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”なみえらしさ”を一緒に見つける、創る、広める『なみえプロモーション課』プロジェクトメンバー募集

福島県 浪江町
船

「あなたらしいね」と言われることがあります。

例えば服を選ぶとき、似合うデザインや色味。”らしさ”ってなんでしょう。

私たちは”なみえらしさ”を一緒に見つける、創る、広める

『なみえプロモーション課』プロジェクトメンバーを募集しています。

2011年3月11日のあの日を境に、浪江町から人がいなくなりました。

それと同時に、請戸(うけど)漁港の日の出も、請戸川沿いの桜も、津島(つしま)地区の山の紅葉も、

私たちにとって普通のことが奪われてしまいました。

震災から6年後、町の一部で避難指示が解除となりました。少しずつ人が戻ってきました。

戻ってきた人たちは、元のなみえらしい町へ戻そう、そしてもっとすてきな町にしようと暮らしています。

辛い経験をしたでしょうと言われます。辛い、苦しい、悲しいのは確かです。でも、私たちは答えます。

『あきらめないよ』


福島県の海沿いの真ん中にある浪江町は、海から山にかけて、蝶が羽を広げたような形の町です。

昭和28年から31年にかけて、浪江町・幾世橋(きよはし)村・請戸(うけど)村・大堀(おおぼり)村・

苅野(かりの)村・津島(つしま)村の1町5村が合併し、現在のかたちとなりました。

田舎町だから何もないという人もいますが、海も、山も、川もあります。

とりわけ水のきれいな町で、震災前はその水を求めて大手製薬会社が工場を立地しました。

1町5村出身の町民や、当時最先端分野で働く人たちなど、色とりどりのルーツ、バックグラウンドが渾然一体となった

浪江町は、新しい出会いを歓迎し、挑戦者をこころよく受け入れる町として発展してきました。

そして2011年3月11日、東日本大震災と原発事故が起きました。

私たちが大切にしてきたもの全てを失いました。ゼロどころか、マイナスとさえ感じるほどに。


なみえは今、新たな舞台に立っています。

世界最大級のCO2フリー水素製造拠点「福島水素エネルギー研究フィールド」は、町の水を使って水素を製造しています。

なみえで『あきらめない』人たちがいます。

トルコギキョウの一大産地を目指すNPO法人Jin、えごまから新しい浪江産商品を生み出す石井農園。

なみえの『あきらめない』心を応援してくれる人たちがいます。

ももいろクローバーZの”あーりん”こと佐々木彩夏さんプロデュースによる「浪江女子発組合(通称「JA浪江」)」

福島イノベーション・コースト構想による東京工業大学や東京農業大学との連携

株式会社 良品計画との連携協定による道の駅浪江への出店


”なみえらしさ”ってなんなのでしょう。

景色とか、観光地とか、ローカルフードとか。近いけど、ちょっと違う。

醸し出す雰囲気とか、その土地に実際に住んでみて感じ取れるもの。でも確かにそこにある絶対的存在、”らしさ”。

”らしさ”=不変的なイメージを抱きがちですが、私たちはなみえに関わる新しい出会いを大切にし、

挑戦者たちと一緒に変化、進化しながら”なみえらしさ”を見つけ、創り、広めていきたいと思っています。

道の駅なみえ

 

”なみえらしさ”を「見つける・創る・広める」ために、浪江町では今、こんな悩みが持ち上がっています。

●SNS等を活用した情報発信

浪江町はイベントの多い町です。春は請戸(うけど)川リバーライン桜祭り・日山の山開き、夏は標葉郷相馬野馬追祭り・なみえ夏祭り・サマーフェスティバルinなみえ、秋は十日市祭り・なみえ音楽祭・大せと祭り、冬はクリスマスのライトアップ・あるけあるけ初日詣・・・。原発事故の影響で、なかなかポジティブなイメージを持たれない浪江町ですが、もっとたくさんの人に楽しんでもらいたい!浪江町をもっとたくさんの人に知ってもらいたい!

●浪江町の自然を活かしたアクティビティを作る

震災前は十万山(じゅうまんやま)や日山(ひやま)の登山や、請戸川や高瀬(たかせ)川での山女や鮎の放流など、アウトドアアクティビティが盛んで住民はもちろん、遠くからも楽しみに来る人がたくさんいました。しかし現在は、帰還困難区域に指定されているため、入山できないなどの制限があり、自然を通じた住民同士のつながりが弱くなってきています。 

●浪江町の新銘菓の開発

浪江町には銘菓がたくさんありました。コトム、賀老(がろう)、小石饅頭、神鳴(かんなり)、津島(つしま)羊羹など・・・。その菓子店のほとんどが休止を余儀なくされ、今浪江町のお菓子がなくなりつつあります。

●商店街のにぎわい作り

浪江町から国道114号線と国道6号線の範囲に7つの商店会があります。そこにはたくさんの商店が立ち並んでいて、町のにぎわいの中心となっていました。今浪江町では駅前のにぎわいを取り戻そうと開発を進めています。

●浪江町の暮らしが見える環境作り

移住・定住を考えている人が実際に浪江町に来てくれたときに、浪江町の良いところを伝えたい。お試し住宅を利用される方に、浪江町での生活のイメージを持ってもらいたい。

 

