続きです。今回は高校生編です。
『ゆきの自伝小説日誌 その1【閲覧注意】』を見ても
問題なかった方はこちらも見ても問題ないと思います。
こちらの方が少し内容的にマシなので。
高校時代は今の言葉で言うとかなり陽キャラに近いほどはっちゃけてました。まぁ中学の人間もいないため、その分楽しかったのもありますね。それでは、初めます。・第1希望の保険でかけてた「まず受かるだろう」私立に合格。第1希望の公立高校はお察し。あと数点で合格だったから正直悔しくて合格発表の日は泣いたけど、梨奈と同じ高校に行きたかったからだから、ショックは少なかった。ただ、私立は遠く、地元から電車通学になってしまうのが少し不安だった。なぜなら私は「乗り物酔い」をするからだ。だが、それよりも怖かったのが『孤立』やはり友達を早く作って楽しい学校生活にしたい!『ゆき~はよいくぞ~。』と父親。そう、初日だけは父親が車で学校まで送ってくれた。採寸の時にもちょっと思ってたけど、高校の制服、めっちゃ可愛い♪さすがお嬢様学校の『私立』だけある。これは架純や梨奈に着せたいな~なんて思いつつ学校までは必死に髪を整える。あとから聞いた話、制服は「校長の趣味」だとか。男女それぞれ校長が決めたとか。まさかのバイですか、校長先生と脳内で笑ってた。笑・とりあえず初日は定番の校長先生の長話、あとは出席番号順に座って担任の先生から色々な話、やたらとプリント配布が多かった記憶。あと制服の規則にはうるさかった。初日から口を酸っぱくして何度も「女子はボウタイ、男子は第1ボタン」って言われたっけ。高一の担任の先生はミスチルの桜井さんにめっちゃ似てたので以下、【桜井先生】と呼ぶことにする。桜井先生はやたらと明るくハキハキと喋る人で正直、初日で互いに友達も居ないこともありクラスは険悪で「はやく終われ」オーラだったのでかなり浮いてた。20代後半?っぽい?結構声も見た目も肌も若かった。それでもめげずにずーっと明るく振舞ってたのは今となっては良い先生だったなと思う。あとミスチルの桜井さんが好きな私にとって眼福だった(*ˊᵕˋ* )笑最初に必ず『はい、』を付けるのが特徴的だった。まぁ説明する時にもはい連呼なのでちょっと笑いそうになった。『はい、じゃあこのプリントの・・・はい、ここをみてくれるかな~?』・・・。優しく、そして丁寧に色々説明してるがもちろん、みんなだんまりだ。まるで先生が独り言を話しているみたいだった。先生ってメンタルきつそう。あの殺伐とした空気、私は耐えられる自信ないわ。『それでは、次に合宿についてのプリントを配ります』この日はほんとに色々なプリント配布が多くて私は出席番号順だとかなり前の方なんだけど、『合宿』というパワーワードに思わず手が滑って沢山のプリントを落としてしまった。(がが、合宿だとぉ~・・・!?)かなりの枚数のプリントが無残に散らばりクラス中から集中され前の男子には睨まれ、後ろの女子にはすごく謝った。前の男子、怖い・・・。後ろの女子は割と優しくて普通に笑顔で許してくれた。その女子とは入学2日で仲良くなった。とても穏やかでいつもニコニコ。でも人見知りがなくて、その子は後ろの人と初日の後半からもう友達になってた。プリントのトラブルを許してくれた子は友達として登場するので、以下、【大西さん】と呼ぶことにする。・入学僅か1週間で合宿という鬼のようなスケジュール。人見知りの私を殺す気か、この学校は!名目は「団結力を高める為の」集団行動の合宿。バス移動の為、行きはし~ん…と静まり帰ってて私も「はやく終われ~」って思ってた。合宿中は、文字通り『常に』集団で行動。4~5人の男女別の出席番号順で組まされ大西さんとあとは関わってない女子が4人の5人メンバーだった。他の班もそんな感じ。部屋の配置はシンプルでベッドが右側、左側はスペースがあり、奥に小さな窓が1つ。他には何もなくて、空いたスペースにみんなのカバンを置いた。途中でなんか男子寮から大声が。何やら恋バナをしてたらしく「〇〇が~ちゃんのこと好きなんだって~!!」ってかなりの大声で聞こえてきて、部屋の皆で爆笑した。それがきっかけで皆と話すことが出来るようになった。叫んだ男子に感謝。後にその男子ともかかわりは持つことになる。ベッドは下に2人、上に3人で寝る配置で、先生曰く、「各自で話し合って決める事」とのこと。説明してくれたこの先生は『カンニング竹山』にそっくりだったので、竹山先生と呼ぶことにする。竹山先生:『おら、起きろ~!!!!』記憶が薄れてるのでうる覚えだが毎日、朝6時に竹山先生の怒号で起こされ体操服でひたすら集団行動、およびラジオ体操をやらされた記憶。今でもなぜラジオ体操をあんなにガチでやらされたのかはわからない。まぁそれが目標?の合宿だったし、当然と言えば当然か?あと集団行動の時の先生の目付きがやらしい所ばかり見る。その集団行動の監視の先生は狩野英孝にそっくりだったので【狩野先生】と呼ぶことにする。まぁ体操服がブルマだったし、校長先生の趣味だから男からしたら見るのは仕方ないかもしれないけど、狩野先生、目線があからさますぎるんだ…😱笑はっきり言う、まじキモイ。。(当時の日記の本心より。)集団行動は狩野先生に、夜の見回りは竹山先生によって厳しく管理された。・特に竹山先生は顔はカンニング竹山にそっくりなんだけど威厳とゆうか、オーラが強キャラ感半端ない。まさに魔王っぽかった。その魔王エピソードがある。合宿初日、深夜にこっそり電気を消して大西さんや他の皆と話してると隣の部屋の子達が竹山先生に「さっさと寝ろ!次はない。」と大声で怒鳴られてて戦慄。RPGのラスボスかよ。って思って、私もそうだけどみんなで『魔王だな、あれは』って口を揃えて言って笑った。(息ぴったりだったね。やっぱり皆そう思ったんだ。私だけじゃなかった。)そしてうちの部屋にも当然、奴はくる。扉をノックしながら『お~い、女子寮第2班・・・起きてるか?』と竹山先生。必死にガチャガチャやって、開けようとしている感じがわかる。クスクスみんなで笑いかける。なぜなら『部屋の鍵は閉めていて、開けられないから。』入れるわけがない。そしてうちの班は用意周到で電気も【消灯時間】だから消している。これはいける!そう思ってた。しかし、やはり竹山先生は魔王だった。『・・・確 認 す る ぞ ~ ?』ガチャガチャ。キィー・・・みんな(!??!??!?)と内心思っただろう。戦慄、あろうことか乙女5人の寝る部屋をマスターキーを用いてこじ開けたのだ。みんな急いで寝たふり!いや、何ならガチで寝よう!『ㇷが~・・・!!ㇷが~・・・・!!』必死に寝たふりしてるのに大西さんがいびきしたフリするから、笑い堪えるの大変だった!笑いや、演技やりすぎ!笑ってまうやんか!後から聞いたら、やっぱりみんな笑いそうだったという。しかも竹山先生、部屋に入ってきて肩をたたいて甘い声で『 起 き て る ?』って耳元で聞いてきたのだ。私たちの時代だったから許されるけど、今はセクハラ案件で完全にアウトだよね。だがやっぱり魔王は違うぜ。恐ろしい。この状況、そして魔王っぽさからの優しくギャップのある『 起 き て る ?』教師のプライドを一時的に捨て、起きてる連中を笑わせ、意地でも教師としてのノルマを達成させたいらしい。さすがラスボス。やることが想定外である。私は『う~ん・・・』とうなされてるフリして誤魔化した。(早く出ていけ!笑わせろ!)『ん・・・よし、2班は大丈夫。・・・と見せかけてじゃ~ん♪』と裏声?のような高い声で何かやってる。いや、何をしているかは見なくてもおおよそ見当がつく。おそらく振り返って変顔でもしているのだろう。不意打ちスキルやめろ・・・やめろ・・・!!!何をしているか、見てはいけない。見たいけど見たら絶対に笑ってしまう。必死に腕を爪で押して痛みで笑いをこらえる。『・・・。』魔王、竹山先生は最後まで容赦なかった。無言でマスターキーでまたカギを閉めて隣の部屋に行った。最後までみんな誰一人笑わなかったのは奇跡である。というか、竹山先生メンタル強すぎるわ・・。油断はできず、奴の声が聞こえなくなって部屋の一人が窓の僅かな隙間から見える廊下を視察。おそらくほとんど見えなかっただろうが、OKのジェスチャーをしてくれたのでみんなで一斉に枕に顔を押し付けて笑った。『竹山先生、魔王すぎるね~!あと、いびきはやりすぎたわ、ごめんね♪』『あんなの反則やん!絶対笑ってる人多いって!』『私は大西さんのいびきでもうやばかった』『ホント、大西さん笑わせないでよ!大西さんもグルかと思ったわ』『まさに笑ってはいけないやね。大西さんもいるし』とまぁ各々の意見でこの夜は盛り上がった。もちろん、また見回りがくる危険も考えて控えめな声で。・・・恐ろしい。この合宿、『絶対に笑ってはいけない』。耐えられるか、かなり不安だったので昼間に思いっきり笑うことにした。・そんな中で、同じ部屋で過ごしてると色々と話す機会も出来て、合宿2日目には同じ部屋の皆とほぼ違和感なく馴染んでた。そして、集団行動2日目の朝、集団行動2日目に定番のやんちゃな男子が集団行動を乱し、狩野先生がぶちギレ。狩野先生:『おい、やる気ないならでていけ。おい。何とか言えや、コラ!!!』なぜかポケットに手を突っ込んだまま肩でその生徒をドン、ドン、と押し、最後には手を出してついに頭にビンタを食らわせた。唖然としたその男子、倒れこみ、泣く。