私たち中央農業研究センターは、農研機構のフロントラインとして、関東東海北陸地域の農業が抱える課題の解決に取り組み、成果を広く普及させていく役割を担っています。関東東海北陸地域の農業・農業経営を取り巻く環境は大きく変化しており、規模拡大や経営の多角化が進む中で、私たちが開発する新たな技術の受け皿となる先進的な農業経営も多数成立してきています。それら農業者や消費者の皆さんの期待に応えうる技術や品種、新たな知見を提供していくことが急務となっています。中央農業研究センターでは、これまで、農業経営、作物栽培、雑草制御、作業技術、土壌肥料、病害虫防除、鳥獣害、作物育種など様々な分野の研究者が相互に連携しながら、出前技術指導や現地実証研究などを通して営農現場の課題解決に取り組んできました。私たちは、これからも、食と農の未来の創出に向けて、総合研究の推進を通して農業経営、地域社会に貢献します。