[149]起業をする際のアクションプランの作り方

起業をする際には、まずは下記のカテゴリーを元に「いつ、どのように動いていくか」を考えることをお勧めします。

 

  1. 環境整備
    1. 周囲の説得及び協力
      ここでいう「周囲」とは、身近な人を指します。親兄弟、パートナー、パートナーの親兄弟、その他親族等。
      これらの人たちは、起業後にとても頼りになるサポーターとなってくれます。一方で、彼らの反対によって起業の道が閉ざされるケースもあります。
      ポイントは、時間をかけて「自分が何をしたいのか」「なぜそれをしたいのか」「これをするとどうなるのか」等をしっかりと説明し続けることです。
    2. 「副業の可否」チェック
      現在会社員で、まずは副業で始めるという方もいるかと思います。
      その際には、会社の副業規程をチェックしてください。就業規則に書いてあります。副業禁止の際に副業をしていると、ペナルティとなります。
    3. 退社時期
      自分の思うように退社の日を決められないことはよくあります。退職をスムーズにするための事前準備をしておきましょう。
  2. ビジネスプラン(事業計画書)
    ビジネスプランは起業のアクションプランではコアになる項目。3か月がメドです。

    1. 自己の棚卸し
      自分の好きなこと、してきたこと、能力、スキル、経験等、自分を見つめる時間です。
    2. ターゲット→課題→解決策の設定
    3. 収益モデルの構築
    4. 収益計画の作成
    5. 資金調達計画
    6. ビジネスプランの実行(プレオープン、テスト)
  3. 資金調達
    1. 誰から調達するかを決める
    2. 親族、友人、知人からの借り入れ、出資 (数日~数週間)
    3. 日本政策金融公庫 (約1か月)
    4. 制度融資(約2か月)
  4. 開業準備
    1. 会社登記、開業届
      会社登記は、法務局に提出してから2週間程度で登記簿謄本が出来上がります。開業届は税務署に提出します。その場で受理されます。
    2. 銀行口座の開設
      最近は、登記簿謄本、会社パンフレット、ホームページのコピー等の提出を求められます。口座開設まで1週間程度かかることが最近は多いです。
    3. オフィス
      オフィスビル、オフィス仕様マンション、居住用マンション、レンタルオフィス、シェアオフィス、バーチャルオフィス、自宅等、オフィスの形は多様化しています。
      目的と用途に応じて検討していきましょう。審査期間はオフィスビルが数週間でバーチャルオフィスが数日です。
    4. 机、事務機器、通信等
    5. その他届出関係
      法人の場合、設立後2か月以内に青色申告承認申請書を出さなくてはなりません。登記手続きとセットにすると忘れずにすみます。
  5. ツール作成
    1. ウェブ制作
      一般的には3か月~6か月かかると言われています。早めに準備することをお勧めします。
    2. 名刺
    3. ビラ、パンフレット
    4. 印鑑(代表印、銀行印、角印)

アクションプランの立て方のコツ

  1. 「起業の日」を決める
  2. TO DO リストを作る
    1.  思いつくままに書きだす
  3. カテゴリー分けをする
    1. 会社設立、ビジネスプラン、ツール等
  4. 優先度を決める
  5. 所要期間を決める
    1. 短縮が難しい期間(会社登記、公庫融資等)
    2. 目標期間、難易度
  6. 前後関係をまとめる○○ができないと△△は進めない 等

起業はしっかりとしたアクションプランを作っておかないとどんどん実現の時期がずれていきます。

しっかり目標を定めて具体的なアクションプランを作って下さいね。

関連記事

コメントは利用できません。

注目記事

  1. ターゲットの絞り込みができたら、実行フェーズです。実行フェーズはプロセスが多岐に渡るうえ、ほぼすべて…
  2. 「こんなことをしようと思うんです!」 いいですね。楽しいことを考えている人の目はキラキラしてい…
  3. ビジネスを始める際に、行政からの許認可がなければ営業ができない業種があります。 許認可には下記…
  4. [063]営業ツールとしてのセミナー活用【その1:メリット】はこちらをご覧ください。 &nbs…
  5. ※本記事は2018年3月20日現在です※ 【概要】 小規模事業者の事業の持続的発展を後押しするた…