そのあまりの変貌さに「スタッフ~🎶」の面影はなく、まさしく般若。怖すぎたので全員、戦慄して真面目に集団行動する。今思えばやっぱり舐められたくなかったんだろうな~。そのお陰か2日目以降の集団行動は割と短時間で終わらせることが出来、別に仲良くなったわけでもないのに合宿生全員が息ぴったりに集団行動、ラジオ体操をやっていた。さっき暴言を吐かれた生徒は半泣きで帰ってきた・・・。いったい、何があったというのだ・・・。怖いって。初日はお風呂も別々に入っていたけど2日目からは一緒に入るくらい、お互いに話すことも多くなった。お風呂自体は一般の家のお風呂くらい小さく、誰かが体を洗ってる時に誰かが湯船につかって終わった人から上がっていく。そんな感じでうまくもめずに各々が気持ちよくお風呂タイムを過ごせた。お風呂が終わった後、部屋でドライヤーで髪を乾かしていると桜井先生が招集に来た。コンコン、と控えめにドアをたたき『はい、ちょっといいかな?』と桜井先生。やっぱり話し方が優しい。ちょっとだらしなくぼーっとしてた子が居て急いでジャージを整えてたのを待ち、みんなで顔を合わせて『いいですよ~!』このちょっとだらしなくしてた子は【川越さん】。ちょっと大人っぽい雰囲気があって、昨日の夜に窓を確認してくれたのもこの子だ。背は大きくて166センチあるそう。いわゆるモデル体型だし、そういったのが大人っぽさをより引き出していて羨ましい限りだ。一応、合宿中の班長として皆をしきる役をしているが本人は『そういうの気にせずのんびりいこう~』とのこと。マイペースで細かいこと気にしない私と気が合いそうだ。桜井先生:『はい、ああ、みんなゆっくりしているのにごめんね。実は今日の夜は、合宿のしおりに書いてある通り、ミーティングを予定していて、ここに集まってほしいんです。』寮の廊下をまっすぐ歩いたらすぐ着く、近い部屋?だった。川越さん:『ここですね、分かりました。じゃぁ、行きましょうか。』桜井先生:『はい、よろしくお願いいたします、川越さん。』という事で向かうことになったがまず、このミーティングがあることを私たちは把握してなかった。何よりお風呂あがりでぼーっとしてたし、なおさらかも。とにかくボーっとしながらも向かうことに。入ってみると教室1つ分より少し広いくらいの部屋で教壇、ホワイトボード、あとは講義で使いそうなよくある長机と椅子。すでにほかのクラスのメンバーはそろっていて他の皆ももうすっかり馴染んだようで入学初日とはうってかわって、室内はざわついてた。桜井先生:『はい、空いてる席に座ってください。自由席なので特に指定はしませんので。』(いや・・・空いてる席が一番前しかないんですが…)とにかく同じ部屋のメンバーで並んで座った。やはり後ろの席は早い者勝ちである。しばらくしたのち、桜井先生の「はい、静かにしてください!」でクラス内自己紹介ミーティングが始まる。桜井先生の指定で・名前・生年月日・特技(できるならモノマネとか)・最後にひとこと・1人ひとつは必ず質問を受けること・見ている人も必ず1度は質問をすること。、・教壇?のような場所に立って3分間行う事。とゆう中々に厳しい条件のミーティングが始まった。もちろん、先生は3分のタイマーを手に持っていて教室の中央に椅子を一つ置いて、座ってみていた。学校初日の件で睨んできた前の席の男子、その前の席の人の番で特に印象に残った。睨んできた男子は「元野球部」、オバマ元大統領にそっくり。ひえぇ…絶対敵に回したらあかんやつ!笑出てきたときはオバマって呼ぶことにする。その前の男子は「自衛隊を目指してる」らしい。浅漬けたくあんっぽく顔がニキビで荒れていたので浅井君と呼ぶことにする。(大変失礼。)そして私のばん。名前も平凡だし人見知りで何話したか覚えてない😅笑そして私の声、今更だがかなり響きにくく、聞こえにくいらしい。話している時に何度か桜井先生に『はい、ゆきさん、もう一回言ってくれるかな?ちょっと何言ってるかうまく聞こえなくて・・』『す、すみません!もっと大きな声で話します(;'∀')』割と自分の中では大きな声で話してるんだけどな~・・・。後から同じ班の皆から聞いた話だと【緊張している時は声が聞こえにくくなる】らしい。こっちは頑張って声出してるのに理不尽だ・・・笑そして質問コーナーでは「得意な科目は?」と聞かれ、「ないです!」(ドヤァ)って答えたら緊張して意識して大きな声でしゃべってたからもしかしたら余計それが面白がられたのかも?何故かクラスの皆にウケたから良かった😊笑あとは後にクラスのマドンナとして注目を浴びる女の子が、クラスの自己紹介で1番注目を浴びた。名前は【千紘ちゃん】とする。千紘ちゃんは黒髪ロングの身長が150センチくらいのそれはそれはもう誰もが可愛いと認めるレベルの美人と可愛いさを兼ね揃えた女の子。後に文武両道・才色兼備と弱点なしの女の子と判明する。上品だし、クールっぽいのに顔は童顔で可愛い。声は少し低めだけど、それが色っぽい。後に親が文化祭で見る事になるのだが「あれは間違いなく将来化ける」らしい。今はどうしてるのかな~?千紘ちゃんはプロフィールは特に印象は無いがとにかくその美貌にみんなうっとりしてしまった…。実際、オバマ君が気になってるらしく浅井君に「質問しろよぉ~?」と茶化されてた。結構大きな会話だったので千紘ちゃんにも聞こえてたと思われる。ふふっと上品に笑ってたし。千紘ちゃんの容姿は多分、この自伝小説を見てる男の人が99%好きになると思う。そう確信を持って言える。もしかしたら女でも惚れてしまうかもしれない。自信をもって言えるのはそこらへんのアイドルなんかよりは全然可愛いってこと。自己紹介の話で聞いたところ将来は『保母さん』を目指すらしい。あの上品さと美貌なら子供にも好かれそうだ。まさに自分に合った職をよく分かってる。モデルや女優の方が向いているとは思うがそこは控えめな保母さんっていう目標がまたクラスの男子にうけて、室内はざわざわ・・・。あとは印象に残ったのが川越さん。自己紹介はそれほど印象にないが問題は川越さんの質問の時間。当然、誰かからひとつは質問を受けることになるのだが、「得意なモノマネってありますか?」の問いに対しての答えが【ドナルドダックのモノマネ】と答えてた。皆さんご存知、あのディズニーのドナルドダックです。川越さん、割とお姉さん気質でクールな雰囲気であまり喋らないし、うちの班長なのにキャラ崩壊していいの!?って内心思ってたいたら唐突に「ミッキー!ミッキー!グワッグワッグワッ ~ワハハハ🎶ボク、ドナルドダック、ヨロシクネ~」とモノマネを披露。クール系っぽいのにプライドを捨てた捨て身のモノマネ。そしてめっちゃ似てる。爆笑のあとにクラスから大喝采!笑もちろん私も爆笑&感服した。世の中、狭いけど広いと感じた。そのあと部屋に帰ってまた川越さんに「ドナルドダック」のモノマネをお願いしたら、「恥ずかしいからいやだ。」って断られた!笑やっぱり無茶してたんだって分かった。そんなこんなでオリエンテーション合宿は終わった。3日目はほぼ変わりなく過ごしたので割愛。帰りのバスは男女関係なくワイワイガヤガヤ。行きの地獄のような殺伐とした空気だったのが嘘だったかのようなレベル。バスの時間は長く、途中で伝言ゲームとかバスガイドさんがみんなとじゃんけんして最後まで勝てる人が居るかな?ゲームをした。ちなみに全員負けた。バスガイドさん強し。バスガイドさんが美人だったのでクラスの男子から「彼氏居ますか?」と質問され、「居ます、ラブラブです!」と答え、ヒューヒューと茶化されてたのが記憶にある。『やっぱり美人の人って居るんだよな~』。とがっかりする男子も居た。オリエンテーション合宿はこれで終わりです。帰ったら妹が真っ先に飛びついてきた。架純:『お姉ちゃん、さみしかったよ~もう帰ってこなかったらどうしよう。って思った!でも、もちろんお土産買ってきてくれたよね?なになに?はやく架純にちょうだい♪』抱きつきながらもぴょんぴょんはしゃぐ妹の架純。ゆき:『期待させて悪いけど、ただの合宿だったから・・・何も買うところもなくて、ごめんよ~。苦笑』架純:『そっか・・・じゃあ、合宿の話、いっぱい聞かせて!』そうして妹に竹山先生の事や沢山出来た友達について話した。ゆき:『んでね、川越さんがね・・』架純:『・・・。ん~・・・♪』夜に同じ布団で聞いてて安心したのか、妹は可愛い寝顔でスヤスヤ・・・。この可愛さ、もうね噛みつきたくなりました。(語彙力)そうして普段の学生生活に戻る。・高校になるとホームルームがあった。そこでは担任の先生がちょこっと連絡をしたり配布するプリントとかがあったら配って10分ほどで終わる、短時間の先生との時間だ。合宿以来、ホームルーム中にクラスのみんなが笑顔でわいわい騒いでる様子を嬉しそうな、優しい笑顔で見守る先生。とても満足そうな表情で初日よりも生き生きとしていた。やっぱり優しい先生だな~って思った。こんな人がお父さんだったら幸せだろうなあ、とか思った。桜井先生は国語の先生だった。普段のホームルームの時と違って「重要なポイント」や「テストに出る」所はホントにわかりやすく解説してた。表情を見てたらすぐにわかるくらい、重要なところでは真面目な表情になるのですかさず私は先生が黒板に書いてないこともメモしたりするようになった。他の生徒からも人望は厚かった。2年、3年の生徒からも『桜井先生、おはようございます~!!』