それは本当に他人だけを責めるべきか?
それは本当に自分だけを責めるべきか?
自己責任とそれ以外のバランスを取っていくための俺的心得です。
本理論は、よくない感情が発生したときに使います。
よくない感情の原因箇所を分離して切り分けて、自責/他責の割合を算出する手法です。
前提条件
感情の発生経路は以下①⇒②⇒③の通りです。
①事象
・何かしらの出来事が自分の五感に到達する(見る、聞く、触れる、、)
あるいは
・自分自身による内部的思考、記憶の思い出し、新たな気づき、ひらめき
↓
②事象に対する個人的感想、連想
・○○は○○である(と思う)
・であるならば、△△は△△であって、、
↓
③感情として表出
・喜怒哀楽など
・次に何をするか?しないか?の意思決定
メンタル・アイソレーションのすすめ
メンタル・アイソレーションは、ある感情が発生したときに、その主原因となる箇所は誰(自分か、それ以外か)にあるとするのが適切か?を推察するひとつの手法です。
やり方
1.③感情⇒②感想⇒①事象 と、逆算して、①の事象を思い出す
何のきっかけ(事象)で自分はこの感情になったのか?をよく振り返り、思い出します。
新しい時計を買ったからいい気分なのか?
今日で休みが終わりで明日から仕事だから良くない気分なのか?
といった自己分析です。
2.自分の「①事象⇒②感想⇒③感情」という経路は、全人類で共通の経路か?
要は「同じ事象に出会えば人間全員が同じ感情となるか?」を自問自答します。
・ケガする⇒痛い、化膿するかも⇒イヤなので消毒する
↑これはきっと全人類が似たような経路になると思います。
・新しい時計を買った⇒気に入っている⇒気分がいい
・明日は仕事だ⇒上司の顔を見るのが辛い⇒気分がよくない
・誰かが俺に「バカ」と言う⇒○○⇒○○
↑これはどうでしょうか?80億人とも同じ経路・同じ回答・同じ感情となるでしょうか?
3.自責部分の判定
全人類で共通の感情経路とならない事象なのに、自分がよくない感情に陥っているのなら、自分の考え方に何かしらの欠陥があるとする
⇒この場合は責任を自分に求めて、うまく対処している身の回りの他人からワザを学ぶべきです。
その事象(出来事や相手となる人物)を非難しているうちはあなたは一生ドツボです。
4.他責部分の判定
全人類で共通の感情経路となりそうで、自分も例にもれずよくない感情に陥る場合は、その事象(出来事や相手となる人物)が非難されるべきで、自分には何の問題もないとする
⇒この場合は責任を自分から分離して、気楽に対処すべきです。
深入りせず「知らんがな」という精神で対応するのがベストです。
──
以上です。
本理論は原因の切り分け論で、トイレの電球が切れた時の原因調査によく似ているので【トイレの電球理論】とアダ名もつけました。
トイレの電気が点かない!
・ほかの部屋の電気は点く⇒トイレの電球が悪いから、新品に交換する
・ほかの部屋の電気も点かない⇒ブレーカーが落ちてる、電球を変えても仕方ない
・近所の家の電気が点かない⇒停電なので、もう知らん、待っとくしかない
エンジニア的にいうと「PCがインターネットに繋がらない」ときの原因調査にも似ています・
・ほかのPCはネットにつながる⇒自分のPCがどこかが悪い
・ほかのPCもネットにつながらない⇒ルーターが悪い
・地域的にネットにつながってない⇒プロバイダーが悪い
・Googleだけ見れない⇒Googleのサーバーだけが落ちてる
こんな感じですね。
全人類共通でも何でもない「あなた特有の感情経路」で勝手に良くない感情に陥っておきながら、それで他人を責めているのは「トイレの電気が点かない⇒停電してるに違いない」「Google検索ができない⇒世界中のインターネットが壊れた」ぐらいのトンデモ早とちりです。一つずつでよいのでぜひ修正を試みてください。という提案でした。
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