登録日:2011/11/05(土) 16:20:45
更新日:2020/04/12 Sun 07:30:40
所要時間:約 9 分で読めます
CV:
大原さやか 舞台:佃井皆美
年齢:19歳(1部)→20歳(2部)→21歳(3部)→22歳(100YQ)
所属ギルド:「
妖精の尻尾」
好きな物:武具、鎧
嫌いな物:悪
「
妖精女王(」の異名を持つ「妖精の尻尾」最強の女性魔導士。
腰のほうまで伸びた朱色の髪が特徴の美女で、常に服の上から鎧を着用している。
前髪は右がやや長く、よく右目が隠れている。左腕に青色の紋章がある。
この鎧、『
RAVE』でも女性に人気だった「ハートクロイツ」というブランドのものらしい。
キャラクターのモチーフは
ジャンヌ・ダルクと思われる(原作80話のサブタイトルより)。初登場時の19歳という年齢はジャンヌの享年である。
非常に難易度が高いS級の仕事を請け負える
S級魔導士(最年少タイ)。
他のS級魔導士にはギルダーツ、
ラクサス、
ミストガン、
ミラジェーンといったそうそうたる面子がいる。
並みはずれた戦闘力に加え厳格で男勝りな性格から、「妖精の尻尾」での風紀委員的ポジション。
基本犬猿の仲である
ナツと
グレイが彼女の前では絶対に喧嘩しないことからもそれがよくわかる。
本編が始まる以前から、彼らの喧嘩をだいぶ止めてきたようだ。
一方でチーズケーキやスフレが好きだったり、
レビィから「ちょっとエッチな本」を借りたりしている等、年相応の女の子っぽい一面もある。
また劇場版第1作『鳳凰の巫女』では
常識はずれなほどの結婚願望を有していることが判明した。
ジェラールふられろ。
10年前を描いたOVA版でケーキを盗み食いした(実はミラが犯人)ナツ&グレイを追い回す、ケーキ屋と間違えて隣のプールバーに入ってしまう、
『FAIRY TAIL ブルー・ミストラル』ではシャルルとウェンディ相手に楽しそうな顔でスイーツを分けようとするなど、結構甘党なようだ。
台詞などに含蓄は見受けられるが何分長い事楽園の塔で扱き使われていたため初等教育を本当に初頭の部分しか受けておらず、
手紙を書くのが著しく下手だとか、最終回でルーシィの小説を読んで中々行間が読めず唸るなど国語(まあFT世界の母国語は英語だけど)が苦手な所もある。
もちろん日常生活では全く困っておらず、幼少期には無学文盲だったナツの家庭教師を務めている。
必要以上に力を入れ過ぎてしまう生真面目な性格故に、ノリがいい一面も多い。
また任務に就く時は、大抵アホみたいな大荷物を持っていく。
巻末の質問コーナーによれば全部食料らしい。大食いなのだろうか。
マスターのマカロフには絶大な信頼を抱いており、彼に逆らう者は誰であろうと容赦しない。
一度「妖精の尻尾」の法を犯せば、仲間に刃を向けることも躊躇しない。まさに風紀委員。
だがそれでも彼女を本気で怖がったり嫌ったりする人間がいない辺り、エルザの人徳とカリスマ性が窺い知れる。
向こうの世界では男女ともに人気が高く、収穫祭のミスコンでは一位を獲得。
ルーシィやビスカといった他の出場者が色仕掛けを試みていたのに対し、エルザはゴスロリで挑んだ。
主人公チームの要として要所を預かるポジションなこともあって燃え要素も非常に多い人気キャラだが、
その分出番をやたら持ったり、友情的何かで突然力が増して一発逆転!という展開が非常に多い。
そのため、「もうエルザ一人だけ居れば良いんじゃね? ラスボスも勇気パワー的何かで一捻りだよ」などと揶揄されることも。
後述の通りメチャクチャにやられるシーンも多いのだが。
◆魔法について
使用する魔法は「騎士(」。
『換装』により自身の装備品(武器と衣服)を一瞬で変化させる魔法。
この『換装』というのはルーシィ等が使用する星霊魔法に似ていて、異空間に保存されている武器などを呼び出して持ち替える、という原理になっている。
だが、エルザの真骨頂は剣や槍などの「武器」ではなく、自身の能力を高める「鎧」を『換装』することである。
これらの鎧には多種多様な能力があり、その種類は100以上あるという。
この鎧たちをリアルタイムで換装しながら斬り込んでいく高速白兵戦こそが、エルザが「妖精女王」の異名を貰っている所以である。
呼び出せる鎧には以下の種類があり、これらを自由自在に換装、駆使して戦闘を行う。
同時に多数の武器を操る「天輪の鎧」
攻撃力が増強する「黒羽の鎧」