ってみんなから挨拶されるくらい。入学当初はニコニコしててなんでこんなニコニコ出来るんだろう?って疑問だった。でも、何となくわかった気がする。先生は生徒が『大好き』で学校生活をホントに楽しんで欲しいのだ。そして竹山先生。彼は古文の先生で居眠りはもちろん言語道断、相変わらず手厳しいがこの先生も授業自体はわかりやすかった。真面目に授業を受けてる私は割と先生に気に入られた。時折笑顔も見せるし案外、先生って立場じゃなかったら優しい人なんだと実感した。でも、合宿の件は忘れてないですよ、先生。笑狩野先生は体育の先生。そして狩野って名前にしたのには狩野英孝同様、女子に対してやらかした経歴があったからだ。もちろん内容は全く違う。内容は「女子更衣室の覗き」および一部の女子に対するセクハラ発言、また噂でしかないが、『とある生徒とそうゆうこと』をしたとかしてないとか。とにかくスケベな印象しかない。でも好きな女子にはとことん優しい。私のクラスだとやはり千紘ちゃんへの対応が特に顔がだらしなくなるほどニヤニヤ?していた。結構ひいきが凄くて女子からはかなり嫌われてた。男子からの評判もかなり悪かったようだ。実際、『狩野先生ってキモ過ぎじゃない?』って校内では言われまくってた。なぜなら男子生徒には合宿同様、かなり手厳しい扱いだったらしいから。一時期は謹慎処分を食らってたのでガチでヤバい先生だったのかも。その間に来た後任の先生は有名な日体大卒の割と可愛い先生。おばさんではあるんだけど結構純粋で、でもクールで優しい先生で愛嬌が良かったので男女ともに人気があった。この先生は【石上先生】とする。後に出てきます。他の先生は特に印象がなかったので割愛しますが、英語、数学、化学、生物等、ちゃんと色々な科目は受けてました。桜井先生の授業でメモをするクセがついてから他のこれらの授業でもマーカーで『先生が口でしか話していない』ことと授業に関する内容もまとめた勉強用のノートが出来た。後にこれがクラスの人間に話題になる。他の授業は、「茶道」や「柔道」等和を感じる特殊な授業もあった。これも「校長先生の趣味」らしい。和を愛する人なのかな?写真でしかちゃんと顔は見たことないけど、会ってみたいな。と思った。でも、校長先生は忙しいらしく?常に学校にはいないため『校長先生、幽霊説』が濃厚だった。実際、卒業式の時まで見ることはなかった。ちなみにどうでもいいが、うちの学校は「保育士」を目指す人に優遇された学校でそのまま専門の短大に斡旋してもらえるシステムがあって私の友達も高一から目指す人が多かった。千紘ちゃんももちろん、この短大に行く予定とのこと。私は特に目標もなくただ働くのが嫌で進学しただけのクズだったので『高3になってからでいいや~』って呑気に考えてた。・初めての中間テストだけ、印象に残ったので書きます。まずは中間テスト一週間前になったホームルームにて、桜井先生がテストのスケジュールを配ってくれた。何やらとてもまじめな表情だ。スケジュールを見てみるとなんと、『国語』が初日!なるほど、先生としても初テストでいきなり初日から自分の担当している科目、担当しているクラスのテストを受け持つことになるのだから、緊張したのだろう。桜井先生:『はい、皆のことだから大丈夫とは思いますが、僕の国語ではいい点取ってくださいね。初めてのテストなので、特に難しい内容にはしません。授業でちゃんとノートに書いていれば最低でも70点は取れますので、各自、復習しておいてください。』やべぇ、プレッシャーが凄い。普段優しい先生がテスト前になるとこうも釘を打ってくるとは・・・。そうして普段通り授業を受けて、昼休み。この時にはいろいろな人と仲良くなっててクラス中が友達、みたいな感じだった。男女関係なく楽しく会話していた。もちろん、ある程度のグループは作られていた。私はマドンナの千紘ちゃん、穏やかな大西さん、ドナルドダックのものまねがうまい川越さん、その他4人ほどの大勢で弁当を食べた。7人で机を引っ付けるものだから、部屋はカオスな状態。すぐ近くにも男子のグループ(オバマ君が居る)がいて時々話かけてきたりした。さしずめオバマ君は千紘ちゃんと仲良くなるために『取り巻きの私たちと仲良くなりたい』が本望だろう。でも、結構明るくて楽しかったので普通に仲良くしてた。しばらくしてご飯も食べ終わって暇なのでしゃべってた。やはり、話題は目の前のテスト。大西さん:『みんな・・・テスト、大丈夫?』ゆき:『う~ん・・・ほかの教科は確かに勉強したほうがいいけど桜井先生の国語は比較的大丈夫じゃない?』オバマ君:『あ~っ!!!テスト勉強してねぇ・・・やべぇだれかノート持ってない?』(千紘ちゃんをあからさまにチラ見)川越さん:『私は・・・ちょっとやばいかも。あと、ノートは言うまでもなく見せれるほどでもないな。』千紘ちゃん:『私は・・・大丈夫。最初のテストだし。あ・・・嫌ですよ。見せない、見せて欲しいならコレ💰』(オバマ君を見てお金のジェスチャーをしてからかう)オバマ君を遊んで楽しそうで何より。大西さん:『・・・!そういえばゆきちゃんって、ノートぎっしり書いてるよね?』・・・ギクッ!こんな時に気づくな!ゆき:『い、いや~、そんなことないよ!あれはラクガキだし・・』(面倒ごとに巻き込まれるのはごめんだ。ここは逃げ・・)『・・・へぇ。』千紘ちゃんが私の服の袖をクイッと掴んだ。一瞬、ニヤっとし、私の机の中にあるノートを机の上にばらまく。ゆき:『ち・・・千紘様、やめてくだいさいよぉ・・私のノートなんて見ても何の参考にもならn』千紘ちゃん:『黙って。論より証拠。・・・お、これはすご~~~い!先生が授業で口で言ってたことまでマーカーで引いてある~♪』私のノートを広げてニヤニヤしながらわざと大声で言った。。オバマ君:『マジで!そのノート、貸してください、何でもしますからぁ!』千紘ちゃんが触ったからだろ、おい!と内心突っ込んだ。浅井君:『オバマ、そんなチートアイテムあるんかそれは俺も勉強してないから見せてくれや!』クラス中が『なんだなんだ?』とその騒ぎで私のノートに大集合。ああもう、もう公開処刑じゃんこれ。やめてくれ・・・。お願いですからぁ・・・。ゆき:『ひぃ・・・勘弁してぇ・・・私、目立つのとかホント勘弁だからあ!』大西さん、千紘ちゃん:『ごほん、皆さん、これは神のノートです。これさえあればテストも赤点回避は確実!私たちの偏差値をあげる、私たちのメシアです』(椅子の上に立って集まってきたみんなにまるで宗教の神父のように語る2人。\(^o^)/オワタ)野次馬たち:『みんな、このノートめっちゃわかりやすいぞ!』『おおおおおおお!!!!』『赤点回避!』『神のノートだって?見せろ見せろ~♪』そうして私のノートはみんなに見られていくのだが、当然、取り合いになる。『数学は俺が最初に取ったんだぞ!』『私だって数学勉強したいもん!』そうして殺伐とした空気に・・。まずい。これは何とかしなくては。ゆき:『その・・・』千紘ちゃんが私の前にたって『任せて』とつぶやきこういった。千紘ちゃん:『皆さん、落ち着いてください私たちに残された期間はあと一週間。私たちが手分けしてプリントしてくるのでそれまで各自で勉強する、というのはいかがでしょう』野次馬:女の子A:『さすが我らの千紘さん・・・思いつくことが賢明です!』オバマ君:『よっ、さすが千紘ちゃん!いいぞいいぞ!』だからさ、千紘ちゃんにだけ反応いいなお前!男子A:『その手があったか。お願いします!』男子B:『ありがてぇ・・・・ありがてぇ・・・』ここまで広がってしまったら仕方ない。ああもう、こういうのが苦手なんだよ・・・。でも不思議と自分のまとめたノートが『神扱い』されるのは嫌な気分ではなかった。ゆき:『私のノートを参考にするのはいいけどその代わり、そこがテストに出るとは限らない。だから、あんまり私のノートに依存しないで、みんなもそれぞれ勉強すること。それとテストに出なくても文句言わないって約束すること』みんな『おーーーーーっ!!』それを条件にプリントすることを許可した。・・・という事で私は家で勉強の予定がノートのプリントのために学校のプリンターを借りてひたすらノートの印刷をすることに‥。ちなみにプリンターは自由に使っていいしいつでも無料で使えるようだ。これはありがたいことを知れた。でも・・これでもし誰かが赤点取ったらどうしよう・・。また皆にいじめられたりしないかな???中学のトラウマが一瞬よみがえり、そんな不安があった。次の日は先生には内緒で昼休みにみんなにプリントした私のノートを大西さん、千紘ちゃん、川越さん、私で手分けして配った。自分のノートのコピーをみんなに配る、・・・いったい、何をしているんだ私は。ま、まぁテスト自体をコピーしたわけでもないし違反ではないよね?と若干怖くもなったが、特にお咎めはなかった。そうして迎えたテスト当日。当日もみんな必死に勉強していた。桜井先生:『はい、皆さん。筆記用具以外はカバンにしまってください。いよいよ中間テストを開始します。』いつになく真剣な桜井先生。緊張しているのかな。そうして中間テスト、開始!もちろん、最初は国語。なんてことない。先生の授業を聞いていれば違う文章だろうが簡単に解けた。それも私が授業中は集中し、先生の話を真面目に聞いたから努力があってこそ。次は数学だった。公式を覚えていればあとは計算間違いしなければOK。