名前は九十九弁々、種族は琵琶の付喪神ね　持っている琵琶は特殊な形状で、四本の光っている絃が張られているように面上を通っているわ　見てくれだけじゃなく、実際に演奏できる腕前だから妬ましいわね　九十九八橋とは姉妹の関係だけど、血が繋がっているワケじゃないわ　そもそも琵琶と琴で違う種類の楽器じゃない　製造日が同じくらいだけみたいね　でも、例え血は繋がっていなくとも姉として振る舞える忍耐強さと愛情が妬ましいわ　性格は異変前後で変わってる所があるかもしれないけど、冷静沈着な姉御肌　単純にカッコいいししっかりとした姉らしさがあるから妬ましいわね　それと、ある異変の時に姉妹の力の源に気付いて共々そこを目指していたそうね　その理由が道具による世界征服を企んでいたからなのよ　スケールと野心が大きさ、それを実行に移せる行動力が妬ましいわ

橋守は私がやるとして…今回は分身に任せるわ
「行ってきます　久々の地上ね」

「…やっと見つけたわ　どうやら演奏に夢中で気付いてないみたいね」

「ちょっと失礼」
「痛っ！？」

「何すんだお前！」
「いいじゃない髪一本くらい　それより、気になる事があるのよ」
「何だい…」
「付喪神って道具から発現するでしょ？」
「あ？話が見えてこないわね？」

「生まれたばかりのは人間くらい狂わせやすいのかしら？」

「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああ！！１１！１！！なんでえええええええええええええええええええええええええ！！１？１１！？！！？１？！」
「うわっ！！？」

-しばらくして-
あら、もう終わった？早すぎるんじゃない？
「ただいま、髪は手に入れたわ　でもどうしよう…紅白巫女に消されるかも…」
でしょうね　なんで制御できないクセに無理やり嫉妬心を増大させるのよ…

止めに行くから橋守交代して
「う、うん　行ってらっしゃい…」

「イヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア！１！１！！！！１１１！！」
感情が乱れて力が大きくなってるわね　折角だから糧にしますか

「アアアアアアアアアアアアア……アアッ…」
まあ付喪神だしそうよね　新しい物や性能が上の物には敵わない…そこから嫉妬心が発生してるわね…

…ただいま
「お、お帰りなさい　どうだった？」
ちゃんと抑えてきたわよ　次からは扱いに気を付けなさいよ？
「わかったわ…」

何に嫉妬しているのか…

「待ちな！」
つけて来たのね
「さ、さっきはごめんなさい…」
残念だけどここから先は鬼ばかりだから、アナタ程度のが来たらボコボコに…
「違う！そうじゃなくて！」

「アンタに何かされて力がみなぎってきたんだ！教えてくれない？どうやったら力を大きくさせられるか！」
「ああ、それはね…」
教えないでよ！悪用されたらこっちまで消されるかもしれないでしょうが
「ほう？それは私に？」
いや、紅白のアレに

次回のターゲット（被ったら1加算）
dice1d117=89 (89)

蓮子

次は外の人間か
どうなるんだろ

分身ちゃんぽんこつ可愛い

珍しく妖怪らしい振る舞い