東京から帰省し友人とカラオケ 4人全員陽性に 佐賀県知事、自制求める
全国で新型コロナウイルスの感染が広がる中、佐賀県内の1日当たりの感染者数は4日に23人となり、2020年12月10日の13人を上回り過去最多となった。県は4日夜に14人、5日に10人の感染を発表し、感染者は延べ510人。20年3月13日に感染者が初めて確認されて約10カ月で、感染者数は500人を超えた。
三が日が明けた21年1月4日は帰省関連の感染もみられた。4日に感染が確認された東京都の10代男性は芸能活動をしており、1日に飛行機で帰省。2日に友人である佐賀市の男子大学生3人とカラオケなどし、全員陽性となった。同日感染が確認された神奈川県と千葉県の男性2人もいずれも帰省者で、5日に友人や家族計2人の感染が確認された。また1日に佐賀市の実家を訪れた1人と、実家に住む5人の計6人の感染も起きた。
山口祥義知事は5日の対策本部会議で成人式に参加する帰省者に対し「同窓会やカラオケなど感染リスクの高い行動は控え、ドライブ中もマスクを着用してほしい」と求めた。【池田美欧】