炎に耐性を持つ「炎帝の鎧」
投擲力が向上する「巨人の鎧」
凄まじい防御力を誇る「金剛の鎧」
最強クラスの力を持つ「煉獄の鎧」
電撃に耐性を持つ「雷帝の鎧」
伸縮自在の鎧「悠遠の衣」
跳躍力を上げる「飛翔の鎧」
ギルド名を持つ「妖精の鎧(」
水に耐性を持つ「海皇の鎧」
多くは語るまい「裸エプロン」
背中と横乳「誘惑の鎧」
強敵ホイホイ「天一神(の鎧」(七年後、第二魔法源解放により装着可能)
これだけでもほんの一部。
使用頻度は天輪の鎧が一番で、多くの剣を操ることを活かした必殺技を持つ。
- 循環の剣(
- 天輪(・繚乱の剣(
- 天輪・三位の剣(
- 天輪・五芒星の剣(
天輪の鎧使用時に展開するものをはじめ、武器の方には無銘のものが多い。
それでも妖刀「紅桜」、闇を退ける「破邪の槍」など強力な武器も所持している。
◆生い立ち
母親であるアイリーンに捨てられ幼年期はローズマリー村で暮らしていたが、
とある魔法教団が考案した死者を蘇らせる塔「楽園の塔」を建設する為に奴隷として捕らえられてしまう。(この時近くにいたカグラを物陰に隠して助けている)
自らを庇って捕まった奴隷の少年
ジェラールを助ける為反乱を起こしたが、
その時のジェラールは
ゼレフの思念体によって洗脳されており、結果彼によって外の世界に放り出された。(※実はウルティアによる策略だった)
その後、奴隷仲間の老人がかつて所属していた「妖精の尻尾」に加入。
当初は「誰かを失うかもしれない」という恐怖心から孤立していたが、彼女のトラウマを感じ取ったグレイの仲介を経て、ギルドに溶け込めるようになった。
この奴隷時代に右目が潰されていて、現在は精巧な義眼になっている。(右の前髪が長いのもそのため)
以前は何故か涙が出なかったが、楽園の塔事件の後からは涙が出るようになった。
この偽眼のおかげで、エルザには視覚を通す魔法が殆ど効かない。両目で見れば半分効くが、右目だけならば完全に無効化できる。
なお、先述したスカーレットという名字は、ジェラールによる命名である。
◆戦績
☆黒魔術教団(その後他の奴隷たちと一斉蜂起)
★ジェラール
☆でかい魔物(初登場時に担いでた角の持ち主)
☆『鉄の森(』の連中
☆ビアード
☆ララバイの悪魔(共闘)
△ナツ(評議員の介入により中断)
☆ナツ(再戦時)
☆大鼠アンジェリカ
☆トビー・オルオルタ
☆『幽鬼の支配者』の連中
☆アリア
★ジョゼ・ポーラ
☆ショウ(一度は捕らえられるがその後隙を見て撃退)
☆斑鳩(
△ジェラール
★コブラ
☆ミッドナイト
☆エドラス王国兵
☆エルザ・ナイトウォーカー
☆魔物×100
☆カグラ・ミカヅチ(ただしとどめはミネルバが刺した)
☆ミネルバ・オーランド(大魔闘演武最終日)
△ドラゴン(ほぼ相手にならず)
△ミネルバ(太陽の村)
☆冥府の門の兵士達(しかしその後ミラ共々元議長の罠に嵌り捕まる)
☆ネオミネルバ
☆キョウカ
☆黒魔術教団兵
☆暗黒剣のジェローム
★マリン・ホーロウ(ルーシィ共々幽閉)
☆アジィール・ラムル(ナツやルーシィ、ビスカのサポートあり)
☆アルバレス兵
☆ナインハルト一味(共闘)
☆
隕石
☆
アイリーン・ベルセリオン(勝ったというか向こうが負けた)
☆アクノロギア(大陸魔導士全ての協力)
◆番外編での設定
妖精学園の風紀委員で眼鏡っ娘。いつも以上に委員長キャラであり、不良たちも頭が上がらない。
ERA高校のジークくんからデートに誘われてしまい、ルーシィに相談してくる。
女(メス)の村一の勇者。普段は骨製の鎧を着ているが、本気を出すと脱ぎ捨てる。
その肉体美は男(オス)村の
棍棒様を一発で昏倒させる程。
ルーシィを攫ったナツを追い詰めるも、ルーシィの体を触って
覚醒したナツの棍棒様を見て涙目になり逃走した。
「マンモス…マンモス…マンモス…」
◆関連人物
●ナツ・ドラグニル
同じギルドの仲間であり、子供の頃からの長い付き合い。
手のかかる弟分といったところで、上述されている通りグレイとの喧嘩をしょっちゅう止めている。
それもあってか畏怖の対象にもなっているが、基本的に仲は良好であり一緒に行動することも少なくはなかった。
(昔ヤンチャだったミラからエルザ派と呼ばれる程つるんでいた様子)
また、子供の頃ろくに字が読めなかったがエルザのスパルタ教育でなんとか身に付けた模様。
