今回は、ワイルドターキーのプレミアムバーボン、ラッセルズリザーブ10年を飲んでみます。
現在、ワイルドターキーを手掛けるマスターディスティラーは、ジミー・ラッセルとエディ・ラッセルの親子です。
ジミーは1954年に入社し、65年以上にわたってワイルドターキーに携わっています。
一方の息子エディも1981年入社で、今年で勤続40年を迎えます。
その中で、エディはディスティラーとして手掛ける中で、ワイルドターキーが最も香りや味わいのピークに達するのが10年熟成だと確信し、ジミーに製品化を提案、ジミーも了承し、親子で共同開発したボトルとして、ラッセルズリザーブというブランドを採用しました。
アルコール度数は90プルーフ、45度と少々高めの度数を保つ形で加水されています。
ラッセルズリザーブは、このほかにシングルバレルがラインナップされ、こちらはアルコール度数55度と、ほとんど加水がされないボトルになっています。
液色は濃い目の琥珀色です。
味わいは、辛みが少なく、ほろ苦さの後に酸味が広がり、後味に甘さを感じます。
味わいも、アルコールからの辛みが先に訪れ、その後はビターが舌を支配します。酸味や甘みは隠れてしまいます。
しかし加水が進むと、アルコール感が減り、メロン、バニラ、メープルシロップのような甘い香りが広がるようになり、苦みも抑えられて甘さが再び芽を出します。
味わいは、軽い苦みがあるものの、全体的には甘い印象です。
一方でハイボールだと甘い香りと味わいが再び現れるので、ロック主体で飲む人は加水して、ハーフロック状態で飲まないと興ざめしてしまうかもしれません。
750mL、アルコール度数45度、価格は4500円ほどです。
息子が見極めた最高の熟成年数
ジミーは1954年に入社し、65年以上にわたってワイルドターキーに携わっています。
一方の息子エディも1981年入社で、今年で勤続40年を迎えます。
その中で、エディはディスティラーとして手掛ける中で、ワイルドターキーが最も香りや味わいのピークに達するのが10年熟成だと確信し、ジミーに製品化を提案、ジミーも了承し、親子で共同開発したボトルとして、ラッセルズリザーブというブランドを採用しました。
アルコール度数は90プルーフ、45度と少々高めの度数を保つ形で加水されています。
ラッセルズリザーブは、このほかにシングルバレルがラインナップされ、こちらはアルコール度数55度と、ほとんど加水がされないボトルになっています。
バーボンらしさがしっかり、全体的にまろやか
グラスからの香り、液色
グラスからは、バーボンならではのメロン、接着剤の香りがしっかりやってきます。液色は濃い目の琥珀色です。
ストレート
アルコールの刺激は少なく、グラスからやってきたメロン、接着剤の香りが一気に広がります。その後はレモン、青リンゴ、バニラと続きます。味わいは、辛みが少なく、ほろ苦さの後に酸味が広がり、後味に甘さを感じます。
ロック
アルコール感が強まり、刺激が目立ちます。その後は接着剤、レモン、ライムへと香りが続きます。味わいも、アルコールからの辛みが先に訪れ、その後はビターが舌を支配します。酸味や甘みは隠れてしまいます。
しかし加水が進むと、アルコール感が減り、メロン、バニラ、メープルシロップのような甘い香りが広がるようになり、苦みも抑えられて甘さが再び芽を出します。
ハイボール
メロンとバニラの香りが一気に広がり、奥からはメープルシロップの香りも感じられます。味わいは、軽い苦みがあるものの、全体的には甘い印象です。
まとめ
ストレートで飲むと、10年熟成ゆえのまろやかさも感じられるのですが、ロックにすると、飲み始めは若いバーボンを思わせる印象に変わり、熟成感が失われてしまうように思えます。一方でハイボールだと甘い香りと味わいが再び現れるので、ロック主体で飲む人は加水して、ハーフロック状態で飲まないと興ざめしてしまうかもしれません。
750mL、アルコール度数45度、価格は4500円ほどです。
<個人的評価>
- 香り B: バーボンらしさがしっかりしている。アルコール感が少なくて甘い香りが目立つ。
- 味わい B: ロックの飲みはじめに辛み、苦みが目立つが、それ以外だと酸味が先行し、甘さがついてくる。
- 総評 B: ストレートでも比較的飲みやすく、バーボンらしさをしっかり堪能できる。