会話の罠をうまく避けて、世にたまにいる悪魔と徹底的に戦うための俺的心得です。

「否定するわけじゃないけど」という言葉は、悪魔の言葉です。
構造分解と解説を示し、対策を述べます。

「否定するわけじゃないけど」の精神構造

①発言者は、対象者との議論を避けています。

②発言者は、対象者に何らかの指摘や非難を与えようとしています。

③対象者に与えたい指摘や非難の本題について、発言者はあたかもそれが一般的な事実であると勘違いをしています。

④発言者は自らの勘違いを勘違いと理解せず、発想(論点)の誤りに気付くこともなく、対象者にその概念を議論することなく、無理矢理押し付けるためのキーワードが「否定するわけじゃないけど」です。

解説

まとめると「自分は悪者になりたくないけど、あなたは一般的に見て間違っていると思うし、そう伝えたい」という意思表示が「否定するわけじゃないけど」という言葉に集約します。

対象者は、体裁上否定されているわけでないので反論を繰り出すことも許されず、発言者の発想(論点)の誤りを訂正することもできません。ヘタに嚙みつくとこっちがケガするので黙って聞くしか手段がない、悪魔の爆弾のような発言が「否定するわけじゃないけど」です。

対策について

まずは、相手の「否定するわけじゃないけど」の発音が完了する直前のタイミングで「それ否定してる」と応酬のジャブを浴びせるのが効果的です。ガラが悪くなりますが、同時に人差し指を相手に向けるのも効果的です。

こちらの「それ否定してる」の発音は、相手の発音終端と自分の発音開始がコンマ数秒被るぐらい(いわゆる「食い気味」)で行う必要があるため、事前訓練は必須です。

事前訓練は護身術の練習(手首を掴まれたらこう返す!など)な感じで繰り返しやってみてください。

事前訓練

※周りに誰もいないときに行うのが望ましいです。

1.頭の中に適切な相手(仮想敵)を用意し、会話をする
2.頭の中で会話しますが自分の発音は実際に口から声を出して行います。
3.以下のような発音訓練を行います。以下のカッコは相手の発言想定であり、脳内発音です。
(う~ん、○○を否定するわけじゃないけど)
「それ否定してる」
(え)
「その話続けてみて」

「それ否定してる」が適切なタイミングで発音できればOKなので、事前訓練はこの程度で済ませます。

実践編

1.ヒアリング

「それ否定してる」のジャブが完了した後、相手の意見を情報として引き出して言質を取ります。

※ジャブがミスったらそれは俺たちの準備不足であり負けの確定となります。
その場合以下の2.3.はキャンセルして今回は諦め、次回の戦いに持ち越します。

2.ペテンをかましてでも戦う

相手の意見を引き出したら、徹底的にその意見の誤り(事実に基づいていない)、発想の誤り(筋違い、論点が違う等)をほじくり出して戦う姿勢を示します。

頭の中が冷静でいられるなら、わざと感情的になるフリをするのも効果的です。

3.負けを認める(体裁)

相手の意見や発想をある程度処理できたら「とは言っても俺が間違ったことをしてるのには変わりはないけどな。すまんな」などと締めくくり、負けを認めるような体裁で会話を終えます。

このタイミングでトイレに立つのも効果的です。

──

以上です。

本理論は応用編として「詮索するわけじゃないけど」という相手の発言にも同様に対処できます。
(「それ詮索してる」と素早くジャブを返す)

注意点として、「否定するわけじゃないけど」と相手が発言できる場合、あなたはすでに相手からナメられている可能性があります。その場合も徹底抗戦は当然行いますが、その後の付き合いは見直した方がよいでしょう。
※関連投稿⇒二日前の投稿です。たった一度でもナメられたら、潔く諦めて一生挽回しない

俺たちの周りに、たまに悪魔が現れます。
会話を後から思い出して、いわゆる「モヤモヤ」するぐらいなら、事前対策を行ってその場で徹底抗戦しておきましょう。一度うまくいくと、相手は二度と同じような発言を行わなくなるのでお勧めです。という提案でした。

**

メンタルSEの愛と勇気100%ブログでは、少しでもあなたのより良い人生に貢献できるよう、俺的心得の投稿を行い日々あなたに新しい提案を行います。
Twitterでは投稿時の通知も行っていますので、よければこの青イルカをフォローしてあげてください。Twitterアカウントはこちら

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterもあるよ!

おすすめの記事