これも問題なくクリア。そのあとの教科も現代社会、化学もほぼ暗記だし古文は先生が分かりやすかった解説のおかげで余裕だった。まぁ『高校一年生の最初のテスト』だしこんなものか、と思った。暇だったので周りを見てみるとみんな必死にすらすら書いてる。それが問題を解けているかは別としてシャーペンを止めてる人はいなかった。もちろん、カンニング行為とみなされてはいけないから視野に入る程度だけど、たぶん後ろの人も大丈夫そう!『はい、そこまで。試験、終了!』・そうこうしてテスト期間から解放され、みんな張り詰めた空気から一転、また日常モードに。うちの学校はテストの結果が『クラス順位』、『学年全体の順位』で表示される。それも各教科ごとに、だ。私の結果は、ざっくりまとめると全教科総合点による順位は学年『3位』クラス順位は『2位』だった。特に気になるのがクラス順位。私よりも上の1人。誰かが居る。それがだれかは後々分かる。正直、自分がここまで出来るとは思ってなかった。中学の頃は勉強とは縁がないくらい悲惨だったし、家庭教師の先生なしでここまでの点数。みんなにも聞いて回った。オバマ君はあまりよくなかったけどとりあえず全教科、ぎり70点は超えてた。オバマ君:『よっ、大統領!・・・次回のテストもよろしく!』いや、じぶんで勉強しろ!と内心突っ込んだ。浅井君は英語が悪かったがそれ以外は割といい点。国語は90点!やるう浅井君:『ゆきさんすげーな、まじでドンピシャでありがたかった。次のテストも頼むわ。』 お前もか!大西さんは平凡だった。まぁ点数悪いのが暗記ものばかりだったし、次回ファイト!大西さん:『えへへ~ゆきちゃんのおかげでいい点とれたよ~!ありがとう♪』うんうん、とりあえず国語80点取れたからOKだね。川越さんはお世辞にもいいとは言えなかった。特に英語が40点台で赤点ぎりぎり・・。まぁ英語って文法もそうだし、単語のいみをいかに理解してるか、で変わってくるから仕方ない。川越さん:『サンキュー、ゆき!色々と控えめなのにめっちゃ頭いいな!』いえいえ、それほどでも。控えめは一言余計だが。あとはまず自分の点数をあげようか・・・。そして今回の黒幕・・・千紘ちゃん。なんと全教科90点越え!というか5教科全部100点!やべえ・・テスト結果見せてもらったとき100点が多くて目がちかちかした。そして、お察し、クラス1位の犯人は千紘ちゃんだった。千紘ちゃん:『ふふ・・・滑稽だね。私にノートを貸してしまった、それがゆきちゃんの敗北の原因だよ。でもおかげで助かった。私がメモしていないことを沢山メモしていたゆきちゃんのノートが無ければ、私は負けていた。ゆきちゃんの実力は認めるわ。 来 期 も 期待 し て る か ら ね ♪・・あ、でも私にノート貸すから、ず~っと勝てないね?残念。』悪代官のような顔つきで千紘ちゃんはそういった。ちくせう!この魔性の女!意地悪!ちょっとかわいいからって調子に乗って!!で、でも私のノートが千紘ちゃんに無ければ・・・勝てた・・・?いや、・・・勝ててない。これはノート補正が無くても千紘ちゃんには完敗していた。私の実力不足だ。認めるしかない。でも、次は絶対・・・!そう、この時から私は千紘ちゃんというライバルが出来たおかげで成績がどんどん良くなっていくのだ。勉強面はとりあえず高三まではずっと千紘ちゃんと私が抜いて、抜かれての繰り返しになる。高二からは特進クラスに編入したため強力な男子のライバルも増えて、1点がモノをいう勝負になった。でも、勉強は楽しかった。親も勉強面は頭が悪い為私のテストの評価を認めざるを得ない感じで『この調子でがんばれよ』とだけ、ほめてくれた。少しだけ認められたみたいで嬉しかった。・ここからは中間テストが終わっての夏休み!大西さんの地元である大阪の某所で花火大会があるとの事で大西さんと私、その他何故か浅井君、オバマ君も着いてくることに。ちなみにこの日、我がクラスのマドンナ千紘ちゃんにオバマ君が『一緒に花火大会来ない?』と誘うも断られたらしく、フラレたなと、それもあってかなり皆にネタにされてた!笑花火大会は普通に花火見てそのあと、大西さんの地元の友達と合流することになった。10人越えのえげつない浴衣&甚平集団がワラワラと歩いて互いの事を話したり、仲良くなろうとしてた。そういえば中学時代は夏祭りなんて行かなかったな。だからだろうか、浴衣が着るの大変でおばあちゃんに着せてもらった。そんな中、私は大西さんと話してたら突如1人の男子に声をかけられることになる。羞恥心元メンバーの野久保直樹に似てるので、以下【直樹】で。大西さんが悪いから…と他の友達とおしゃべりして、私は直樹君と二人きりに。直樹君は何かと笑いのツボが浅い。私が喉が乾いたのでコーラを買ってガブ飲みするだけで「すげぇ!コーラ一気飲みできるん?ゲップえげつないで?笑笑」って何故か爆笑。とまどう私。でも、話すだけでよく笑ってくれて楽しかったそして何気ない話をしてると何故か皆が私と直樹君を二人きりに。(え?何この雰囲気?)って戸惑ってると直樹君から「仲良くなりたいからメアド交換して!」と半分告白されたような事を言われた。正直、かなり積極的だったし、私のこと、もしかして・・・って思ってたまぁ悪い人ではないし、とりあえず断る理由もなかったから交換…周りからヒューヒューって何故か盛り上げられる。なんか恥ずかしいからやめろ!笑そのあとはとりあえず夜遅くになったので解散することに。何だかんだ楽しかった。・きっかけは夏休みが終わった、とあるデートの日。ダイヤモンドシティって分かりますかね?まぁイオンのような、大きなスーパーみたいな百貨店です。そこで直樹君とデートすることに。直樹君がまさかのKinKi Kidsファンで私も当時ハマっていたので意気投合。3時間くらいKinKi Kidsのことを語る。そして直樹君がジュースを奢ってくれたりゲーセンの私の欲しいぬいぐるみ取ってくれたりした。なんか、掴みどころが分からないけど、いい人だなぁって思ってたら「好きです、付き合って下さい」ってお願いされる。初めての告白、直樹君が結構いい人って分かったから断る理由もなく「お願いします!」ってOKして早速プリクラ撮った!後にそのプリクラが事件の元に。梨奈とは前よりは会う時間がなかったけど、この時期にまた引っ越して梨奈の家の近くになったので彼氏出来た事を報告。梨奈がガッツポーズしてくれた。自分の事のように祝ってくれた。梨奈:『何なら赤飯の準備、しに行ってあげようか?』とニヤニヤ嬉しそうに笑う。ゆき:『ちち、違う!まだそういうのはしてないから!』妹の架純にも話した。架純:「お姉ちゃんに初彼氏!すご~い気になる!今度、直樹君連れて来てね?なんなら、ラブラブな所見せてくれてもいいよ?」ってニヤニヤされた(*ˊᵕˋ* )笑傍で聞いていた母親も野久保直樹に似てるとなると顔色を変えて「今度連れてきて」と何故か嬉しそうにしてた。いや、私の彼氏だから!笑付き合って約1ヶ月半。お互いまだ忙しい中でメールと電話だけのやり取りの付き合いだった。世間がハロウィンと騒いでる時私はハロウィンにクラスの皆にお菓子を作ろうと早起きしていた。そう、何故かは分からないが私はポテトチップスを作ろうとしていた。もちろん、この日はデートもあったので直樹君の分も…🎶そしてそのポテチがクラスに大反響!感想曰く、「堅あげポテト」に似ててとても美味しい😋とのこと。他のクラスからも人がきてせっかく皆のために作ったポテチがあっという間に無くなった。(じゃがいも約5つ分作ったので相当量)まぁ幸い、親友の千紘ちゃんや大西さんの分はこっそり別に用意してたのでそれは渡しておいた。それでもあまり仲良くない人にまで食べられたのでせっかくのハロウィンがぁ…😭って嘆いた。・同日、放課後、手…繋いだりするのかな?ってドキドキしながら今回は直樹君の地元に電車で向かう。直樹君の家の近くで話すことになった「はい、これ…頑張ったの//良かったら直樹君に食べて欲しい」って恥ずかしがりながら渡す。一応、ハロウィン🎃のカボチャの入れ物には入れたからハロウィン感は出たかな?ってドキドキ…直樹君:「うわ~嬉し~!ありがとマジありがと~、貰えるって思わなかった🎶早速、開けてもいい?」ゆき:「い・・いいけど!ふつうはそういうの家までの楽しみにしなさいよ!」って表面上はツンとしながらもニヤニヤが止まらない私。直樹君:「・・・ぽ、ポテチ?なぜにポテチ?ハロウィン感なくね??笑笑まぁいっか、いただきま~すっ♪」おいしそうに一瞬で全部食べてくれて凄い嬉しかった!初彼氏へのプレゼント、大成功♪・・・なんだけどね。・ハロウィンにサプライズを用意したことを嬉々とベタ褒めする直樹君。私もデレデレ・・・。そんな中、彼の何気ない一言で私は初めて彼氏にぶちギレることに…。直樹君:「あのさ~、この前撮ったプリクラ、クラスの皆に見せたんよ~、そしたら「直樹の彼女、可愛ぇ」って大評判でさぁ…」ゆき:「は?他人に?プリクラ見せた!?」カチンとぶちギレた。私の中でプリクラは直樹君との2人だけの秘密の表情として撮ったもの。他人に見られるのが当時は絶対に嫌だった。今はそれほど心は狭くないけど、当時は短気だったもので…😅直樹君:「え…あ…その…どうして怒ってるん??」とまどう直樹君。ゆき:「勝手にプリクラ見せるとか、常識ってのがないの?普通、私に聞くやろ。