7日午後に開かれた新型コロナ対策を話し合う愛知県の医療専門部会で、愛知県の医療について愛知県病院協会の伊藤伸一会長が、「医療崩壊が始まっている」と現状に危機感を示しました。

 「愛知県の医療は崩壊の危機ではなく、崩壊が始まっている。現場は相当疲弊している。何らかの手を打たないといけない。一番重要なのは感染拡大を早く抑え込むこと。これは何としても徹底的に抑え込んでいただかないと、これ以上の拡大、あるいは今の状況が長く続くと、本当に医療が取り返しのつかない状況になる」
 (愛知県病院協会・伊藤伸一会長)

 愛知県内の入院患者は6日現在で672人と過去最多です。

 7日の会議では、医療専門家から医療現場の厳しい状況が報告されました。

 大村知事は、緊急事態宣言を出すよう国に要請するかどうかについては、次の3連休(1月9〜11日)の感染状況を踏まえて判断する方針を示しました。