大統領選! アメリカの若者が
サンダースを支持した理由5
アメリカ大統領選で民主党から立候補したバーニー・サンダース氏。現在74歳になる上院議員なんだけど、2000年以降に成人になったミレニアル世代から圧倒的な支持を受けてるんだよ。トランプやクリントンを差し置いて、なぜサンダースが若者の8割に支持されているか公約をみていこう。
1、公立大学の授業料無償化
多くの若者が家庭の経済状況によって大学に通えない現状がある。グローバル社会では最高の教育を受けた人材こそが必要だから、貧困の連鎖を断ち切って学ぶ意欲のある若者はどうぞ大いに学んでくださいというのがサンダースの考えなんだ。私立大にしても奨学金ローンの利息を低めに設定することを訴えているよ。
2、全員が最適なヘルスケアを受ける
アメリカの治療費が高いのはみんな知っているよね。サンダースは誰もが最適なヘルスケアを受けれるよう日本のような国民皆保険制度を構想しているよ。経済格差によって受けれる治療にも格差が生じるのをできるだけなくしていくんだって。若者としてもいつ自分や親が病気になるかわからないからこうした公約は支持したいよね。
3、女性差別を撤廃
男女平等化って実はまだまだほど遠いよね。サンダースは男女の賃金に差をつけないよう女性の賃金を引き上げることを公約しているよ。また、避妊や中絶の権利も訴えていて、トランプが「中絶女性に罰を」と発言したのとは丸きり反対。こうしたことからサンダースは若年女性に特に人気なの。
4、大企業に支配されない社会
若者はいまのアメリカの資本主義にけっこうウンザリしていて、大企業に支配されない社会を訴えるサンダースは若者の希望の星だよ。例えばウォール街の課税や富裕層の課税を強化して上記の大学授業料無料化や国民皆保険無料化に充てるという考え方は、一見して社会主義的だけどけっこう合理的だよね。
5、気候変動対策を推進
昨今は異常気象がやたらと多いと感じるのはアメリカでも同じ。このままいくとヤバいんじゃないかと思っている若者は「反原発」や「再生可能エネルギーの普及拡大」を訴えるサンダースを支持しているよ。今が潤えば良いのではなく、未来の環境を考える若者が多いんだね。