その点で言えば、最高裁判所(長官)を筆頭とする司法、民主党だけではなく共和党の(金権)議員たちも「不正選挙問題」という臭いものにふたをすることに加担しているように見える。民主主義の根幹である「選挙」の「公正=正義」を守ろうとすることにほとんど無関心だと言えよう。
遠山の金さんがお白砂で見せる「動かぬ証拠」にも匹敵する前述の「山ほどの証拠」を突きつけられながらも、「私には見えませんが……」と言い逃れ、「見てみぬふり」をしてスルーする態度はあきれるばかりだ。
もちろん、司法、行政、立法の3機関は民主主義の基礎だ。だからむやみやたらにそれらの尊厳を傷つける行為は慎むべきである。しかしながら、それらの3機関は、きちんと民主主義を守るために機能して初めて価値が生まれるのだ。
我々が守るべきなのは「民主主義」であって、3機関はそのための道具にしか過ぎない。その道具である三機関を守るために「民主主義」が破壊されてしまっては本末転倒である。そして、現在3機関の人々は「自らの保身」に汲々として「守るべき民主主義の大義」などすっかり忘れているように思える。