札幌市は1月13日、新たに新型コロナウイルスの感染者が2人死亡、60人の感染が確認されたと発表しました。
亡くなったのは60代と70代の男性2人で、1月12日から13日にかけて死亡しました。北海道内での死者の発表は66日連続となりました。
感染者は非公表含む10代から90代の60人。4日連続で2ケタにとどまっていて10日以降の4日間では最も少なくなりました。
70人を下回ったのは42人だった1月5日以来8日ぶりです。
新たなクラスターが2日ぶりに確認されました。
【札幌市内144例目のクラスター】
●医療機関:5人
職員の感染が12月29日に判明し、濃厚接触者の検査を進めたところ、計5人(患者1、職員4)の感染が確認されました。
20代から80代で、軽症または無症状です。
札幌市は感染拡大の恐れのある期間の濃厚接触した可能性のある41人(患者11、職員30)を把握できているとして、医療機関名は非公表としています。
現在、新規外来を休止し、感染者が発生した病棟からの入退院を一時休止しています。
これまでのクラスターが拡大しています。
●札幌田中病院
新たに患者の感染が確認され、この関連の感染者は計281人となりました。
●119例目 医療機関
新たに職員の感染が確認され、この関連の感染者は計58人となりました。
●134例目 医療機関
新たに患者5人の感染が確認され、この関連の感染者は計140人となりました。
●142例目 介護老人保健施設
新たに入所者の感染が確認され、この関連の感染者は計20人となりました。
ススキノの接待を伴う飲食店、いわゆる"夜の街"関連の感染者は2人増え、計186店舗、648人となりました。
60人中、25人の感染経路が不明で、重症者は前日と変わらず7人です。
一方、126例目の有料老人ホーム(10人)、132例目のニュークラブ(7人)のクラスターは12日付で収束したと発表しました。
政府は東京と近隣の1都3県(神奈川・千葉・埼玉)へ緊急事態宣言を発令し、13日夕方の対策本部会議で大阪、京都、兵庫、愛知、岐阜、福岡、栃木の計7府県にも発令を決定します。
"GoTo"トラベルの一時停止も2月7日まで延長。北海道は1都3県への不要不急の往来自粛を要請し、「集中対策期間」を1月16日以降も延長する方向で調整を進めています。
【12月1日以降の北海道の新規感染者数(札幌市分)】
12月 1日: 206(141)
12月 2日: 176(66)
12月 3日: 205(134)
12月 4日: 210(113)
12月 5日: 183(111)
12月 6日: 187(133)
12月 7日: 123(86)
12月 8日: 204(112)
12月 9日: 197(95)
12月10日: 241(146)
12月11日: 177(107)
12月12日: 189(69)
12月13日: 164(82)
12月14日: 125(84)
12月15日: 104(63)
12月16日: 85(32)
12月17日: 137(67)
12月18日: 141(75)
12月19日: 132(79)
12月20日: 135(57)
12月21日: 109(60)
12月22日: 74(49)
12月23日: 113(59)
12月24日: 123(67)
12月25日: 97(46)
12月26日: 160(96)
12月27日: 85(52)
12月28日: 94(61)
12月29日: 87(60)
12月30日: 133(60)
12月31日: 167(105)
1月1日: 98(64)
1月2日: 77(51)
1月3日: 68(24)
1月4日: 92(60)
1月5日: 79(42)
1月6日: 115(72)
1月7日: 160(98)
1月8日: 181(94)
1月9日: 215(110)
1月10日: 188(76)
1月11日: 134(91)
1月12日: 145(81)
北海道が独自に定める警戒ステージは現在3(札幌市は「4」相当)ですが、北海道全体としてもステージ4の基準に達しているものが7項目中4項目出ています。
【ステージ4への移行基準と直近1週間の状況】(1月6日~1月12日)
・新規感染者数 796人 → 1140人
・陽性率 10% → 6.2%
・新規報告数 増加 → 増加
・入院患者数 350人 → 725人(12日現在)
・療養者数 796人 → 1588人(12日現在)
・重症者数 35人 → 12人(12日現在)
・経路不明割合 50% → 32.0%