「自分のことを好きになれず、苦しい」と思ってる方向けに、俺的心得をご提案します。

どういうこと?

もしあなたに自己愛があり、誰にも強いられず、かつ自然に、自分で自分のことが好きでいられるのであれば、それは大変素晴らしいことであり、賞賛されるべきことです。
(自分への愛があると、何か良くないことが起きた時にメンタルの過剰な消耗を防げて、精神構造として効率的です。自分への愛は素晴らしい感情です。)

ただし!

だからといって…
自分で自分のことを好きじゃないのは、悪いことでしょうか?

自分で自分のことを好きじゃない状態で、他人を好きになることは不可能なのでしょうか?

どっちも「思いっきりNO!」です。

自己愛のない人が、紙にペンでチョロっと何か文字を書いた程度で、自分のことを好きな人間に変身できるのでしょうか?

これも「思いっきりNO!」です。こんなの無茶振りです。

大っ嫌いな他人(あるいは興味ない人)の良い点を無理矢理紙に毎日書き出して、それでその人のことを好きになれますか?答えはNOですよね?
それと同じぐらい、自己愛が「存在しない」状態から「存在する」状態に持っていくのは難しいことなんです。

ついでに言うと

ネットでよくある「他人を愛するには、まずは自分のことを愛さねばならない」?
これ100%ウソです。
これもやっぱり無茶振りです。
『クライアントに無理難題を課して達成できないことによる罪悪感を植え付けて、より長く契約が続く(解約しにくい状態を作り出す)』ことを企んでいる悪徳コンサル並みの無茶振りです。
どうかあなただけでも騙されないでください。

「自分のことを好きになる方法」的なメソッドごときで自分のことが好きになれるのなら、そんなことしなくても最初から(あるいは途中のどこかで勝手に)自己愛あふれる人間として世に出ています。
もちろん、数々のメソッドは何もしないよりは気が楽になりますが、良くないことが新たに発生すると元の木阿弥です。「自分のことを好きになる」という目的で行動を起こさない方が身のためです。

また、「自分で自分のことを好きかどうか」なんて、他人には一切わかりません。
「自分のことが好き!」って言ってる人がホントにその通りか?なんて全くわからないですし
「自分のことが嫌い!」って言ってる人がホントにその通りか?も全くわかりません。
「自分に対して関心がない」って言ってる人の真偽も、結局本人にしかわからないものです。

他人が真に計測できない自分の性質は、他人からすると存在しないのと同じです。
他人からすると存在しないこの性質の育成にあまり固執すると、メンタルを消費するだけで時間の無駄です。

まとめると

上記まとめると、「自己愛」というテーマはこんな感じで扱えば大丈夫です。
・現時点で自己愛があるのならOK、それは素晴らしい
・現時点で自己愛がなくてもそれはそれでOK、どうせ他人にはバレないのでこだわらない
・「自分が好きな人のことが好き」と言う相手には「私は私のことが好きです」と適当に言っておく

で、どう生きるか

あなたの自己愛の有無は今のままで構わないですし、特に目標を持つ必要もありません。

その状態で、好きになれそうな人から好きになっていってください。
自己愛なんかなくても他人を好きになる権利があなたにはあります。

対象は、家族、友人、恋人、職場の人、ネッ友、芸能人やYouTuber、アニメや小説やゲームのキャラ、各種神様、法人、何でもOKです。
一方的に好きになれる(=会うことがない)関係性の方が、相手から嫌われることがないので気がラクです。

どうせ紙に書き出すんなら、自分のいいとこじゃなくて他人のいいとこを書き出してください。

次に、その好きな人の好きな理由や想いを誰かに発表したり、自分の中で強く認識してその「好き」を大きくします。

他の人にその好きな人をけなされることがあれば、それはそれで適当に認めておけばよいです。相手はこちらの過剰な反応を求めているだけなので適当にいなします。ほかの人がどう思っていても、俺たちが誰かを好きになる権利を侵すことはありませんので根性出して好きになってください。

「その人のことを好きなことは人間として間違っている」なんてヒドめの非難を受けても「その通り、私は間違っている」と返事しておけばよいです。

これだけで身の回りのコミュニケーションとあなたのメンタルはより好転し、効率化がより進みます。

自己嫌悪も大歓迎です。他人にはどうせバレません。
自分のことをわざと心配させたり人を不快にさせるようなこと(良い気持ちにはならない、というようなこと)さえ言わなきゃそれでOKです。

並行して、自己愛についての持論を他人に述べない挑戦も行います。
「自分のことが好き」「自分のことが嫌い」「自分に関心がない」「自己嫌悪だ」これらの言葉をいずれも口にしないようにします。好きかと聞かれたら好きと思います(ウソでもOK)と答える程度でOKです。

──

以上です。

俺はたまたま「自分嫌い⇒自分好き」に変化したパターンの人間です。
子供のころは自分が嫌いでネガティブ出身、口癖は「死にたい」でしたが、いつの間にか自分のことが好きでたまらないぐらいになってました。
今では一生死にたくありません。(←?)

たまたまこうなればそれでいいのですが、世には「自分のことを好きになることを無理強いされて苦しんでいる人間」が少なくない数存在することを知り、いたたまれなくなって本投稿を作成しました。

あなたがどんな状態であっても関係なく他人への愛情は今すぐ注げます。
自分が好きになれず苦しいのなら、自己愛の有無なんてしょうもない概念はさっさと外し他人だけを愛して生きてください。という提案でした。

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