『なみえプロモーション課』はチーム制で課題解決し、”なみえらしさ”を「見つける・創る・広める」活動を実施します。

一人で一つの課題を解決することはとても難しいです。壁にぶつかったり道に迷ったりしたとき、誰かと協力して乗り越えた先には、より良い成果が待っています。

また、同じ熱意を持った仲間たちと協力することで、新たな発見や、疑問等が生まれ、他の仕事にはない”やりがい”を感じられるでしょう。

言葉では言い表せない”なみえらしさ”を一緒に守りたい。そんな風に思った人は、ぜひ応募してみてください。

募集要項

  • 関連ファイル
  • 雇用関係の有無
    あり
  • 業務概要
    『なみえプロモーション課』プロジェクトメンバーたちとチーム制で浪江町の課題解決をし、”なみえらしさ”を「見つける・創る・広める」活動を実施します。
    <具体的な課題>
    ●SNS等を活用した情報発信
    ●浪江町の自然を活かしたアクティビティを作る
    ●浪江町の新銘菓の開発
    ●商店街のにぎわい作り
    ●浪江町の暮らしが見える環境作り
  • 募集対象
    <求める人物像>
    ・新しいこと、変化することが楽しい人
    ・今まで誰も手掛けたことのないアイディアを実行したい人
    ・人生はアドベンチャーな人
    ・再出発したい人・第二新卒の人
    ・東日本大震災からの復興に携わりたい人
    ・浪江町はこのままではいけない、なんとかしなければと思う人

    ●3大都市圏(※1)内の都市地域、又は地方都市(※2)に居住している方で、採用後、浪江町に住民登録し、生活拠点を移すことが可能な方。
    ※1三大都市圏とは・・・埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、岐阜県、愛知県、三重県、京都府、大阪府、兵庫県及び奈良県内
    ※2地方都市とは・・・過疎、山村、離島、半島等の地域に該当しない市町村
    ●浪江町地域おこし協力隊募集要項の趣旨を理解し、浪江町の活性化に強い志を有し、年齢20歳以上から50歳代までの心身ともに健康な方
    ●普通自動車運転免許を有し、浪江町内、福島県内及び近隣県への運転業務に支障のない方
    ●ワード、エクセル、パワーポイントの基本的な操作ができる方
    ●地方公務員法第16条に規定する欠格条項に該当しない方
  • 募集人数
    10名
  • 勤務地
    福島県浪江町(なみえまち)地内
  • 勤務時間
    週5日・38時間45分
    午前9時00分から午後5時45分(休憩1時間)の1日7時間45分
    休日は水・日・祝日及び12月29日から1月3日まで
    ※休日出勤があった場合は、勤務日を振替します。
  • 雇用形態・期間
    ・雇用形態:浪江町会計年度任用職員(フルタイム勤務)
    ・任用期間:令和3年4月以降
    ※最も早い場合であり、個別事情については、個々に対応します。
  • 給与・賃金等
    ・報酬:月額149,300円から186,500円の間で、浪江町会計年度任用職員制度に準じて決定します。
    ・諸手当:通勤手当、特殊勤務手当、超過勤務手当、夜勤手当及び期末手当を支給します。
  • 待遇・福利厚生
    ・加入保険等:健康保険、厚生年金保険、雇用保険
    ※業務中の事故については、公務災害補償、非常勤公務災害補償又は労災保険で対応します。
    ・休暇:年次有給休暇、特別休暇あり
    ・住居補助:活動費の中から支給します。
    ・引越し代:100,000円を上限に活動費より支給します。
    ・自動車:活動用自動車あります。
  • 申込受付期間
    2020年12月16日 ~2021年02月01日
  • 審査方法
    (1)応募方法
    下記提出書類3点を郵送又は電子メールにてお申込みください。郵送の場合は、「特定記録」等により、確実に応募書類の配達を確認できる手段の利用をお勧めします。申込みの際には別途、電話又は電子メールにより連絡してください。採用者側の電子メールによる返信を持って受付となります。
    ※応募書類の返却はしませんので御了承ください。
    <提出書類>
    ①浪江町地域おこし協力隊エントリーシート
    ②浪江町会計年度任用職員登録申込書
    ③市町村税の未納のないことの証明(住民票のある各市町村で発行しているもの)
    <申込先>
    浪江町役場企画財政課定住推進係
    〒979-1592
    福島県双葉郡浪江町大字幾世橋字六反田7-2
    (2)書類選考
    提出書類により書類選考を行います。結果は郵送により本人宛書面でお知らせします。なお、合格者に対しては、併せて電話連絡します。
    (3)面接
    書類選考の合格者に対し、面接を実施します。日時、場所等については、書類選考の結果通知に併せてお知らせします。
    (4)採否
    面接から10日程度を目安に、郵送により本人あて書面でお知らせします。
  • 参考URL
    浪江町移住定住サイト「なみえに暮らそう」
    https://www.town.namie.fukushima.jp/site/ijyuteijyu/

お問合わせ先

浪江町役場企画財政課定住推進係
979-1592 福島県双葉郡浪江町大字幾世橋字六反田7-2
TEL: 0240-23-5764 FAX: 0240-34-4593