default
pixivは2020年3月30日付けでプライバシーポリシーを改定しました。詳細
この作品「僕の特別を君に」は「五悠」「腐術廻戦」のタグがつけられた作品です。
僕の特別を君に/泣き虫ショコラの小説

僕の特別を君に

1,777 文字(読了目安: 4分)

(2021/1/20追記あり)
ある聖夜の五条先生と悠仁君の話。
※誤字脱字の指摘はタグではなくDMでお願いします。

〈注意事項〉
呪術にハマってまだ1週間もたってないのでキャラ崩壊が激しいかと思いますがどうか許して下さい。

(ハマらない訳がなかった。ごじょせんにハマらない訳がなかった。そして五悠にハマらない理由もなかった。初呪術小説は聖夜の五悠でお送りします。結構前から書き始めている義炭←鬼舞の作業の息抜きとして書いちゃいました。まだハマりたてほやほやなのでSSです。五悠良いですね。因みに夏虎と真虎も好きです。いつか書きたいです。)

<追記>
悠仁君の名前が作中ずっと悠二になってしまっていたのを指摘して下さりありがとうございます。修正箇所が多いため今回はこのキャプションでのみ修正させていただきます。申し訳ございません。次回から気を付けて書かせていただきます。
それと、上記にもある通り今後誤字脱字の指摘をして下さる場合は必ずDMでお願いします。決してタグを使わないで下さい。
どうかよろしくお願いします。

2020年12月23日 13:19
1
white
horizontal

「メリークリスマース!!」

そう大声を上げながら異常に長身のサンタクロースが扉を開けて入って来た。
いつもの黒い目隠しをしていたので、誰なのかは一目瞭然だった。

「いい歳こいて何やってんの」

そう吐き捨てたのは釘崎だった。

「俺達もう高校生ですよ。そういうのは…」
「うぉおお!!ごじょサンタ!!ごじょサンタじゃん!!」
「そういうのは、虎杖くらいしか喜びませんよ」

続いて伏黒が冷静に答える。
その間に虎杖が満面の笑みでスキップしながら五条に近付いていった。

「えーん!!悠二ぃ!!二人が僕を虐めるよおぉお!!僕今日はサンタなのにぃ!!」
「先生可愛いな!!ところでプレゼントは?!」
「見事に会話が噛み合ってないな」
「目の前でイチャイチャしないで下さいリア充散れ」

まるで秘密の花園で踊るかの様に回りながら抱き締めあう五条と虎杖を冷めた目で見つめる伏黒と釘崎。
一通り虎杖との時間を堪能した五条は思い出したかの様に人差し指を立てた。

「僕はサンタのコスプレをした先生じゃない。ちゃんとみんなへのプレゼントを用意してきたサンタのコスプレをした先生なんだよ!」
「っ!!なん…だと…!!」
「野薔薇ー、顔がブリー●になってるよー」
「先生の収入やら財産やら考えた上で期待していいですか」
「恵はしっかりしてるねぇ。さてさて誰のからあげようかなぁ…」

肩から下げていた白い袋を床に置き中身を探る五条を上から三人が見下ろす。
そして、その中身を見た虎杖が突然大声を上げた。

「あぁ!!先生これ(規制音)S5だろ!!」
「あ、それは先生用だからだーめ」
「先生だけずりぃよぉお!!俺だってしたいのにぃい!!てかよく買えたな?!」
「いやぁ僕最強なんで」
「ねぇ私は?!私のは?!」
「野薔薇はぁ………こーれ」

手渡された赤い袋に緑色のリボンが付けられたプレゼント袋を受け取った釘崎は、緊張しながらそっと中身を開けてみた。

「あっ!!これ欲しかった化粧品じゃん!!」
「この前欲しそうにしてたから買ってみたよ」
「ありがとう先生!!太っ腹!!」
「んで、恵にはこれね」

青色の袋に白色のリボンが付けられた一際大きなプレゼントを渡された伏黒も、中身を確かめた。

「…………お」
「えぇー、結構反応薄い」
「え?何々?何もらったの?」
「……ジャンパー」

中から取り出されたのは、深緑色の暖かそうなジャンパーだった。

「恵って全身ユニクロみたいな格好してるでしょ?ちょっとお高めのところで買ったから年単位で着られるよ」
「全身ユニクロ……ぷっ」
「ユニクロじゃねぇし。笑うな釘崎」
「ねぇ先生!!俺のは!?俺のは?!」
「悠二にはぁああああ………」

ワクワクと微笑みながら見つめ合う五条と虎杖だったが、五条は両手のひらを見せてひらひらと揺らすと立ち上がった。

「後でのお楽しみー!!」
「…えぇえええ!!焦らすなぁ…」
「後で部屋に行くから待っててねぇ」

そんな会話をしている五条と虎杖の後ろでは、釘崎と伏黒がそれぞれ受け取ったプレゼントに満足そうに微笑んでいた。











「んで、プレゼント何?!」

約束通り虎杖の部屋に来た五条はいつもの服装に戻っており、内ポケットからきらきらと煌めく物を取り出した。

「悠二、はい」

そう言い五条は虎杖の首に何かを掛けた。
目線を胸元に落とすと、それはシルバーリングのペンダントだった。

「本当は指に付けたいところだけど…そんな事したら呪いとの戦いで邪魔になっちゃうでしょ?」
「………先生…期待しても…いい?」
「……もちろん」

よく見ると五条の胸元にも同じペンダントを見つけた虎杖は頬を真っ赤に染め、涙目になる。
目隠しを外した五条は、そんな虎杖の震える唇に一つ、口付けを落とした。

「好きだよ、悠二。僕と…付き合って…?」
「………うん、うん……良いよ」

虎杖は顔を上げ、五条の鼻先と自分の鼻先を擦れ合わせる。
そしてまた、五条からの口付けを落とされそれを快く受け入れたのだった。


後日、「お前らまだ付き合ってなかったのかよ!!」と伏黒と釘崎が口を揃えて叫びそれが校内に響いたせいで二人の関係はその日のうちに全生徒、全職員に知れ渡った。



終。

コメント

コメントはまだありません
センシティブな内容が含まれている可能性のある作品は一覧に表示されません
© pixiv