「ひろしまタイムライン」は、実在の人物の日記がベースとなっている。そのため、これも元ネタがあるのだろうと思いきや、ウェブ上で公開されている日記には、該当する記述がなかった。
その結果、なぜわざわざこんな差別を誘発しかねないツイートを発信したのかと大きく問題になったのである(同時に、それ以前の「朝鮮人」関係のツイートも、さかのぼって問題とされた)。
このような指摘を受けて、NHKは翌21日、「手記とご本人がインタビューで使用していた実際の表現にならって[ツイートを]掲載」したなどと発表した。
手記は自費出版らしく、入手が困難なので内容を確認できなかったが、おそらくそのような記述もしくは回想があったのだろう。NHKが差別的な表現を創作して、意図的に発信したと勘ぐるつもりはない。
だが、ここで「元ネタどおり」とのみ発表したのは大いに疑問だった。