『医療体制』菅総理に聞く 全編ノーカット2[2021/01/08 23:30]
8日、全国で確認された新型コロナウイルス新規感染者は、午後9時半現在で過去最多の7866人に上りました。重症者数も826人と過去最多です。「すでに医療崩壊が始まっている」という声も上がるなか、医療体制を守るためにはどうするべきなのでしょうか。菅義偉総理大臣に聞きました。
(Q.7日、病床数を増やすため、重症病床に対する補助金の増額を発表しました。この背景には、民間の病床が増えなかったことがありますか?)
増えなかったというよりも、病床数というのは、世界の色んな診療の仕方があるので、一概に比較することはどうかと思います。ただ、コロナをやりながら、他の診察・診療もしっかりとやって頂いているのが、今の日本です。ただ、これだけ多くなってきたので、政府としては、民間の人にもコロナ対応の病床をぜひ増やしてほしい、そういう形のことをやっています。ここにきて、多くの人から理解を頂いて、今対応しています。
(Q.医療現場からは、病床を確保できたとしても、医師や看護師がなかなか確保できないという声もあります。人手確保につながる策は考えていますか?)
人手確保も、例えば医師がコロナ病院に派遣されていく場合、そうした時の補助は倍にしました。あるいは
、看護師もそうです。とにかく、働くことができる環境をしっかり作ることが政府の仕事です。絶対に医療崩壊は防がなければならない、そういう思いで今、支援策を増やさせて頂いています。
(Q.民間病院の協力が進んでいないという話を聞きますが、どういう認識でいますか?)
皆さんコロナが怖いから、コロナをやっていない病院には、お客さんが行かないと聞いています。ですから、必然的に、そうした病院の経営が苦しくなっているということもよく聞いています。