ベニアズマ

ベニアズマ

整理番号8036
種類かんしょ
認定番号かんしょ農林36号
品種名ベニアズマ
品種名(よみ)べにあずま
旧系統名関東91号
認定年月1984年05月
交配親(母×父)関東85号×コガネセンガン
育成機関(認定時)農業研究センター
育成機関(現在)(独) 農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業総合研究センター
育成期間昭和52年~昭和59年(8年間)
主要特性・初期生育が良好で早期肥大性が高く、かいよう病に極めて強い抵抗性を持つ良質なかんしょ品種である。
・早掘マルチ栽培で良質・多収を示す。また晩植適応性も優れる。
・いもは揃いが良く皮色が美しく、食味は極めて良好である。
生育特性・頂葉色は“淡緑”だが、周縁に淡い紫色が出ることがある。葉色は“緑”、葉脈の色は“紫”でその着色程度は“中”、密腺色は紫色が濃い。葉形は“心臓形”で大きさは中位、葉柄長はやや長い。茎の太さは中程度で茎色・節色ともに“紫”である。
・草型は“匍匐型”で草勢はやや強い。
・萌芽性は“良”く、「高系14号」に比べ萌芽数がやや多く、育苗は容易である。
・初期生育は良好で早期肥大性が高く、また晩植適応性も優れる。ただし遅堀りになるといもが大きくなり、条溝が出やすい。
・かいよう病(立ち枯れ)に極めて強く、ネコブセンチュウ、蔓割れ病の抵抗性は中位であるが、黒斑病、ネグサレセンチュウに弱い。
・早掘りマルチ栽培で良質・多収を示す。
品質特性・いもの皮色は“濃赤紫”、形状は“長紡錘形”で揃いは良い。肉色は“黄”。肉質は“粉質”であるが貯蔵中に“中~やや粘質”に変化する。
・食味は極めて良好である。
栽培適地関東・東海地方のかんしょ栽培地帯
普及見込み先奨励品種に採用予定:千葉県
品種名の意味いもの皮色と、主として普及が予想される地域を表した。
系統図PDFファイル (20KB)
図表PDFファイル (21KB)
収録データベース農林認定品種データベース