最低、ありえないあーホント気分悪いんだけど。謝ることも出来ないの?」マシンガントークで圧倒する。キレると歯止めがきかない。直樹君:「ご…ごめん!その、ホントに悪気はなかっ…」言い訳しようと?した直樹君に冷めた。ゆき:「あー、言い訳とか聞きたくない。じゃあね、バイバイ。」この時の私は我ながら性格悪いなとは思う。そのままホントに家に帰った。家に帰ると妹が嬉しそうにお出迎え。架純:「お姉ちゃん、初デートどうだった~?」嬉しそうに、純粋な目で聞いてくる架純に申し訳なかった。でも直樹君が許せなかったから・・・仕方ないんだ。ゆき:「ちょっと色々あってね…喧嘩しちゃった今日は1人にさせてね、ごめん。」その日は直樹君を一方的に責めた罪悪感と別れるかもしれない恐怖感で泣きまくった。直樹君からもメールが来て「俺も勝手にプリクラ晒して悪かったと思ってる、しばらく距離を置こうか。」って言われて、さらに号泣した。架純が部屋に入ってきて何も言わず「お姉ちゃん、大丈夫~、架純が居るからね?お姉ちゃんは1人じゃないから」とギュッとしてくれた。架純はホントにいい妹だ。私より7つも下なのにこの大人な対応。私よりもよっぽど大人だな、と自分が情けなくなった。・数日後、電話で直樹君に謝った。当時、冷静な判断を出来なかったこと感情だけで直樹君の意見に耳を向けなかったこと全部謝った。でも、2人の中に出来た溝は埋まらず、次第に距離感を感じた。そのあと、映画デートの約束をしてた日に直樹君と会い、直接言った。ゆき:「このまま続けてもきっと上手くいかないだから、バイバイ・・・しよっか?」我ながらホントに最低な人だ。よりにもよってデートの日に振るなんてね。直樹君:『どうして・・ゆき・・・嘘だよな?な?』いつになく激しく動揺している彼を見るのが辛かった。それでもこのまま、なあなあの関係を続けるのはダメだと思った。ゆき:『じゃあね。バイバイ。』心を鬼にして、自分の右腕をつねりながら冷たい素振りをしてこの一言を吐き捨てた。直樹君が泣き崩れる姿を横目に私も泣くのを我慢しながらも帰宅。帰りの電車は長く感じた。そんなこんなで直樹君とは破局。そのあと、何人かの男子から告白されたが私も直樹君との事で整理がついてなくて全員振った。初めての彼氏、失恋を経験し、高一後半は若干また廃人だった。「ゆきなら大丈夫、またきっといい人と出会える。ゆきだってつらいのに、よく頑張って振ったね、えらいよ、ゆき。」梨奈がギュッって抱きしめてフォローしてくれた。梨奈がこうして支えてくれるから、私は頑張れる。それに学校にも千紘ちゃん、大西さんやみんなが居る。大丈夫、私は一人じゃない。そう思うと、また元気を次第に取り戻していった。そうして高一の恋愛は終了。・この時期くらいから、寿司屋でバイトを始めた。時給が高く、バイトもやってみたかったからだ。職場の人はみんな大人で、私の失敗もちゃんと叱ってくれてでも、ちゃんと仕事がこなせたときはしっかりほめてくれた。なお、お金は母親が管理し「私が無駄遣いするから」とほぼ給料は私に貰えなかった。ちなみに私が無駄遣いさせて貰えたことは1度もない。給料日には給料明細と給料を銀行から引き出して親に渡す。親いわく「貯金しておくから」とは聞いたもののその日必ず親はパチンコにいってたので、それに使っていたのだろう。実際、私の通帳には残高が増えてなかったのだから。そもそも、通帳は私が持ってる。貯金なんて出来るはずない。ホントに「貯金」なら給料明細を渡す必要性も、給料を全額、親に渡す必要もないわけで。ホントになんの為に働いてるのか分からなくなったが妹に八つ当たりとかされると怖いので妹の為にタダ働きした。大学生までこのバイトは続いた。そして中々修羅場の多い高二へ。・高二のクラス替えだが私は勉学は頑張ってたので特進クラスに編入。同じクラスになったのは高一のクラスのメンバーの半分くらい。マドンナの千紘ちゃん、大西さんも同じクラスになったので3人でよく話したりしてた(* 'ᵕ' )そして懲りずに私、反抗期に突入!また中二の時のようにボウタイを外し第1ボタンを開けてミニスカに化粧。上着を腰に巻いてまさによく居るギャル的な感じに。千紘ちゃんもミニスカにして規則違反のロングにしてた。(ロングは必ず2つ括りにするかポニテにする規則があった)大西さんは「二人とも、ダメだよ~」ってポジション。でも私が大西さんのボウタイを外して仲間にした。なお、大西さんは大真面目なので先生が来たら急いでボウタイを結び直してた。担任の先生が桜井先生から、石川先生に変わった。クラスの皆から「可愛い~」って言われて照れるのが可愛いかったでも普段は姉御肌でしっかり者で私や千紘ちゃんに「服、スカート!」って指さして注意してきた。「はいはい、それより先生今日も可愛いですね」と論点そらす私 。「可愛いは関係ないだろ!」と照れる先生。やっぱり石川先生、可愛いかった!笑授業は相変わらずで桜井先生とも国語では会えたので嬉しかった。まぁ服装について指摘はされたけど、治すふりだけしてそのままのだらしない姿で授業を受ける。そんな生活が続いた高二ではまた、新しい友達が出来たニキビが多くて毎日ケアが大変と嘆く「千佳ちゃん」確かに顔自体はブサイクじゃないが、肌荒れがすごかった。大阪のおばちゃんみたいな性格と天パが特徴的な「佳奈ちゃん」佳奈ちゃんは顔は正直可愛いくはないけど性格良くて、私達が時々喧嘩した時の仲裁役としてまったりした性格だった。なお後に仲裁役(意味深)と発覚する。高二以降は特進クラス固定だったので高三も、このメンバー+大西さん、千紘ちゃんで過ごすことになる。中学の時もそうだったが私は何かとスクールカーストの頂点には君臨していた。まぁ中学の頃はいじめがあったので一気に下に落ちましたけど、高校ではそんな事もなかった。ましてや人権マドンナの千紘ちゃんと仲良しの友達ってだけでスクールカースト上位。おまけに高校では私は勉強もできるので先生方も注意しずらく、どの先生も「…服装だけはちゃんとしろよ?」って言うしかなかった。それが私を調子に乗らせた原因だった。いわゆる第2の黒歴史期間である。・いわゆるこの時期の私は絶好調だった。体調も中学の陸上部で免疫が上がったのか優れてるし、勉強は自分から頑張りたいと思ってたのでどんどんいい点数が取れた。そんな頃、世間ではGREEやモバゲー、ハンゲーム等が話題になる。いわゆるSNS先駆けのやつですね。私もGREEを初めて日記を書くようになった。そんな時に千佳ちゃんの知り合いで「病気もち」の人がGREEに居るとゆう。なんでも寿命が長くなく、いつ死んでもおかしくない状態だと。そんな闘病生活をしてるその人に私は何となく応援したくなった。服装とかははっちゃけてるけど、元々の性格は根は真面目な私。やっぱりほっとけない人はほっとけないのだ。話しかけてみると最初は警戒心が強く怖がってたが千佳ちゃんの友達だよ~って言うと徐々に慣れてきた。GREEで、LINEのグループみたいなのを作り皆でその闘病生活を頑張る人を応援することにした。名前は本名かは未だ不明だが「あすか」って名前らしい。当時は性別も分からず、アバターが女だったのでてっきり女と思ってたら実は男。男で「あすか」って珍しいから多分偽名だと思う。とにかくそのあすかが私に凄く懐いてきた。中学の頃といい、こうゆう人達にはよく好かれる。やっぱり苦しいからこそ優しく接してくれる人を好むのかもしれない。そして突然、あすかから「告白」された。しかもGREEの千佳ちゃんや他の皆が見えるグループの所で!笑当然、皆唖然とし私もどうしたらいいか分からなかったがそこに『あすかの親』と名乗る人間が登場。「どうか、うちの子を支えてあげてくれませんか?貴女と関わってからうちの子はとても元気なのです。」こんな事言われたら断るに断れないのでとりあえずOKする。ただ、一応「友達から」の前提条件付きでお願いした。あすかは当時、闘病生活しながらもバレエをやっていて、最近は調子も良いって言っていたそこであすか自身が「男」であることの証明にと「バレエ」の招待をしてくれた。当日、行ってみるとホントにあすかが男だった。しかし、闘病生活で苦しいのかやせ細った体、不健康そうな肌色は正直、見ていられなかった。バレエの演技中?も時々ふらついててそれでも懸命に演技を続ける彼に、心がぐっと掴まれた。「この人は私が支えてあげなきゃ!」そんな思いが込み上げてきた。「恋愛感情の好き」よりも親が子供を好きと思う感情に近かったと思う。バレエの演技後、スタッフ?の方から「あすか様の知り合いのゆきさんですか?貴女に渡して欲しいものがあると、あすか様から預かっております。」そうして渡されたのが四葉のクローバーのマグカップ。そして渡された少しあとにメールで「お揃いだよ👍」って同じマグカップの写真が送られてきた「あすか、どこ?どこに居るの?ちゃんと演技見てたよ、会いたい」そう返事は送ったがあすかの体調が悪化し、結局は会えないままその日は終わった。恋人が闘病生活送ってる方だとこんなに大変なんだな、と思った。会えないのが辛かった。しかしホントの修羅場はここからである。・付き合って半年。結局病状は私との会話でようやく落ち着いてるらしく私に半分依存してる状態だった。いわゆる共依存状態。そんな時、あすかから「なんでそんなことするん…?」ってメールが来た。