新型コロナウイルス感染症の拡大を防止するためのお願い
2021年01月14日 | コンテンツ番号 49784
感染拡大を防止するため
新型コロナウイルス感染症対策について(1月8日から:1月8日決定)
1 県外との往来 / 2 基本的な感染対策の実施 / 3 冬期間における感染防止策の実施 / 4 各施設における感染防止策の実施 / 5 イベント・行事等の開催 / 6 感染拡大の傾向がみられる場合の措置の実施 / 7 誹謗中傷の禁止
1 緊急事態宣言を受けた本県の対応
県外との往来について
緊急事態宣言が発出された地域(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、栃木県、愛知県、岐阜県、大阪府、京都府、兵庫県、福岡県)との往来は、真にやむを得ない場合を除いて避けてください。
真にやむを得ない場合の例
- 物流、運送サービス、インフラや設備の保守管理など社会の安定の維持に不可欠なサービス等を提供する業務
(上記以外の場合は、仕事等であっても、目的や延期の可否、リモートでの実施を改めて検討の上、必要な場合を除いて往来を自粛) - 入学試験や各種資格試験、就職活動等
緊急事態宣言発出地域以外との往来は、訪問先の自治体が出しているメッセージや感染状況に注意し、慎重に判断してください。
感染防止策を改めて徹底しましょう
- 会食時を含めたマスクの着用、「手洗い」などの基本的な感染対策、「三密」回避、換気や加湿、こまめな拭き掃除などといった感染防止策を徹底する
- 食事の場で感染が多く発生していることに留意し、以下のようなことに気を付ける
○ 飲酒の有無や昼夜にかかわらず、大人数・長時間にわたる飲食や集まりは避ける。
○ 特に普段接していない方と共にする場合は注意する。
○ 飲食の際は食事に専念し、会話の際はマスクを着用する。大声を出さない。
○ お酌・回し飲み・大皿のつつき合い、箸・マドラーなどの共用をしない。 - 「接触確認アプリ(COCOA)」を活用する
新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)について(このサイトの別のページに移動します。) - 発熱や体のだるさ、味覚・嗅覚の異常を感じたときは、無理に外出せず速やかにかかりつけ医等に電話で相談する
2 感染リスクが高まる「5つの場面」等について
これまでの感染拡大の経験から、感染リスクが高い行動や場面が明らかになってきていることを受けて、国の新型コロナウイルス感染症対策分科会では、これまでのクラスター分析で得られた知見から、以下のような提言をまとめました。県民の皆さまにおかれましては、これらを参考に、引き続き、感染リスクが高い行動を避けていただき、感染拡大防止にご協力をお願いします。
感染リスクが高まる「5つの場面」
- 飲酒を伴う懇親会等
○ 飲酒の影響で気分が高揚すると同時に注意力が低下する。また、聴覚が鈍麻し、大きな声になりやすい。
○ 特に敷居などで区切られている狭い空間に、長時間、大人数が滞在すると、感染リスクが高まる。
○ また、回し飲みや箸などの共用が感染のリスク - 大人数や長時間におよぶ飲食
○ 長時間におよぶ飲食、接待を伴う飲食、深夜のはしご酒では、短時間の食事に比べて、感染リスクが高まる。
○ 大人数、例えば5人以上の飲食では、大声になり飛沫が飛びやすくなるため、感染リスクが高まる。 - マスクなしでの会話
○ マスクなしに近距離で会話をすることで、飛沫感染やマイクロ飛沫感染での感染リスクが高まる。
○ マスクなしでの感染例としては、昼カラオケなどでの事例が確認されている。
○ 車やバスで移動する際の車中でも注意が必要。 - 狭い空間での共同生活
○ 狭い空間での共同生活は、長時間にわたり閉鎖空間が共有されるため、感染リスクが高まる。
○ 寮の部屋やトイレなどの共用部分での感染が疑われる事例が報告されている。 - 居場所の切り替わり
○ 仕事での休憩時間に入った時など、居場所が切り替わると、気の緩みや環境の変化により、感染リスクが高まることがある。
○ 休憩室、喫煙所、更衣室での感染が疑われる事例が確認されている。
感染リスクを下げながら会食を楽しむ工夫
利用者のみなさんへ
