『VBX』声優インタビューVol.8/長谷川育美
medibaから配信中の『VBX(ビボックス)』では男女それぞれ5人のオリジナルキャラクターたちが登場します。今回はこの10人を演じるCVに注目して、彼ら/彼女たちの素顔に迫ってみたいと思います。
天上院朱莉役 長谷川育美
声優を目指したキッカケとは...
―― まずは長谷川さん自身のことを少し聞かせてください。まだキャリアは長くない…ですよね。そもそも声優さんになられたきっかけを教えてもらえますか?
はい、事務所に所属してからは1年半くらいになります。
―― では思いっきり新人声優さんって感じですね。
そうですね。まだ入ったばかりになります。きっかけはもともと漫画もアニメも好きだったんですけど、声優さんという存在に関してはじつはそれほど
興味がなかったんですよ。中学1年生のときにテニス漫画にハマりまして…(笑)。あれって、キャラクターのフィーチャーがすごいじゃないですか。キャラソンもたくさんあるし。ライブもラジオもあって。
―― なるほど。そこで声優の存在を意識したと。
そうです。友達にCDを借りたりしていろんなコンテンツに触れまして、「こんなことまでやっているんだ…」と。そこで声優さんの仕事の幅を知って、単純にそこでやってみたいと思ったのがきっかけですね。私はミュージカルも好きだったんですけど、まだ中学生だったので行けなかったんですよね。その作品の音楽だけのイベントには3回くらい行きました。
―― そのころもう「声優をやってみたい」というのは考えていました?
はい。でも具体的に行動するというところまではいっていなくて、なんとなくこの職業いいなというくらいでした。
―― ではとりあえず高校にはふつうに進学して、そのさきの進路で具体的に考えるようになったということですかね。
恥ずかしい話なんですけど、勉強嫌いだったんです(笑)。高校3年生で進路を考えるときに「もう勉強したくないなあ」と思って、なんとなく思っていた声優になる道に進んでみようかなって。そう決めてからは頑なで、先生にも「お前頑固なんだな」って言われました。それで演技経験もまったくないまま専門学校に進んだんです。
―― それは思い切りましたね。部活とかでもやっていなかったんですか。
やってなかったです。演劇部はありましたけど、進路を決めるまでは興味を持っていなかったので入らなかったですね。
―― でも、じゃあ初めてに近い感じで演技をすることになったわけですけど、どうでした?
まず人前に立つタイプでもなかったので、誰かの前で芝居をすることがすごいことだなって思って。でも恥ずかしさはそこまでなかったんです。むしろ楽しく感じたと思います。
―― あ、そんなに抵抗感はなかったんですね。
ですね。まわりの人にも負けてないって思ってて(笑)。そのときは。
―― では、勢い任せに「えいや」と飛び込んでみたけど前向きに楽しかったんですかね。
1年生のときは楽しかったですね。2年制だったので、2年になったときに「先のこと」を考えてピリピリしていたかもしれません。そこから養成所に進まないといけないですから…。2年生の夏休みにいまの事務所(プロ・フィット)の養成所に合格して、11月から専門と並行して養成所に通い始めました。
―― なるほど。結構長き道のりなんですね。専門学校に入った時は自信満々だったとのことですけど、養成所時代はどうだったんですか?
専門学校と養成所の空気は全然違いましたね。「学校」っぽくみんなでワイワイという感じではなかったのであまり目立つこともできなくて、自信満々では決してなかったです。「どうなるのかな」とか考えることもあったし、とにかくやれることをやるという感じでした。
―― 楽しい時期もピリピリした時期も経て事務所に入れたと。まずはおめでとうございます。
とりあえず一歩目は踏み出せました(笑)。いまはアニメやゲームのお仕事を少しずついただいているところです。
―― お仕事の「現場」ってどうですか?
ゲームの現場はひとりのことが多いので、とにかく頑張ろうって感じなのですが、アニメの現場は皆さんいらっしゃるので、初めてのときはものすごく緊張しました。そのときは朝からだったので、お腹に何か入れておかないと音が鳴ってしまうじゃないですか。だから近くのコンビニで食べ物を買ったんですけど、緊張しすぎて喉を通らなくて…。結局無理やり詰め込んで行きました…(笑)。
―― 尊敬されている方とかもいたりします?
ひとりは入野自由さんですね。アニメだけじゃなくマルチに活躍されているのですごいなと思ってずっと尊敬しています。
―― もうひとりは?
沢城みゆきさんです。憧れるの対象としてはいちばん最初だったと思います。声の幅がキャラクターによって全然違うのがすごくて…。引き出しの数がすごいですよね。
―― ゲームは遊びますか?