意味不明だが、聞く所によるとあすかとゆう彼氏が居るにも関わらず『私が他の男と浮気してる』と聞いたと。「信じてたのに…信じてたのに…」徐々にパニックに陥るあすか。私は必死に「否定」するも聞く耳持たない。一体誰がこんな…?聞くのが怖かった。仲良しのグループ、しかもリア友がほとんどの中にグルがいるって考えただけで怖かった。あすか:「が言ったんだから間違いない僕と千佳は1番付き合いが長いんだ!君は彼女が嘘をつくと思ってるのかい?」ゆき:「そう…私よりも千佳ちゃんを信じるんだ」嫉妬とイライラでその日はあすかとは連絡しなかった。犯人は分かったからだ。次の日学校ですぐに千佳にぶちギレた。ゆき:「あのさ、いくら自分が付き合えなかったからってそうゆう卑怯なのはないよね?あ?文句あるなら学校で直接言えや!」口が悪い当時の私。絶好調だからね。千佳:「私のあすかを横取りしたくせに。よくそんなことが言えるわね。アンタの方がよっぽど卑怯だと思うの。」千佳ちゃんの本性が…ひえぇ…怖い😱逆ギレとか勘弁して~。佳奈ちゃん:「まぁまぁ、二人ともさぁ、そんな朝から喧嘩なんてダメだよ~?」仲裁役だから必死にはわはわ。千紘ちゃん:「…朝から見苦しいよ、ゆき、千佳。」と冷静な千紘ちゃん。やべぇ的確。マドンナさんの言葉は心に来るものがあります…千佳ちゃんも同じ思いだったのかとりあえず一旦冷静にはなった。それでも許せなかった、私はGREEのグループから抜けた。あすかのこともすっかり冷めた「私より千佳ちゃんが信じれるなら千佳ちゃんと付き合えば?」って言い放ち、フッた。その日はギスギスしていたが次の日に人権、千紘ちゃんにこういわれた。千紘ちゃん:「ほら、二人とも意地張ってないで。青春は待ってくれないよ?この険悪な時間が勿体ない。」と諭された。そして佳奈ちゃんに「いつまでもこんな空気で、これからどーするの?まったりのんびりいきましょ?」二人に言われて謝る気になった。ゆき:「ごめんなさい、千佳ちゃん、私も冷静になれなかったから…つい…でも、千佳ちゃんにあんなことされるって思わなかったから、ショックだったのもあるんよ?」千佳ちゃん:『ふ~ん。』千佳ちゃんは中々意地張ってたが千紘ちゃんに「千佳、今凄いブサイク」って毒舌吐かれてさすがに大ダメージを受けた。千佳ちゃん:「私も悪かった。あすかとは縁切るよ私たちの仲を裂くような男とつながってるの、良くないもんね。」と何とか和解した。皆、有言実行。あすかとは揃って縁を切った。その後のあすかはどうなったかは今も不明。そのあとすぐにあすかの母親に「息子が体調崩してるのはお前らのせいだ」等、罵声を浴びたが無視。電話もかかってきた。こっちは学校の休み時間だってのに。危うくケータイ禁止なのにバレる所だったって…千佳とはしばらくはお互い恥ずかしくてぎこちない会話「今日天気いいね~」的なのが続いたけど、無事に仲直りした。皆で一緒に過ごし、ご飯を共にして放課後も喋る、そんないつも通りの日常に戻った。・生活にも慣れてきた高一後半、中学生の親友の梨奈と久しぶりにゆっくり話した。カラオケにも行ったり、いつも通り家に寄ってくれた。「家も近くなったから、夜9時までは大丈夫」って妹の面倒を見てくれながら、何だかいつもより嬉しそうな梨奈。「何か良いことでもあったな~?勿体ぶらないで言ってよ?中学からの仲でしょ~?😁」ニヤニヤしながらクイクイと肘で梨奈の肩をつつく。架純:「私も知りたい!梨奈お姉ちゃん何かあったの~?教えてよ~!🎶」目がキラキラして興味津々な架純。架純可愛いよ、架純!!(隙あらば妹自慢)梨奈:「実はね…」と、てへぺろしながら小指を立てる梨奈。つまり、彼氏が出来たってことだ。ゆき:「ま、マジで?おめでとう~!やったやん!」嫉妬とか一切穢れた気持ちはなく、親友に彼氏が出来て素直に嬉しかった。架純:「え?え?ど…どゆこと?お姉ちゃん、梨奈ちゃん、ずるい~」と小指を立てる意味が分からない妹。改めて架純に説明すると「梨奈お姉ちゃんも大人になったんだねぇ…梨奈お姉ちゃんだけは私の味方だと思ってたのに~😭彼氏居たことないの私だけになっちゃった~」と嬉し半分悲し半分の架純。それに対して冗談で「それどうゆう意味かな、架純ちゃん~?」と架純の脇腹をこしょこしょして、架純とイチャイチャする梨奈。なんかこう、美少女2人がそんな微笑ましい事をしてる光景を見てると色々と目覚めてしまいそうでした。いや確実に再び目覚めた。何が、とは言わない。とりあえずその日はバイバイして後日、改めて梨奈の彼氏を紹介してもらうことになった。3人で遊ぶ約束もした。…。・ついに梨奈の初彼氏とのご対面になった。梨奈から一言、「見てもビビらないでね?」とメールが来てたが意味が分からなかった。とりあえず待ち合わせて居るとやってきたのはイケメンどストライクの梨奈の彼氏!かっこいい。ちょっとドキドキしたてか、梨奈も可愛いから絵になるまさに美男美女カップルってやつ。でも、彼氏の方は片目に包帯巻いたり腕にも包帯巻いててせっかくのイケメンが台無しに。私が勿体ないなぁと思ってると梨奈:「だからびっくりしないでね?って言ったのに~」とプンプン😠いや、別に包帯自体に引いたわけではないんだけどね。でも言い訳しても仕方ないのでゆき:「ちょっとびっくりしただけだから…」って手を合わせてごめんなさいした。梨奈の彼氏は夏に出来たので「夏樹」って呼ぶことにしよう。夏樹君:「キミが梨奈の言ってたゆきちゃんだね。驚かせて済まないねでも、対した怪我じゃないから安心して?」ゆき:「いや、どう見ても大層な怪我でしょ!」ってつっこんだが話を聞くと「アレルギー体質」で全身がアトピーで痒くなって掻きむしってしまったから、包帯で隠してるらしい。私もアレルギー体質なので気持ちはよく分かる辛いよねと、内心納得しながら、遊ぶことに。夏樹君はアレルギーのせい?かどうも自転車の運転が出来ないようなので梨奈がまさかの運転して夏樹君が後ろに座ってるとゆう女が前、男が後ろの、中々見れない斬新なニケツを拝んだ。私は「元陸上部なめんなよ?」と意味不明な理由で自転車ではなく走って2人に追いついてた。謎のプライドである。とはいえ、特に行く場所もなく近くの公園で話すことに。何故か梨奈が必死に自転車の運転中に夏樹君が笑顔で手を振ってくれたのを覚えてる。さすがにイケメンにそんなことされたらいくらなんでもちょっと照れちゃったごめんね、梨奈。そして公園に着いたら実はアレルギーではなく「自傷癖」があるってことを夏樹君が打ち明けてきた。別にそうゆうのに対して、偏見のない私は「そーなんだ~」って軽く流したら、2人に突っ込まれた「いや、普通驚く所だろ!」と。でも、あすかの件もあったし病気の人とは関わりあったから特段驚くことではない。そう説明すると『すごい、初めてびっくりしない人に会った』と逆にびっくりする梨奈&夏樹君。息ぴったりで仲良しで何より(*´꒳`*)笑梨奈も楽しかったらしくまた遊ぼうと誘ってくれて、2人を見送った。中々微笑ましいカップルだなぁ…としみじみ思った。・さて、ギスギスしてきますよ。次に約束したのが夏休み中盤。3人でカラオケに行くことになった。梨奈とはカラオケはよく行ってたし、まぁ夏樹君も居るけどあまり変わらないだろうってことで。さすがにこの日は暑かったので、自転車でカラオケ前で待つ。夏樹君が先に到着。この日は包帯は巻いてなかった。でも腕にはおびただしい傷跡があったのを覚えてる。人の彼氏と二人きりという中々気まずい中、2人で待ってると梨奈からメール。「今日予定入ったから2人でカラオケ行っちゃって~!」え?ちょっ…それは…って思って夏樹君に相談するも本人も快諾。いや…男女2人でカラオケは気が引ける…しかも人の彼氏と…。夏樹君:『せっかく予約いれてたし、入ろう。』夏樹君に腕を引っ張られて仕方なくカラオケに入った。何だかんだカラオケ中は楽しかった。2人で割と盛り上がった。原因は同じアーティストが好きで、そのアーティストを私が歌ったからたまたま意気投合って感じ。意気投合してしまった・・・。人の彼氏と。何度も梨奈の事を思い出して、二人きりで遊んでいることへの罪悪感がやばかった。でも相手が誰であれ、カラオケはやっぱり気の合う人と行けば楽しいんだなと思った。帰りには普通に仲良く話して「梨奈のこと、大切にしてね」と念を押してバイバイした。今思えばこの2人カラオケがダメだったのかもしれない。・梨奈からメアドを聞いたらしく、夏樹君からメールが来た。いやいや…さすがに梨奈も私のこと信頼し過ぎでは?とちょっと怖かった。内容は「梨奈と最近上手くいかない。直接相談したいから、例の公園に来てくれるかな?」とのこと。決して、断じて断っておきます。私は確かに夏樹君のことはイケメンとは思った。でも、親友の彼氏ってことはちゃんと弁えてるし二人きりはなるべく避けたかった。なのにどうして夏樹君は「2人になろうとするの?」そしてどうして梨奈はそれを止めないのか分からなかった。かと言ってここで梨奈に「彼氏と上手くいってないんだって?夏樹君から聞いたよ~」なんて言えば、梨奈が絶対辛くなる。だって、それって夏樹君から話を聞いたことを梨奈に言うようなものだし、それだけは言えなかった。ここでの1番のベストは「2人が上手く行ってない理由を聞くこと」梨奈に聞くのが無理なら夏樹君に聞けばいい。私がなんとかしなくちゃ!って気持ちで公園へ。公園につくと腕を「包帯」で巻いた夏樹君の姿が。