信徒が異常症状があるといった太もも部分。写真上でも太ももの一部が凹んでいることが見て分かる。[写真 新天地大邱教会側]
今回のアンケート調査結果に対し、専門家は最近海外での調査事例などに言及して「政府次元の体系的な調査・管理が必要だ」とする一致した立場を出した。
忠南(チュンナム)大学病院公共保険医療事業室のキム・ヨンテク教授(元疾病管理本部感染病管理課長)は「コロナは軽症といっても、その相当数が長期後遺症で苦痛を受ける事例が報告されている」とし「政府次元でさまざまなコロナ後遺症に対する規模を早期に把握し、治療など統合的な管理体系を整えなければならない」とした。
翰林(ハンリム)大学聖心(ソンシム)病院呼吸器内科の鄭ギ碩(チョン・ギソク)教授(元疾病管理本部長)は「コロナウイルスは肺など呼吸器を主に攻撃するが、肺ではない場所にも血管に乗って入っていくのでさまざまな異常症状が現れる可能性がある」と説明した。あわせて鄭教授は「今回の調査に基づいて、コロナ完治後に健康に異常があるのかどうかについての国家次元での全体的な実態調査を行わなければならない」とし「別途(後遺症関連)の登録システムを作るのも方法」と話した。
皮膚科専門医で大邱市医師会のミン・ボッキ・コロナ19対策本部長は「コロナ完治後、長期の嗅覚・味覚喪失、脱毛、皮膚疾患などは中等症以上の場合に現れる場合が多く報告されていて、特に中年女性は脱毛症が慢性化する場合もあるとの見解がある」とし「海外でもこれと類似のさまざまなコロナ後遺症に関連した調査結果が発表されている」と話した。
これについて新天地大邱教会側は「異常症状を訴える信徒が多数いる渦中にも、3回目の血しょう供与を無事に終えた」とし「コロナが終息するその日まで、すべての礼拝を非対面オンラインで維持し、対面で会うことや集会を行うことを一切禁止する現在の姿を守っていく」とした。
一方、今回のアンケート調査は新天地大邱教会側がメッセンジャーを通じて先月30日から5日間程度にわたって実施した。信徒の団体メッセンジャールームに質問内容を共有すると、信徒が個別的に回答する。質問は名前と年齢、最初の確診日、コロナ感染初期症状、完治日、異常症状、病院治療の有無、自宅治療の有無など8つの質問項目があり、異常症状を問う欄には自由記述方式で回答できるようにした。
「脱毛、鼻からたばこの臭い…」 コロナ完治の新天地信徒532人に後遺症=韓国(1)
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