スクリーニング検査の条件は、①見逃しがない(高い感度)、②簡便で費用が安い、③非侵襲的性などがあげられます。コロナPCRの特徴は低い感度(70%)と高い特異度(96-99%)で、確定検査にむいています。すなわち①と②を満たしません。無理矢理スクリーニングに使うと、費用と手間に比し効果が少ないのです
スレッド
会話
返信先: さん
通常の診療とちがって無症状者を対象におこなわれる検査を、日本語ではスクリーニングとか健康診断といいますが、このスクリーニングには利益も害もあることが一般に知られています。早期診断や無症候性患者をみつけることはかならずしも望ましいことではなく、そこにはエビデンスが必要となります。
2
12
30
無症候者におこなうスクリーニングは、早期発見にメリットがあるかというエビデンスの点のほかに、偽陽性者の心理的負担や過剰治療の問題などがあります。受けるかどうかは自己決定にゆだねられるほかないのですが、人間はしかし情報があればあるほど決断に躊躇するようになるという性質もあります。
1
8
21
PCRの偽陽性は欧米でも問題とされています.先日のランセットの報告によると,疑陽性率は0.8%から4.0%のあいだとされています.理想的な状況で想定された同定感度とちがって,実際の臨床の場,とくに検査前確率が低い対象の感度特異度はだいぶ低いと論文で指摘されています
thelancet.com/action/showPdf
1
7
17
偽陽性率の推定の根拠は以下の論文です.COVID-19の診断のゴールドスタンダードはまだないため真の偽陽性率は知りようがないのですが,ほかのRNAウイルスPCRの偽陽性率の20論文をメタアナリシスして,その四分位範囲の0.8-4.0%の中央値2.3%を現時点での偽陽性率としています.medrxiv.org/content/10.110
2
3
5
SARS-CoVのPCRにおいてもこの程度の偽陽性率でしたから,臨床的には非常に納得できる数値です.さらに論文では実際に偽陽性がでる要因をていねいに分析していますが,analytical specificityとoperative specificityはまったくちがうことを強調し,臨床検査に100%はありえないことを示唆しています.
1
3
返信先: さん
huhp.hokudai.ac.jp/news/2020-09-2
huhp.hokudai.ac.jp/wp-content/upl
上記の研究結果によれば、感度も高く特異度も十分高いのでスクリーニングには適当であると考えられる。
1
2
7
興味深い論文に着目しましたね.内容は読んでみましたか? これはわれわれのあいだでもかなり議論になったものです.ゴールドスタンダードがない,すなわち確定診断ができない疾患について,ある特殊な統計モデルをたてて,2つの独立した検査の結果によりその有病率を推定するという試みです.
1
1
返信を表示
返信先: さん
高い特異度(96-99%)という表現は矛盾してるな。それでは特異度が低いことになるでしょう。
PCRの特異度は99.999%とかで、限りなく100%に近い。
抗原定性迅速検査は、そのくらいの性能だと思いますが。
10
返信をさらに表示
Twitterを使ってみよう
今すぐ登録して、タイムラインをカスタマイズしましょう。
アカウント作成
トレンド
政治 · トレンド
Doritos
CNN reporter Daniel Dale confirms that a viral screenshot of a correction supposedly issued by CNN is not real
19,516件のツイート
政治 · トレンド
dustin
353,103件のツイート
アメリカ合衆国のトレンド
Amber Glenn
Amber Glenn takes silver at the US Figure Skating Championships after a career-best weekend
アメリカ合衆国のトレンド
Wizard of Oz
1,882件のツイート
ナショナルホッケーリーグ · トレンド
Husso
さらに表示