経済学部
Faculty of Economics
税務会計学科
長濱 照美(ながはま てるみ)
職 名 | 助教 |
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学 位 | 修士(商学) |
専門分野 | 財務会計, 国際会計, 企業の社会的責任 |
担当科目 | 基礎簿記, 会計学総論, 財務会計, 監査論, 基礎ゼミなど |
メッセージ | 皆さん, 企業の業績は何だと考えますか。また, 企業が業績をどのように報告すれば, 皆さんの役に立つでしょうか。わたしはこれらを研究対象としています。まずは, 財務会計の基礎から学んでみませんか。各種資格試験に役立ちます。 |
我が国における業績報告の問題点
情報セットアプローチは, 1992年に英国の会計基準で導入されたものです。それには, 「(企業を含む)組織の業績を単一の数値に要約することはできない」という前提があります。他に, 単一の数値であるボトムラインを重視するアプローチがあります。したがって, 情報セットアプローチとボトムラインを重視するアプローチは, 全く異なるものと言えます。
ボトムラインを偏重する我が国における業績報告の問題点を, 情報セットアプローチの導入経緯及び理論的背景から明示する研究を行っています。
情報セットアプローチと付加価値計算書
1975年に英国の会計基準設定主体は, 概念フレームワークを公表しました。その中で, 企業をはじめとする報告主体に対し, 外部報告目的の付加価値計算書を作成し公開することを提案しました。
この付加価値計算書には, 情報セットアプローチの萌芽がみられることを明らかにしました。また, 企業の社会的責任及び生産性の開示という視点から, 付加価値の外部報告について研究を続けています。