じつはあんまりやらないんですけど、唯一女性向けの音ゲーだけはすごくやりこんでいて、一番難しいレベルのもっと上がほしいくらいやっています。あと、このゲームはストーリーがすごく好きなんです。
―― スマホ以外はあんまりですか?
小学校の時とかはお兄ちゃんの影響でやったりしていましたけど、中学くらいからちょっと離れてしまったんです。格闘ゲームとかはアクション系が苦手なので、それでお兄ちゃんといっしょにやらなくなったのかもしれません。ゲームよりも私はアニメだったかもしれないですね。とくにジャンプ系はそのころからいまだに好きですね。最近実写で劇場版を公開しているあの作品とか、好きなんですよね。
―― アニメ好きとおっしゃるだけあるチョイスですね(笑)
えー、恥ずかしい(笑)。小学生の時からなんです。あとはアニメ化もしたバスケものとか。
―― やっぱりアニメ好きっぽいですね(笑)
大人の女性、楽しくやれました!
―― 『VBX』の男性キャラクターでお気に入りのキャラはいますか?
先輩の堀江さんや石谷さんのキャラクターといきたいところですけど…。あれ?石谷さんのキャラはまだ出ていないですよね(※6月取材時点)。このインテリっぽい感じカッコいいなって思いましたよ。
―― なんかいま入った情報だとこの見るからに大人っぽいふたりは大学生らしいです。
えー! そうなんですね。でも、私がやらせていただいた天上院朱莉も25歳ですよね。
―― たしかに天上院さんはひときわ大人の女性って感じのキャラクターですね。セリフもセクシーなものが多かったですけど、演じてみてどうでした?
恥ずかしさはまったくなかったですね。まったく。逆に楽しいって思いながらできました。自分じゃ言う機会も無いセリフなので、役を通して言わせてもらって楽しかったですねー。
―― 楽しめたということだと、収録自体は順調でした?
はい、順調だったと…思います。収録前に「このキャラはこういう感じです」ってすり合わせをさせてもらったんですけど、それが終わって「よろしくお願いします!」って挨拶して始めようとしたら最後に…、「イメージ、◯◯さん(有名女優さん)みたいな感じです」と言われました(笑)。
―― おもしろいですね。じゃあ実際にそういう感じで臨んだんですか。
いやー、でもあんまり意識し過ぎたらわけわかんなくなりそうだと思って、◯◯さんは頭の片隅に置きつつ、自分で固めてきた色っぽいイメージでやりました。
―― 「それはそれ」ってやつですね(笑)。ちなみにこういうセクシーキャラっぽいのはやったことはありました?
あんまりやったことなかったんです。だから原稿を読ませていただいたときもお色気担当できるかなっていうのは少し思いました。求められてる色気が出せてるかはぜひアプリで聴いてみてほしいですね。
―― 得意というかやりやすいのはどういう系ですか。
自分の中で好きなのは、クール系だったり、かっこいい女性はやっていて楽しいですね。そういうキャラやっている声のほうが合っているんじゃないかなっていう気がしています。でも、いろいろやってみたいですね。
―― VBXのほかの子だとどうですか?
ちえちゃんかなあ。クールっぽいですよね。真逆でいったら桜坂春ちゃんかなあ。あとことりちゃんはいちばん好きなタイプです。かわいい
―― 男の子の役はやられたりしますか?
はい、やらせていただいたことあります。もともと「男の子(少年)をやりたい」というのが声優を志したときに思っていました。少年役をもらえるとうれしいですね。でも難しいです。男の子の話し方と女の子の話し方ってちがうじゃないですか。
―― そうですね。単純に年齢を落とすだけではできないですよね。
だから「ちょっといまのところは女の子っぽい言い方だったなあ」というリテイクも入ったりすることがまだあります。性別も年齢も超えられるのが声優の魅力なので、もっと頑張りたいですね。さすがに高校生男子とかはむずかしいかな(笑)。
―― すごく女性っぽい声の男性声優さんもいますよね。
そうなんですよね。少年は女性声優がやることがこれまでは多かったんですけど、最近は声の高い男性声優さんが増えてきて少年枠が脅かされてきているんです(笑)。先輩の堀江さんでしたら、(VBXの)皇ヒカルくんの幼少期も絶対できますよね。あ、私VBXでユニットとか組みたいです。それで歌とかをやってみたいですね
―― 夢が急に広がった! 実現したいですねー。もっと広げていくために、ユーザーさんにアピールしてください!
いろんなキャラクターがいるなかで私のやっている天上院さんはお色気担当なので、ほかのキャラとは一味違ったときめきが味わえると思います。吐息感や距離感を意識して演じたのでそこを意識して聞いてもらいたいですね。この子だけ年上ということもあって、余裕な感じで攻めてくるところをぜひ楽しんでいただけるといいなと思います。
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