こんにちは。LTまいら(@mileage_fun)です。
今回は契約していた電力会社の電気料金が急に高騰したため即日で解約したお話です。電気の自由化により、消費者は自由に契約する電気会社を選べるようになりましたが、思わぬ落とし穴もあります。筆者の経験を公開しますので、電力会社を選ぶ参考にしてください。筆者と同じように市場連動型の電力会社を選んでいて、市場価格の高騰を受け困っている方も多くいるはずです。助けになればと思います。
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乗り換えの検討
電力・切り替えは突然に
それは一通のメールから始まりました。2021年1月7日(木)の15:30にそのメールは届きました。
そのメールには耳慣れない言葉が載っており、そして電気代が2~3倍、もしくはそれ以上になる可能性があるというメールでした。自然電力のホームページにも全く同じ文章が掲載されています。一部抜粋です。
JEPXと電気料金
JEPXとは?
電気の市場価格について今まで意識せずに生活してきた筆者ですが、そもそもJEPXとはなんぞや?と思い調べました。
・日本語では日本卸電力取引所のこと
・電気の取引を行う社団法人
・会員企業は100社超え。東京電力・関西電力・中部電力・東京ガス・大阪ガスなどの大手企業もこちらに参加。
電力価格の高騰
ブルームバーグでニュースになっていました。2021/1/7の記事からグラフを抜粋です。
市場価格連動型の電気料金
JEPX価格(2021/1/10受渡分)
自然電力の電気代(2021/1/10利用分、中部エリア)
節電の限界
まずは節電
上記の自然電力さんからのメール(1/7)に気づいたのは、自然電力さんの営業時間(10:00~17:00)後でした。メールを読んで真っ青になりましたので、慌てて節電しました。
電気のコマメな消灯
食洗器を使わない
電気ケトルを使わない
湯たんぽにガスでお湯を沸かして利用
ヒートテックの重ね着
節電してもなお、高額請求の恐れ
節電に励み、ほとんど電気を使わなかったとすると、我が家の場合、1日あたり4kWhぐらいに抑えることが出来ます。電気代の単価を仮に100円/kWhとします。
4kWh/日×30日×100円/kWh=12000円
節電しても限界を感じてしまいます。
エアコンを使ってしまうと、一日当たり10kWhは行きます。
そうすると
10kWh/日×30日×100円/kWh=30000円
電気代の単価が200円/KWhまで上がったとすると1か月の電気料金は6万円になってしまいます。。
電力会社を変えてしまう
一晩考えた結果、電力会社を変えることにしました。筆者は電気の高騰は2月まで続くと判断、すぐに電力会社を変える方が良いと考えました。自然電力さんが市場価格連動型以外の料金プランを扱っていれば、そのまま自然電力さんに残りましたが、残念ながらすべてのプランが市場価格連動型だったのです。
電力会社の切り替え(自然電力→中部電力)
一般的な切り替え方法(検針日ベース)
電力会社の変更は一般的には新しい電力会社に連絡するだけで、変える前の電力会社に連絡を入れる必要はありません。電力の切り替えと言われる方法です。
必要なもの:契約中の電力会社の「お客様番号」と「供給地点番号」
次に気になるのは電力会社の切り替え日ですね。切り替えの場合、切り替え日は検針日と決められています。当月変更したい場合、検針日より3営業日以上前に連絡する必要があります。
例えば、1/15(金)が検針日だとすると当月切り替えるためには、1/12(火)より前には連絡が必要です。それより遅くなってしまうと2月の検針日まで切り替え出来ません。
また、自然電力などのように電気の自由化によって電力会社を変えたご家庭はメーターがスマートメーターに代わっています。そのため、電力会社の変更はスムーズに行きます。メーター取り換えのための日数は必要ありません。
当月切り替えを希望する場合、検針日より3営業日以上前に連絡。
即日切り替え方法(任意の切り替え日)
検針日が過ぎてしまって当月切り替え出来ない方、また検針日は過ぎていないが出来るだけ早く切り替えたい方もいると思います。筆者もなるべく早く切り替えたかった一人です。その場合は、切り替えではなく、解約&新規契約という方法をとれば、即日切り替えも可能です。検針日は関係ありません。
現在の電力に解約したい旨、連絡
↓
解約日が決定
↓
新しい電力会社に新規契約をしたい旨、連絡
↓
解約日=新規契約日とすることで電気が途切れることなく利用可能(時間指定が出来た場合。時間指定が出来ないと電気が途切れる時間が発生してしまいます。)
必ず先に現在の電力会社を解約すること。そうしないと新規契約出来ず、検診日ベースの切替の案内をされてしまいます。
自然電力さんの場合、当日解約も出来ます。解約時間の指定は13:00~13:59、14:00~14:59、15:00~15:59、16:00~16:59、17:00~17:59の5つから選べます。またはそれ以外の時間でも解約できます(その場合、解約時間の指定は出来ません)。
それ以外の時間を指定すると、いつ電気が止まってしまうのか分かりません。そのため、できるだけ指定した方がいいかなと思います。
筆者は1/8に自然電力に電話をし、時間指定のうえ解約しました。その後、中部電力に連絡し、その時間に新規で電気を供給してもらえるように契約しました。中部電力に電話すると、自然電力による電気の解約指定が確認でき、スムーズに電気を切り替えることが出来ました。なるべく、新規契約の電力会社は対応の早い大手がいいかなと思います。
1/9に自然電力のマイページで契約内容を確認すると、1/8付けで解約になってました。電気料金の発生も1/7で止まっているようで安心しました。
さいごに
市場連動型の電気プランを契約するときは気を付けたほうがいいです。筆者は市場価格の高騰を目の当たりにして、身をもって体験しました。
同じように市場連動型プランでも、ハチドリ電力さんは今回の価格高騰分をすべて負担してくれるそうで驚かされました。すごいと思いますが、こちらが例外で我々消費者は気を付けて契約した方がいいかなと思います。
自然電力さんは電気代が確定する前に事前メールを送ったり、高騰分(12/26〜1月末)において事業を行う費用を客側に請求しない、解約方法をホームページで呼びかけるなど、対応は誠実だと思います。今回は残念ながら契約解除してしまいましたが、よい会社だと思います。
これを機にエコに気を配り、電気を節約するよう気を付けます。もちろん、電力会社のプラン契約も。
2021/1/11追記
1月分と2月分で合計3万円を上限に、高騰分の電気料金を自然電力さんが負担してくれる特別措置が取られることが決定しました。自然電力さんの対応に感謝します。
以上、LTまいら(@mileage_fun)でした。マイル(mileage)は貯めるのも使うのも楽しい(fun)ですよ。Let’s have fun!!