2019年12月16日
博多人形「三人舞妓」(小島与一の代表作)
先日、「開運!なんでも鑑定団」を観ていてびっくりしたことがあった。
それは、長い間、行方知れずとなっていた博多人形師・故小島与一(與一)の代表作の一にも数えられる「三人舞妓」の現物が、TVの画面に写し出されたからだった。(※画像)
小島与一については、以前、博多座で「石川さゆり特別公演・はかた恋人形」を観たとき、岡田健一がその役を熱演していたのでよく覚えている。
※小島与一は、昭和45年(1970)6月6日没(83歳)。
※別記参照→[石川さゆり「はかた恋人形」観劇雑記]。
この博多人形「三人舞妓」は、大正13年(1924年)の巴里万國博覧会で銀賞を受賞し、博多人形(ハカタ・ドール)の美しさを全世界に知らしめた作品で、現在も博多の中心地・那珂川に架かる福博であい橋(清流公園内の歩行者専用橋)の中洲側の袂に、この作品を3倍(?)に拡大した、という銅像が建っており、博多人形を代表する顔(最高峰)として知られている。
それほど有名な作品なのに、以前問い合わせたとき、「現物は、昭和57年(1982)の福岡展覧会に出品されて以後30年余、行方知れず」ということが分かり、割り切れないままでいた。
その、今や幻となっていた「三人舞妓」の博多人形が、突然、TVの画面に映し出されたので、思わず身を乗り出して見入った。
三人の舞妓が寄り添って話をしている、それぞれの生き生きとした表情、容姿、また着物(衣装)の模様等々、銅像では味わうことができないようなリアルで繊細、かつ鮮やかな絵付けは、さすがに素晴らしい。
鑑定依頼人・木村悦雄さん(千葉県)は、10数年前に、都内の骨董屋で400万円の値が付いているこの作品と出会い、その美しさに惚れ込み購入し、ほぼ箱に入れたまま大事に保管してきたという。
鑑定人・林直輝さん(日本人形文化研究所長)も、現物を初めて観たというほどの逸品で、それと知らなかった依頼人も驚くほど、その評価・価値は現在も高い。
それでも良い人の手に渡って保管され、現存していることが分かったのは幸運だったと言えよう。
願えれば、福岡市内の博物館、美術館等で展覧されるなどを期待したいものだ。
小島与一については、以前、博多座で「石川さゆり特別公演・はかた恋人形」を観たとき、岡田健一がその役を熱演していたのでよく覚えている。
※小島与一は、昭和45年(1970)6月6日没(83歳)。
※別記参照→[石川さゆり「はかた恋人形」観劇雑記]。
この博多人形「三人舞妓」は、大正13年(1924年)の巴里万國博覧会で銀賞を受賞し、博多人形(ハカタ・ドール)の美しさを全世界に知らしめた作品で、現在も博多の中心地・那珂川に架かる福博であい橋(清流公園内の歩行者専用橋)の中洲側の袂に、この作品を3倍(?)に拡大した、という銅像が建っており、博多人形を代表する顔(最高峰)として知られている。
それほど有名な作品なのに、以前問い合わせたとき、「現物は、昭和57年(1982)の福岡展覧会に出品されて以後30年余、行方知れず」ということが分かり、割り切れないままでいた。
その、今や幻となっていた「三人舞妓」の博多人形が、突然、TVの画面に映し出されたので、思わず身を乗り出して見入った。
三人の舞妓が寄り添って話をしている、それぞれの生き生きとした表情、容姿、また着物(衣装)の模様等々、銅像では味わうことができないようなリアルで繊細、かつ鮮やかな絵付けは、さすがに素晴らしい。
鑑定依頼人・木村悦雄さん(千葉県)は、10数年前に、都内の骨董屋で400万円の値が付いているこの作品と出会い、その美しさに惚れ込み購入し、ほぼ箱に入れたまま大事に保管してきたという。
鑑定人・林直輝さん(日本人形文化研究所長)も、現物を初めて観たというほどの逸品で、それと知らなかった依頼人も驚くほど、その評価・価値は現在も高い。
それでも良い人の手に渡って保管され、現存していることが分かったのは幸運だったと言えよう。
願えれば、福岡市内の博物館、美術館等で展覧されるなどを期待したいものだ。
keitokuchin at 12:37│Comments(0)│