- 飲酒をするのであれば、 ①少人数・短時間で、②なるべく普段一緒にいる人と、③深酒・はしご酒などはひかえ、適度な酒量で。
- 箸やコップは使い回わさず、一人ひとりで。
- 座の配置は斜め向かいに。
(正面や真横はなるべく避ける)
(食事の際に、正面や真横に座った場合には感染したが、斜め向かいに座った場合には感染しなかった報告事例あり。) - 会話する時はなるべくマスク着用。
(フェイスシールド・マウスシールド※1はマスクに比べ効果が弱いことに留意が必要※2。)
※1 フェイスシールドはもともとマスクと併用し眼からの飛沫感染防止のため、マウスシールドはこれまで一部産業界から使われてきたものである。
※2 新型コロナウイルス感染防止効果については、今後さらなるエビデンスの蓄積が必要。 - 換気が適切になされているなどの工夫をしている、ガイドライン*を遵守したお店で。
- 体調が悪い人は参加しない。
お店のみなさんへ
- お店はガイドライン*の遵守を。
(例えば、従業員の体調管理やマスク着用、席ごとのアクリル板の効果的な設置、換気と組み合わせた適切な扇風機の利用などの工夫も。) - 利用者に上記の留意事項の遵守や、接触確認アプリ(COCOA)のダウンロードを働きかける。
飲酒の場面も含め、全ての場面でこれからも引き続き守ってほしいこと
- 基本はマスク着用や三密回避。室内では換気を良くして。
- 集まりは、少人数・短時間にして。
- 大声を出さず会話はできるだけ静かに。
- 共用施設の清掃・消毒、手洗い・アルコール消毒の徹底を。
*ガイドラインについて:従業員で感染者が出たある飲食店では、ガイドラインを遵守しており、窓を開けるなど換気もされ、客同士の間隔も一定開けられていたことから、利用客(100名超)からの感染者は出なかった。
寒冷な場面における新型コロナ感染防止等のポイント
- 基本的な感染防止対策の実施
○ マスクを着用(ウイルスを移さない)
○ 人と人との距離を確保(1メートルを目安に)
○ 「5つの場面」、「感染リスクを下げながら会食を楽しむ工夫」を参考に
○ 3密を避ける、大声を出さない - 寒い環境でも換気の実施
○ 機械換気による常時換気を(強制的に換気を行うもので2003年7月以降は住宅にも設置。)
○ 機械換気が設置されていない場合は、室温が下がらない範囲で常時窓開け(窓を少し開け、室温は18℃以上を目安!)
また、連続した部屋等を用いた2段階の換気やHEPAフィルター付きの空気清浄機の使用も考えられる(例:使用していない部屋の窓を大きく開ける)
○ 飲食店等で可能な場合は、CO2センサーを設置し、二酸化炭素濃度をモニターし、適切な換気により1000ppm以下(*)を維持
*機械換気の場合。窓開け換気の場合は目安。 - 適度な保湿(湿度40%以上を目安)
○ 換気しながら加湿を(加湿器使用や洗濯物の室内干し)
○ こまめな拭き掃除を
3 冬のコロナ対策へのご協力のお願い
これから冬にかけて、忘年会等の飲食を伴う懇親会が増えてくることが見込まれます。県民の皆様には、「マスクの着用」「3密の回避」「手洗い・消毒」などの基本的な感染症対策を徹底してくださるようお願いします。
また、感染予防に係るポスターを内閣官房で制作しましたので、職場やお店への掲示等にご活用ください。
※ PDFファイルをご覧になれない方は、お手数をお掛けしますが、新型コロナウイルス感染症対策本部(総務課 電話番号:018-860-1054)にお問い合わせください。
4 県民の皆さまへのお願い
新型コロナウイルス感染症は、飛沫感染や接触感染により、他の人に感染を広げることが知られています。ワクチンや有効な治療薬が開発されるまでは、警戒を怠れば、感染が拡大する可能性があります。このため、事態が収束するまでの長丁場に備え、これらの感染経路へのリスク対策を取り入れた新しい生活様式を実践していく必要があります。
自らを感染から守るだけでなく、自らが周囲に感染を拡大させないよう、一人ひとりの心がけが何より重要であります。県民の皆さまにおかれましては、日々の生活において、次のポイント等を参考に、感染防止対策に取り組んでくださるようお願いします。
人との接触を8割減らす、10のポイント
- ビデオ通話でオンライン帰省
- スーパーは1人または少人数ですいている時間に