とりま話を聞くと「喧嘩」したらしい。詳しい情報は聞くに聞けなかったがその喧嘩が原因で梨奈とは距離を置いてるらしい。…ふと私の初元彼の直樹君と被った。(いけない。これは絶対別れてしまう梨奈を悲しませたくない、そうはさせない)ゆき:「距離を置いてるって言っても夏樹君も梨奈のこと好きなんでしょ?じゃあ仲直りしよう、梨奈もきっと夏樹と仲直りしたいって思ってるよ!」でも夏樹君の答えは意外過ぎた夏樹君:「無理なんだ…もう俺、梨奈とは別れようと思ってる。だからさ、別れるにはどうしたらいいか、今日は聞こうと思ってさ」2つの意味でショックだった。ひとつは前にカラオケ行った時に「梨奈のこと、大切にしてね」と念を押したのにこの有様なこと。もうひとつは夏樹君が「別れようとしてること」私にとって夏樹君はまだ友達関係?になったと言っても長くない。だけど梨奈は中学からの大切な友達。その友達が悲しんでる姿なんて絶対見たくない。ゆき:「なんで行動も起こさず諦めてるの?梨奈がどれだけ今不安で苦しんでるか分かってるの?」両目から涙が止まらなかった。過去の自分と同じようになって欲しくないなのにどうして…どうして!夏樹君:「ごめん、ゆきちゃんゆきちゃんを泣かせるつもりで言ったわけじゃ…」ゆき:「私のことなんてどうでもいい!!絶対、梨奈と別れないで。諦めないでちゃんと仲直りして!それでどうにもならないなら仕方ないけど夏樹君は何もしてないでしょ?ちゃんと行動してから相談して。私から言えるのはそれだけだよ。じゃあ」夏樹君が何か言おうとしたが、振り切って私は帰った。そうして何度か夏樹君から二人きりで相談を受けることがあったその度に「諦めるな!行動しろ!」と忠告したにも関わらず、結局、2人は別れてしまった。しかも別れる時が1番の修羅場だった。・人生、最大の修羅場☆修羅場大好きな人でもドン引きするかも?別れる日、また夏樹君から相談を受けた「今日電話するから横で聞いてて欲しい」そしていつもの公園で夜にも関わらず待ち合わせ。この時点で私が察するべきだった。駆けつけると既にケータイを手に持ち、今にも電話かけそうな夏樹君。「待って~!!」と急いでその手を掴み電話をさせないようケータイを取り上げる。夏樹君:「なんで?なんで俺の邪魔するの?梨奈と別れるかは俺らの問題だ。ゆきちゃんには関係ないだろ!」ゆき:「関係ある。夏樹君とは関係なくても、私は梨奈と親友だから。だからこそもう1回踏みとどまって欲しいの夏樹君の気持ちはその程度なの?梨奈のこと大切じゃないの?ホントに別れて後悔しないの?もっと自分の気持ちに素直になって!」とりあえずケータイは夏樹に返した。この時、ケータイを返さなきゃ良かったのかな?う~ん・・・でも結果は変えられなかったのかも。一番は、私が公園にさえいかなければ良かった。これは、今でもずっと後悔している。夏樹君:「ありがとう…ホントに俺らのこと心配してくれてるんだね。でも自分の気持ちに正直になったからこそちゃんと梨奈と別れようと思う。それで、。」!?!?…?意味が分からなかった。ゆき:「じょ…冗談キツイよ、夏樹君…。梨奈の彼氏と付き合えるわけ…」夏樹君:「!梨奈のことはホントに大切にしてたし、好きだった。でも喧嘩したあの日から、もうお互いに気持ちが冷めてたんだよ。そしてゆき、お前とこうして何度か相談してるうちに俺は自分がゆきのことを好きだって分かった。もちろん返事は今すぐにとは言わない。だけど、考えて欲しいこれは梨奈も…」ゆき:「何言ってるかわかんないよそれじゃぁ私と付き合いたいから別れるようなものじゃん…そんなのおかしいって…だってまだ夏樹君は梨奈とも別れてな…」夏樹君:「。俺はお前のこと大事にしてたし、好きだったのも事実。でも今はゆきのことが好きだだからちゃんとお前とはケリをつけないとね。」ゆき:「…え?ちょっと…え…どうゆう…」私は混乱したが、客観的に見れば夏樹君はケータイを取り上げる前からもう電話を繋げようとしていた。夏樹君の話では私がケータイを返した時に、そして、と言うことになる。やり方が酷い。自分の口で伝えて欲しかった。梨奈:「ゆき、電話越しでごめん。こんな卑怯な手を使うのは悪いと思ってるよ、でもお願いする。私の大好きな夏樹君をゆきが幸せにして欲しいな?し、ゆきだってわかってくれるよね?」聞いたことのない親友の暗い声。それでも必死に明るく振舞おうとする梨奈。それが電話越しに伝わってきて、つらかった。声が震えていて、きっと今にも泣きそうなのが伝わってきた。ゆき:「ずるい…そんなの…ずるいよ…だって2人は恋人で…あんなに仲良かったのにそれに…なんで私なの?分からない分からない分からない!」思考は回らない。ただ涙が止まらなかった。夏樹君:「ゆきちゃん、ごめんね梨奈とゆきちゃんの仲を引き裂くつもりは全く無いけどさ、これは俺の正直な気持ち。梨奈も納得してるんだ。。ゆきちゃんの気持ちはどうなの?俺のこと、嫌いかな?」夏樹君が後ろから私を優しく抱きしめたそれにドキドキしてしまった自分がとても情けなかった。いわゆる、『吊り橋効果』ってやつだ。??:「あ~あ、ゆきそんなに泣いて、夏樹が困っちゃうよ~?」公園のジャリを踏んで歩いてくる音。この声は・・・まさか・・・。そう、気が付けば目の前に梨奈が居た。そして夏樹君に抱きしめられてるこの状況を見られてしまった。私には一切、その気はなかったのに!梨奈:「はは、ゆきには負けたよ~😁それだけラブラブなら夏樹のこと、任せられるよね?ありがとう…ありがとう…ゆきそしてさよなら…夏樹。大好きだったよ」私は見逃さなかった。。顔は笑ってるつもりでも、目が涙でいっぱいになってるのも。ゆき:「待って…梨奈…違うの…これはお願い・・・待って、梨奈ぁああああ!!!!」夏樹君の腕を振りほどいて、梨奈を追いかける。たぶん、人生で一番大きな声出したと思う。梨奈:「・・・ゆきがいつも彼氏の事幸せそうに話すの、私、大好きだった。だからまた聞かせて。夏樹のこと不幸にしたら許さないから!笑ほら、笑いなさいよ!いつもみたいに。。」そういった梨奈は振り返って、無理した笑顔で精一杯笑って、帰っていった。ゆき:『・・・ぁ、梨奈・・・。』声にならないこえで梨奈を呼ぶ。必死に梨奈に手を伸ばすも、その背中はどんどん遠く・・・ゆき:『ああああああああ!』その背中を追いかける気力は私にはもうなかった。ただその場で立ち崩れ、泣くことしかできなかった。「二兎を追う者は一兎をも得ず」とはまさにこの事。梨奈と夏樹君を同時に追うことなんて出来ない。「どちらか」しか選択出来ないのだ。そして私は「親友の梨奈」を追いかけることはできなかった。「…もうどうにでもなれ」考えがまとまらない私が出した答えはコレだった。私は最低だ。結局、から。親友にお願いされても断って梨奈の事を諦めずに追いかけていればこうはならなかったかもしれない。でも私は梨奈を諦めてしまった。夏樹君:「ゆきちゃん、大丈夫?少し落ち着こ…」ゆき:「いいよ。私も夏樹君と…」私は覚悟を決めた。梨奈にも許可貰ったんだし、ここで夏樹君まで放棄したら私はひとりぼっちになる。わがままかもしれないけど、独りぼっちは嫌だ。夏樹君:「え?それは…つまり・・・」すごくキョトンとした表情の夏樹君。ゆき:「…夏樹君、私と付き合って。ずっと離さないでね。約束して?」…たとえクズ呼ばわりされてもいい梨奈からお願いされたもん。だから付き合って責任取りたい。私が夏樹君を幸せにして、梨奈との約束を守ってみせる。そう心に誓った。夏樹君:「うん、分かった。必ずゆきちゃんのことずっと大切にするから。」その後は手を繋いで家まで送って貰った。アパートから見える梨奈の部屋は、明かりがついていなかった。それで何となく梨奈の心中を察して辛くなった。酷く号泣して腫れた目の私、なおかついきなり知らない男の人が来たので、妹は困惑。架純:「お姉ちゃんに何したんですか。お姉ちゃんを泣かせてこんな服がドロドロに…まさか。」架純は家にあるつっかえ棒を取り出して警戒モード。何を想像したんだ、妹よ。ゆき:「…大丈夫!お姉ちゃんはこの人に送って貰っただけだから、悪い人じゃない!だからそんな棒はしまってきて!ね?」架純:「…お姉ちゃんが言うなら😠あんた誰ですか。お姉ちゃんを返してもらいます。」俄然、顔は警戒モードのまま、私は妹へと引き渡された。私は精神的にも抜け殻同然だったので妹に作り笑いもしてあげられなかった。夏樹君:「お姉ちゃんをよろしく頼むよ。今日はホントに疲れてるから…」そんな感じの事を言って、夏樹くんはそのまま帰って行った学校でのことはしばらく覚えてないただ、勉強の時は集中していた。むしろ勉強の為に学校にはちゃんと通っていた。何よりクラスの皆が居るから「1人じゃない」って実感出来た。千紘ちゃんは感がよかった。千紘ちゃん:「」と何も話してないのに「なにがあったのか」は聞かないで居てくれた。マドンナさんよ、まるで私の事を知ってるかのようなその振る舞い…あんた一体何者だ?皆、ごめんね。ちゃんと何があったかは話すから…もう少しだけ待ってね。と心で反省した。今できることを考えた。一か八か、連絡した。すぐに返信が来たから見たものの、すぐ絶望した。センターからのエラーメッセージだった。。やはりそうゆうことだ。私とはもう親友には戻れないってメッセージだと思った。しばらくそんな感じの生活をする。