貧乏になった日本 | 富とは無限の選択肢

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国の歳出で急増しているのは社会保障費だ。
なかでも年金と医療費はウエイトが大きく、社会保障費の80%近くを占めている。
(残りの20%強は介護・子育てなど)

社会保障は“今生きること”に直結してくる問題なので、
教育や公共事業・防衛などは二の次にされやすい。

予算不足は国債で補えるが、国債は借金のようなものである。
今現在においても国債償還(返済)のために多額の税金が投入されている。

“日本の借金”の場合は、国が国民から(国債で)借り入れしているので、
「国民一人当たり800万円の借金」といった表現は的外れという意見もあるが、
国債償還のために国が税金を上げて、国民の納税額が増えることを考えると、
「国民の借金」という表現は間違いではないと思う。


日本経済を一般家計に例えるなら、
年収350万円の家庭が金融機関(超低金利)から150万円の借り入れをして、
500万円生活をしているような感覚だ。
(歳入総額のうち公債金の割合が30%強あるので)

健康長寿推進(元気に長生きしよう)の話があまり聞かれなくなったのは、
少子高齢化による年金・医療費の財源確保が厳しくなってきたからだと思う。

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