- ジョギングは少人数で、公園はすいた時間・場所を選ぶ
- 待てる買い物は通販で
- 飲み会はオンラインで
- 診療は遠隔診療(定期受診は間隔を調整)
- 筋トレやヨガは自宅で動画を活用
- 飲食は持ち帰り、宅配も
- 仕事は在宅勤務(通勤は医療・インフラ物流など社会機能維持のために)
- 会話はマスクをつけて
「新しい生活様式」の実践例
- 一人ひとりの基本的感染対策(身体的距離の確保、マスクの着用、手洗いなど)
- 日常生活を営む上での基本的生活様式(咳エチケット、換気、三密の回避など)
- 日常生活の各場面別の生活様式(通販も利用、公園はすいた時間・場所を選ぶ、持ち帰りの利用など)
- 働き方の新しいスタイル(テレワーク、時差通勤、対面での打ち合わせ時の換気とマスク着用など)
5 事業者の皆さまへのお願い
感染拡大を防止しながら事業活動等を行っていく上で必要となる主な対策の基本的な考え方や留意点は次のとおりです。事業者の皆さまには、作業やサービスを提供する場面ごとに接触感染と飛沫感染等のリスクを評価し、そのリスクに応じた対策をご検討の上、適切に対応してくださるようお願いします。
なお、施設の種類に応じて、取り組んでいただきたい対策の例をまとめましたので、各業界団体が作成する業種ごとの感染拡大予防ガイドラインも踏まえながら、適切な対応をお願いします。
⇒ 業種ごとの感染拡大予防ガイドラインは、新型コロナウイルス感染症対策(内閣官房特設サイト)からご確認ください。(【業種ごとの感染拡大予防ガイドライン一覧】をクリックし、ガイドライン掲載URLからご確認ください。)
(1)基本的留意点
- 人との接触を避け、対人距離を確保(できるだけ2mを目安に)する。
- 感染防止のための入場者の整理(密にならないように対応。発熱又はその他のかぜ症状のある者の入場制限を含む。)を行う。
- 入口及び施設内に手指の消毒設備を設置する。
- マスクを着用する(従業員及び入場者に対する周知)。
- 施設の換気(2つの窓を同時に開けるなど)を行う。
- 施設の消毒を行う。
(2)症状のある方の入場制限
- 発熱や軽度であっても咳・咽頭痛などの症状がある人は入場しないよう呼びかける。
- 状況によっては、発熱者を体温計などで特定し入場を制限する。
- 業種によっては、万が一の感染者発生に備え、個人情報の取扱いに十分注意しながら、同意を得た上で入場者等の名簿を適正に管理する。
(3)感染対策の例
- 他人と共用する物品や手が頻繁に触れる箇所を工夫して最低限にする。
- 複数の人の手が触れる場所を適宜消毒する。
- 手や口が触れるようなもの(コップ、箸など)は、適切に洗浄消毒するなど特段の対応を図る。
- 人と人が対面する場所は、アクリル板・透明ビニールカーテンなどで遮る。
- ユニフォームや衣服はこまめに洗濯する。
- 手洗いや手指消毒の徹底を図る。
※ 美容院や理容、マッサージなどで顧客の体に触れる場合は、手洗いをよりこまめにするなどにより接触感染対策を行う(手袋は医療機関でなければ特に必要はなく、こまめな手洗いを主とする)。
(4)トイレ(※感染リスクが比較的高いと考えられるため留意する。)
- 便器内は通常の清掃で良い。
- 不特定多数が接触する場所はきれいに拭いて消毒を行う。
- トイレの蓋を閉めて汚物を流すよう表示する。
- ペーパータオルを設置するか、個人用にタオルを準備する。
- ハンドドライヤーは止め、共通のタオルは禁止する。
(5)休憩スペース(※感染リスクが比較的高いと考えられるため留意する。)
- 一度に休憩する人数を減らし、対面で食事や会話をしないようにする。
- 休憩スペースは常時換気するよう努める。
- 共用する物品(テーブル、いす等)は、定期的に消毒する。
- 従業員が使用する際は、入退室の前後に手洗いをする。
(6)ゴミの廃棄
- 鼻水、唾液などが付いたごみは、ビニール袋に入れて密閉して縛る。
- ゴミを回収する人は、マスクや手袋を着用する。
- マスクや手袋を脱いだ後は、必ず石鹸と流水で手を洗う。
(7)清掃・消毒
- 市販されている界面活性剤含有の洗浄剤や漂白剤を用いて清掃する。
- 通常の清掃後に、不特定多数が触れる環境表面を、始業前、始業後にきれいに拭いて消毒する。
- 手が触れることがない床や壁は、通常の清掃で良い。