後工程とは「その次に何をするか」ですが「その目的は何か」も含みます。
後工程を知らずに回答を始めるとアホがバレて頼りないヤツの烙印を一方的に押されてしまう場合もあり、せっかく回答に消費した時間とエネルギーが無駄になるどころかマイナスの効果を生んでしまいます。

今日は、メンタルの効率化と相手への貢献の両方を最大化する、会話の罠避けの俺的心得を記します。

具体例

Q.短冊切りはどのような切り方か?
A.何の料理を作るか?
その心⇒短冊切りを行うことが適切か?その料理を作ることが適切か?を知ってから回答した方が効率的


Q.仲直りするにはどう話せばよいか?
A.仲直りしてどうするか?
その心⇒なんの目的で仲直りするか?それがその人の幸せに結びつくか?を知ってから回答した方が相手が喜ぶ


Q.見積書はどう作成すればよいか?
A.どこに提出するか?その後の手続きの流れは?
その心⇒商習慣によるケースバイケース、特別対応の有無を先に知ると、よくあるテンプレだけでは足りない項目が早い段階でわかる


Q.この道具の洗い方は?
A.洗って次にどうするのか?洗わないと何が起こるのか?
その心⇒道具の取り扱い対する相手の理解をより深め、習得を早くする


Q.それはどこで買うのか?
A.買ってどうするか?
その心⇒どのように取り扱うか(自分で使うか、人にあげるか、売るのか?など)によって、別のもの別の購入先で買う方がよいかもしれない


Q.○○はどのようにして覚えるのか?
A.覚えて何を成すのか?
その心⇒自分が過去進んだ道と同じものを求めていない場合はアドバイスにならないので、前提条件をあらかじめ確認したい

よくあるトラブル

相手が質問の意味を理解しない

対策⇒なぜそのような聞き返しをしたか?の理由についての前置きを多めに話します。それでも意味が通じない場合はただの雑談なので、「○○のやり方、気になるよね~~」と聞き流してさっさと次の話題に移ります。

相手に回答の意思はあるが回答が出てこない

対策⇒相手の目的を深堀するヒアリングに移ります。どのような困りごとがあるのか?何も困ってないならただの雑談です。

相手が回答を拒否する

(!!要注意ケース!!)

相手が「ややこしい」人間である場合、このパターンがたまに発生します。慎重な対応が必要です。

相手はこちらの言質取りのための質問を行っています(こちらの回答を記録して、あとでクレームの根拠に使う)

対策⇒こちらも回答を拒否します。

◇拒否の具体例◇

「私が回答を行うのは、あなたの目的達成に貢献するためです。私があなたの目的を知らない状態でいいかげんな回答はできません。心苦しいがどうしても回答できない事情があるならご自分で調べるか、ご自分で定義ください」といった文句をよく用います。

※これを口頭で言うと「回答を拒否された」というクレームが発生する場合があります。まずはメールでのやりとりを要求し、文書で上記の回答を行うなど、工夫を凝らしてください。

──

以上です。

本理論はシステムエンジニアの業務上の「あるある」を、仕事全般や日常の会話に応用したものです。

SE/PGをやっていると「後工程についてこちらが知ってるわけ無いのにその情報提供が一切無しのいきなり質問コーナー!!」に山ほど遭遇します。
こんな質問を行う人は無能であるかあまりに無知識なので、真面目に即回答なんてすると時間を無駄にします。しかも相手も一切喜びません。「何だこの会話?」という結果になり、こちらも相当にメンタルを消費します。

世のSEは全員、防衛本能的に無意識で本理論を駆使しています(そうしないとメンタル崩壊します)

SEでない方にも役立つと思うので、ぜひ取り入れてみてください。という提案でした。

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