【新型コロナ】ＮＹ州、ワクチン対象65歳以上に－メッツ本拠地で接種

トランプ米政権は新型コロナウイルスのワクチン接種対象を65歳以上の全員とし、各州にワクチンへのアクセスを拡大するよう促した。ガイダンスの変更を受け、ニューヨーク州では接種対象年齢を75歳以上から65歳以上へと引き下げた。

　　ニューヨーク市では大リーグのニューヨーク・メッツが本拠とするスタジアム「シティ・フィールド」を25日の週から大型ワクチン接種センターとして利用すると、デブラシオ市長が明らかにした。

　　米国は国外からの渡航者全員に新型コロナ検査を義務付ける方針だと、ダウ・ジョーンズが報じた。

　　欧州連合（ＥＵ）はワクチン供給契約で８件目の合意を結んだ。当局者によると、ＥＵでは４月から配布が加速する。英国はワクチン接種を済ませた人の数が、他の欧州諸国全てでの人数とほぼ同程度に上るが、感染の急拡大を抑えるため制限の順守を徹底させる。

ジョンソン首相、日曜にサイクリング－国民にはロックダウン順守求め

　　フランスで確認された感染の約１％は英国で発見された変異種だったと、ベラン保健相が12日に上院公聴会で発言した。７日と８日に感染が明らかになった数千例を当局が検査し、判明したという。

　　ドイツのメルケル首相は、現在の厳しいロックダウン（都市封鎖）措置が３月後半まで続く可能性があると警告した。

メルケル独首相、厳格なロックダウンがさらに10週間続く可能性を警告

　　中国の科興控股生物技術（シノバック・バイオテック）の協力で開発されたワクチンの有効性は50.38％だったと、ブラジルのサンパウロ州政府とブタンタン研究所の職員が記者会見で明らかにした。この数字は承認するに当たって世界の当局が求める下限を超えているものの、先週発表された78％を大きく下回る。78％は極めて軽度の症状が除かれた数字で、これを含めると有効性は50.4％に低下すると説明した。

中国シノバックのワクチン、４つの大きく異なる有効性－信頼失う恐れ

　　中国河北省の徐建培副省長は12日、新型コロナウイルス感染拡大を受けて邢台、廊坊両市もロックダウン対象に含めると発表した。

中国河北省の石家荘市、コロナ拡大で市外への鉄道利用禁止－ＣＣＴＶ

　　徐副省長は記者会見で、車両や住民は必要であることを証明できなければ市外に出ることが禁じられると説明。同省では12日午前０時から同10時までに省内の感染例が新たに21件報告され、そのうち石家荘市で16件が確認されたことを明らかにした。

　　欧州医薬品庁（ＥＭＡ）はアストラゼネカとオックスフォード大学が共同開発した新型コロナワクチンの審査に入る。ＥＭＡによれば、今月29日までに同ワクチンに関する意見を示す可能性がある。

　　英国では同ワクチンは認可済みで、４日から投与が始まった。

　　米国では議員２人が感染。先週起きた連邦議会議事堂への暴徒乱入で避難した際に感染したという。

　　世界保健機関（ＷＨＯ）の科学者チームは、新型コロナのパンデミック（世界的大流行）の起源を探るため14日に武漢に到着する。中国国家衛生健康委員会が明らかにした。到着後に中国の科学者と共同で調査を行う。

　　マレーシアは緊急事態を宣言。韓国では新規感染者が８日連続で1000人を下回った。インドでは１日当たりの新規感染者が昨年６月以来の少なさだった。

　　米ジョンズ・ホプキンズ大学とブルームバーグの集計データによれば、世界の累計感染者数は9100万人を突破し、死者数は計194万人を上回っている。全世界でこれまでに2900万回余りのワクチン接種が行われた。

原題：N.Y. Lowers Vaccine Age to 65; Shots at Citi Field: Virus Update、*U.S. TO REQUIRE COVID TESTS FOR ALL INTERNATIONAL VISITORS: DJ、Overall Efficacy of Sinovac Vaccine in Brazil Just Above 50%、India Cases Lowest Since June; Malaysia Emergency: Virus Update、China’s Hebei Imposes Lockdown in More Cities on Virus、U.S. Lawmakers Test Positive; India Cases Ease: Virus Update（抜粋）