以前に他でも少し触れたのですが、これを機会に纏めておきます。 コード進行やアレンジのパクリです。 （以下、☆印は元曲と考えられる曲です） １．許せるパクリ（稚拙なパクリで笑っちゃう編） ★晴れたらいいね（ドリカム） http://www.youtube.com/watch?v=2wJzwsVfqo0 ☆雨に濡れても（バート・バカラック） http://www.youtube.com/watch?v=HnuPHM2gf4c ・Ⅰ→ⅠＭ７→Ⅰ７→Ⅳという歌い出し４小節のコード進行 ・シャッフルのリズム ・エンディングの８ビート ドリカムさんはパロったのでしょうかねぇ。 「晴れたら」では、転調を重ねたのはいいけど元に戻れないとか（故・黛敏郎氏の指摘の受け売りですが）、 「Ｄｍ７→Ａｍ→Ａ♭７」のコード変化に合わせた不自然な節回し等、 作曲技巧上の稚拙さも目立ちますので、まぁ笑って済ませられますけどね。 ２．呆れたパクリ（歌もこれじゃあ…シェリルに挑戦したつもり？編） ★決戦は金曜日（ドリカム） http://www.youtube.com/watch?v=FskKiqx7eDE ☆Got to be Real http://www.youtube.com/watch?v=EoXvDleWJ5U まあ、コード進行（基本「♭ⅥＭ７→Ⅴ７→Ⅰｍ」の逆循環コード）は珍しくないからいいとして、 アレンジ面（ホーンセクションや歌のシャウト（？）の節回し等）は決定的ですね。 どう頑張ってもシェリルにはかなわないでしょう。 それからもう一つ、「許容範囲」は何か、でしたね。 それは元曲を凌ぐような出来栄えであり、オマージュであること。 その代表がこれだと思います。 ☆Emotions（Mariah Carey） http://www.youtube.com/watch?v=qPKsQD1Lsk4 「決戦」とは対称的です。比較するのも「許容範囲」と言うのも大変おこがましいですが。 美和さんも、このぐらいの発声や音域でしたらねぇ… ３．許せないパクリ（出来損ないだが悪質で盗作に等しいだろう編） ★７月７日、晴れ（ドリカム） http://www.youtube.com/watch?v=JkDKPZH93hk ☆Brother to Brother（Gino Vanelli） http://www.youtube.com/watch?v=5YYSKY_VBL4 これはジノ・ヴァネリの名作ですが、ドリカムさんはこのイントロ＆サビを堂々１０小節間もパクっています（歌い出し２小節間も）。 最初の４小節間はⅤ７sus4から始まる循環コードで、ベースがⅤのペダルをとり、 ５小節目からは「Ⅱｍ７→Ⅲｍ７｜ⅣＭ７→Ⅴ７」とダイアトニックに上行して７小節目でⅥＭ７に転調しこれが２小節続き、 ９～１１小節目が「＃Ⅵｍ７－５｜＃Ⅱ７｜♯ⅤＭ７」と、マイナーからメジャーへの「Ⅱ－Ⅴ－Ⅰ」形（ピカルディー終止）で再度転調して解決しています。 理論的でなかなか凝った進行だと思います。 イントロ４小節だけならまだしも、この１０小節目まで丸々同じなんて、偶然では考えられませんね。実際、１１小節目では脈絡なくⅥｍへ解決させており、そこまでの流れからは極めて不自然ですので、違う人（音楽理論に疎い人）がコピーして無理やり短絡的に切り繋げたと考えざるを得ません。 テンポを落としたり節回しを変えてみたりと、雰囲気は変えていますが、これは偽装しただけで出来損ない＆悪質な盗作と言えるでしょう。 これが「dedicated to Gino」とでもクレジットしたオマージュだったならまだ可愛げがあったのですがね。 このグループの作曲者はアースの影響は受けたと公言しているそうですが、もっと正直に申告して懺悔して欲しいですね。 他のかたもおっしゃっていましたが、 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1011452005 このグループはホント恥知らずだと思います。 あ、これは悪口なんかではありませんよ。導かれる当然の結論です。 （日本の業界も同罪でしょうけどね。） 《補足》 １箇所コード進行のところで誤記が見付かり、編集できる文字数を超えている為、一旦取り消して訂正のうえ再投稿しました。