は噛まない様に訓練をし、病気の仔は治療を施して、新しい飼い主の方へ譲渡していく活動を行っており、現在、犬が約50頭、猫が約40頭を保護しております。
ただし、噛む仔は飼う側のスキルが要求される部分があったり、高齢犬は中々引き取り手がない、というのが現実です。そうした仔達は、こちらで最期まで看取っております
私達は、表面上のゼロではなく、影に隠れて失われている命を、今救わなければ本当の殺処分ゼロではないんだ! という主旨で、活動させて頂いております。
今回、Sareee選手にお出でいただいて、メディアの皆さんを通じて、譲渡困難な命の事を広くお伝えする機会が頂けまして、大変感謝しております」
続いて、初めて「レスキュードアニマルネットワーク」を訪問したSareeeが今回の訪問と、社会福祉活動に関してコメント。
Sareeeコメント
「私は昨年、WWEという団体からオファーを受けて渡米する事になりましたが、コロナ禍で1年間延期になりました。
けれどもその期間中、今までに無い経験をさせて頂いて、初代タイガーマスク/佐山サトルさんからはストロングスタイル、チャリティ精神、社会福祉活動精神の受け継ぎ、伝承マスクも頂戴しました。
そして今回、渡米ギリギリになってしまいましたが、『レスキュードアニマルネットワーク』さんの活動を知る事が出来て、とても良かったです。
私は動物が大好きで、こうした活動で命が救われる事はとても嬉しいので、今後も協力させて頂きたいと思います。
私はフレンチブルドッグの『チャンプ』と、保護猫の『シンちゃん』と一緒に暮らしていますが、残念ながらアメリカに一緒に行けないので、実家に預けて離れる事になります。代わりに世界で動物を助ける活動もしていきたいと思います。
この1年間、今日も含め、試合以外に色々意義のある活動が出来たと思いますし、この1年は回り道をしたのではなく、むしろこの経験があるからこそ、自信を持って世界へ羽ばたいていける! 今はそう思っています」
続いてSareeeからペットシーツやフードなどの支援物資を贈呈。
河合弘代表理事は新日本プロレスレッドシューズ海野の義兄で海野翔太の叔父でもあり、プロレスへの造詣も深く、初対面のSareeeとも意気投合。
その後Sareeeは施設の犬や猫と触れ合い、訪問は終了となった。
日本セラピードッグ協会にも所属するクレア()と
初乳を呑めなかった為に免疫が働かず、病弱で引き取られた仔猫に甘えられるSareee
Sareeeが撫でている柴犬は、元は指一本触れさせないほど人間を敵視していたそうだが、訓練を経て現在はセラピードッグとして活動している
一般社団法人レスキュードアニマルネットワーク URL
https://rescuedanimalnetwork.web.fc2.com/
【活動趣旨】
「私たちは犬や猫やうさぎと人間が100倍幸せになる活動をしていきたいと思います。
R.A.N.は動物愛護団体が敬遠する問題犬を率先して保護し、矯正トレーニングをして新しい飼い主に送り出すのが一番の活動目的です。
噛む子を本当にだれの言うことも聞くようにするには短くて半年、長いと2年以上かかります。
手間ひまかかりますし、噛まれてケガもします。それでも闇に葬り去られる命を助けたいと思っています。
R.A.N.に保護された問題犬達は、もし動物愛護センター飼い主が持ち込みをすると譲渡不適正ということで殺処分になってしまっていた子達です。
譲渡不適正犬は翌日殺されてしまいます。ましてや噛む犬ならなおさらです。
そもそも問題犬となってしまったのは先天的な障害などでない限り、人間のせいです。
それを面倒見きれないから殺してしまうというのはあまりにも勝手すぎないでしょうか?
犬も猫もうさぎも、人間と同じ命なのです。
世界でたった1つの命。それは人間より軽いわけがありません。
今や当団体の看板犬となったトン吉は、もともと複数人の人を噛んで怪我をさせた手のつけようのない犬でした。
保護した当時8歳でしたが、矯正トレーニングを行い、今では赤ちゃんが耳を引っ張っても怒らない犬になりました。
ちゃんとしたしつけをすれば、成犬でもやり直せます」