長い付き合いというのもあってか、その潜在能力の高さを見抜いており、戦いにおいて彼には前面の信頼を置いており、いずれ自分をも超える者として目をかけている。
●グレイ・フルバスター
ナツと同様に同じギルドの仲間であり、子供の頃からの長い付き合い。
ただしギルドに入っていたのはグレイの方が早く、そういう意味ではエルザよりも先輩だったりする。
始めは上述された経緯から感情を出さず周りに壁を張っていたエルザのことを気に入らなかったが、
ある時一人黄昏ていた彼女の孤独や恐怖心を理解したことで和解し、ギルドに溶け込めるようにする。
そういった経緯もあってか、同世代以下のギルドメンバーの中でも物怖じせず正面から意見したり、
プライベートでの相談を打ち明けたり等、ギルドの中では一番距離の近い男といえる。
ちなみに幼少期にはナツ共々エルザと一緒に風呂に入っていたとか。おいちょっと代われ。
●ジェラール・フェルナンデス
幼い頃に楽園の塔で働かされていた、大事な親友。
彼女が魔法に目覚めた原因を作った張本人であり、ゼレフの亡霊(実はウルティアが勝手に名乗っただけ)に惑わされて力に溺れ、用済みとされて切り捨てられる。
そして10年の月日を経た再会時には完全に敵となり、楽園の塔の旧友だったシモンを眼前で失うという悲劇に見舞われる。
だが楽園の塔崩壊後、六魔将軍によって救い出されたジェラールは記憶を失っていた。
六魔との戦いのさなかに自分の悪行を思い出したジェラールは自らの命を絶ち六魔の陰謀を打ち砕こうとするが、それを止めたのもエルザであった。
六魔将軍壊滅の後に評議会はジェラールを逮捕し、ナツたちはそれを妨害しようとするも、エルザは一喝しジェラールの自首を協力する。
別れのさなか、ジェラールが名付けてくれた自らの姓の由来を知ったエルザは、大粒の涙を流していた…。
そして第2部では改心したウルティア&メルディの手引きで脱走し、数えきれないほどの罪を償うためにその力を正義のために使うことを決意。
この時ジェラールはどう計算してもアラサーだから役得だな!
このあたりからジェラールが(ウルティアにそそのかされる前の)優しい心を取り戻したのもあって、
全裸でジェラールと抱き合ってウォータースライダーに揺られるわ、酔った勢いで全裸で雪の町を歩いている所を保護されるわ、
挙句ラッキースケベの果てにキスしそうになるわと露骨にフラグが立ち始める。
最終回ではジェラールの所属する「魔女の罪」が正式ギルドに昇格したのに際し、エルザの「ある習慣」が付いたことがルーシィの口から語られた。
●エルザ・ナイトウォーカー
CV:大原さやか
アースランドの平行世界「エドラス」におけるエルザ。
エドラス王国軍第二魔戦部隊隊長で、「妖精狩りのエルザ」という別名を持つ。
国王とエクシード達への忠誠心は極めて高く、エドラスでの「妖精の尻尾」メンバーを何人も殺害している為、
「妖精の尻尾」のメンバーからは非常に恐れられている。
だが忠誠心が高すぎるが故に、それを利用されて騙されかけることもあった。
このように、アースランドでは「妖精の尻尾」にとって最も頼れる味方のエルザだが、エドラスでは「妖精の尻尾」最凶の敵となっている。
使用する武装は魔槍「テン・コマンドメンツ」。
形状を瞬時に変化させ、以下のような多種多様な魔法攻撃を放つ槍である。
爆発の鎗(エクスプロージョン)
音速の鎗(シルファリオン)
空の鎗(メル・フォース)
氷炎の鎗(ブルー=クリムソン)
重力の鎗(グラビティ・コア)
封印の鎗(ルーン・セイブ)
……わかる人ならわかるだろう。
この武器、真島ヒロ氏の前作「
RAVE」で登場した主人公のハルの同名の武器と何から何まで同じである。
違うのは向こうが剣であることに対し、こちらが槍であることぐらいか。ジェラール(ジークハルト)、オラシオンセイスなどに見られるスターシステムがここでも見られる。
(アニメでもこれを意識して、この編で登場したハッピーの両親役で主人公とヒロイン役だった関氏と川澄氏が担当した。)
なお後に偶然にも関氏と大原氏は
味方と敵との異世界同士の相反する力の根源を演じることになる。
アースランドのエルザと幾度となく交戦し、互いの武装が破壊されても戦い続けたが、最後はエルザの力強い言葉に戦意喪失。
当初から互いのことを名字で呼んでいたが、最後の別れ際には互いに「エルザ」と名前で呼び合った。
追記・修正頼むぞ。
最終更新:2020年04月12日 07:30