夏樹君はたまに学校帰りに家まで送ってくれてバイバイ、そんな感じの浅い関係が続いた。梨奈の顔が夏樹君とダブり、私はどうしても踏みとどまってしまってた。・とある日、帰宅後突然家の電話が鳴る。見たこともない番号。とりあえずイタズラとか押し売りなら、すぐ切ればいいと思い、出てみる。??:「ゆき、久しぶり!」…間違いない、梨奈の声だ。でも話すのが怖かった。ゆき:「うん、久しぶり…えっと…」あれ以来全く連絡も取れずに居たから当然、何を話せばいいか分からなかった。梨奈:「私ね、彼氏出来ちゃった~!でさ、今度Wデートしない?笑どーせゆきのことだから、もう気にしなくていいから、その証明にWデートで梨奈が彼氏とのラブラブっぷりを見せてあげるよ~☆」色々と突っ込みたい所があるんだけどそんな気まずいの、出来る訳がない。梨奈:「あ、拒否権はなしね~🎶」最後の方の声色がガチなんですが・・・。そして釘を刺された~( ;∀;)笑とゆーことで強制Wデートに。震える私と夏樹君。いや、これ絶対何かあるよね?って疑うのは当然。万が一の為に逃げる準備だけはと思い陸上部で使ってたランニングシューズを装備!ゆきの速度+120!そうして迎えたWデート…なんですが至って普通。梨奈も長い付き合いだから分かるけど自然な笑顔で楽しそう。Wデートと言ってもやっぱり元親友。梨奈と話したくなって、男女で別れて話すことになった。ゆき:「梨奈、言いたいことあるならハッキリ言っていいよ😅私もそれなりの覚悟してるから!」梨奈:「んー・・・じゃあ聞くけど夏樹とは○したの?あ、ちなみに私はもう3回はしたよ~☆ちなみに夏樹が初めてだったけどね🎶」な、何をきいてるんだ梨奈!そしてサラッと梨奈の爆弾発言!な、何か?これはまさか梨奈が私より魅力ある女アピールでマウント取りに来てる感じなのか~?😭そしてやっぱり根に持ってる!怖い…😱やっぱ怒ってるよね、そうですよね。ゆき:「私はまだ…手をつないだくらい。」梨奈:「だよね~、ゆきは恋愛もお子ちゃまだもんね~🎶手を繋ぐのが精一杯かぁ…可愛いなぁ😁でもそろそろしないと男は離れちゃうよ~?☆」やっぱり仕返しのつもりでこうして自慢を・・・でも、私のしたことからすれば当然だし、梨奈とまたこうして話せる、それだけが私の心の救いだった。梨奈の表情はどこか安心したようにも見えた。そのあとは何気ない高校の話して、普通に笑顔でバイバイした。ここ、これでよかったのか…?だが、やっぱり事はそう上手く行かない。梨奈自体は私を許してくれてるみたいだけど現彼氏が許してないらしく梨奈とは連絡がつかなくなった。最後の電話の時は「ゆき、ごめんね。彼氏がどーしてもダメって言うから今回でもうバイバイになる。」そこで電話は切れて私は泣いた。梨奈をホントに失ってしまった私は「学校に居場所があるのに」ひとりぼっちに感じてしまった。孤独感に苛まれ、やはり梨奈への罪悪感から。これが私への報い。親友を裏切った私への報いだと思った言うまでもないが、ショックを受けてる私に親は「その程度の友情って事さ」と悪態ついた。この時、体重5㎏くらい減ってげんなりしてるんですがそんな娘によくそんなこと言えるな…。ゆき:「私と梨奈のこと何も知らないくせに。中学からの5年近くの付き合いを…ずーっと妹の面倒見てくれて、優しくしてくれた梨奈のこと…子供の面倒もろくに見れないアンタに何が分かるねん!」と罵声を吐き捨て、部屋にこもった。結果だけ見れば確かに梨奈と私はそこまでの関係だったと思われるかもしれない。でも、がある。それを知らない人には何も言われたくなかった。妹も小学生高学年になっていてそれなりに察したようで架純:「、寂しいな…」って寂しそうにしてた。私もまた見たい。梨奈と架純がホントの姉妹のように仲良くしてる所。そして、ホントの意味で笑って過ごしたい。これが私の叶わない、一生の願い・・・。ゆき:「ごめんね…。こんなお姉ちゃんで」そう言うしか私にはできなかった。・路頭に迷った時期は端的に話します。私は梨奈を失った悲しみからしばらく皆と話さず孤立し、懲りずにGREEで出会いを求めた。GREEで実際にあったのは2人。1人は体目的なので1ヶ月で別れた。あってすぐに家で相手が裸になったので怖くなって逃げた。今考えるとシュールな絵面である。いや、怖いのは怖いんだけどね。もう1人はいわゆるネナベだった。男と思っていたら会ってみたら女で梨奈以外の女と話したくなくてすぐに別れた。・少し心が落ち着いて来たので皆と過ごしてると佳奈ちゃんが「相談がある」って言うので相談はいつもの公園にした。そしてそこでいきなり私の膝に寝転がって「ゆきちゃんに甘えたかったの~♡」からの首にキスマークつけようとしてきたので、強引に引き離す。なに、この公園は夏樹君といい、告白の場所なの?一応、神社の敷地内なのですが…苦笑神聖な場所を汚さないで、皆!笑いやまぁ私も当事者だから人の事は言えないけども。佳奈ちゃんは嫌いじゃないけど彼氏居るのにさすがにもう相手持ちとのそうゆうのは勘弁願いたいので金輪際一切、OKしなくなった。そんな感じで波乱の高校2年は終わり、高三に。クラスメンバーはほとんど変わることなく、先生だけ変わった。・文章的にも生活的にも長かった高校生活もラスト1年になった。受験モードの皆はピリピリしてて「そこまでして大学受かりたいか?」と内心思ったのは内緒。私は精神的に満身創痍だったので、ギャルみたく調子に乗るのも辞めた。千紘ちゃんも大西さんも皆一緒にこうゆうのはやめようって急に受験生になってくそ真面目になった。まぁ内申に響くのも理由の1つだったけど。笑先生は可愛い石川先生から特に特徴のない菅官房長官のようなおじいちゃん先生(超失礼)になった。3者面談以外は特に話した記憶もない。私は勉強する気が無くなり成績がついにクラス15位まで転落。学年ランクでは圏外(100位以下)に落ち込んだ。主に面倒でつまらないと感じた、現代社会が平均50点台で足を引っ張った。あとは数三とか物理学がやる気なくてとりあえず赤点避ければいいか的な考えにまで落ちぶれてしまった。皆が勉強してる中、普通に放課後も後輩と遊んだりしてた。あとは内定が決まった子たちとでわらわらと食堂でおしゃべりした。・特に後輩と千紘ちゃんとやった「ヤラセ」のコックリさんがめっちゃ面白かった。演技で「動かしたの誰?」って言いながら千紘ちゃんが指を動かして後輩を煽る姿はクールビューティな千紘ちゃんがやることとは思わなくて意外で笑った!笑千紘ちゃん:『ああ、また動いた!おかしい、おかしいよ!』千紘ちゃんが指に力を込めながら、の ろ う(呪う)と動かす。後輩たち:『やばいやばいやばい!こっくりさん、怒ってますって!ゆきさん、千紘さん、やめましょうよ・・・』ゆき:『でも、こっくりさんを終了させるには「こっくりさん、こっくりさん、どうぞお戻り下さい」とお願いして、十円が「はい」に移動した後、鳥居まで戻る。戻ったら「ありがとうございました」と礼を言って終了。これが出来ない限りは終われないんだよ…。』後輩A:『じゃあこっくりさんに聞いてみましょうよ・・・』ゆき&千紘ちゃん:『じゃあ聞いてみようか。』皆:『こっくりさん、こっくりさん、どうぞお戻り下さい』千紘ちゃんがウインクしてきたので指に力を込めながら10円玉を『い や で す 』と私が移動させる。後輩たちみんな:『ぎゃーーーーーーー!!!!!』後輩たち、みんなパニックになって指をはなし、逃げて帰っていった。千紘ちゃん:『みんな、待って!これは・・・』誰一人聞く耳持たず、私と千紘ちゃんと何の罪もない10円玉とこっくりさんの紙だけを残し、皆帰って行ってしまった。これ以降、卒業まではこっくりさんやホラーの話題は私たちの中でタブーとされてしまった。やらせなのに。ちなみに今でもこっくりさんのやらせの真相を知ってるのは私と千紘ちゃんだけである。騙してごめんよ、あの時の皆。ちなみに私も早々に大学は決めた。自分の実力より格下のFラン大学を受ければなんてこと無かった。面談のみで合格。今思えばなんて無駄なことをしたんたと説教してやりたいが、当時の心の荒み具合からあまり責めることは出来ないかな。・あと、高校生活最後に皆が内定決まってから登校しなくていい日に修学旅行に行った。行ったのはハワイ。みんなの見慣れない私服にちょっとお互い最初は恥ずかしがった。『』ここではやはり色々な服とかお土産をみた。千佳ちゃんが足早に歩くので、あんまり見れなくてちょっともやっとした。でも、妹と、おじいちゃん、おばあちゃんと(あと仕方なく親にも)お土産を買った。おそろいのキーホルダーで、イルカとかヤシの木?とか模様の違う柄を全部買ったらちょうど私含めて6種類だったので、それにした。なお、それらすべて春休み中にみんなのがつぶれる。しかもお土産のキーホルダーの構造が夢を壊した。それはもう少し後で。『』ハワイテンションでカメハメハ大王像の前で私と大西さんでかめはめ波~!をやった写真が今でも実家にある。今見るとたぶんものすごく恥ずかしい。『』ここには♪この~木なんの木♪のCMでおなじみのあの有名な木で写真撮った😁実物はすごい迫力でしたよ!また見に行きたいな。『』ハワイと言えば、やっぱりこれも行きました。サーファーがサングラスかけて波に乗ってて凄いかっこよかった!あと、海がきれいだったよ!『』正直、どうでもよかったけど有名なところだったのでバスからだけど、記念写真だけは撮った。あとハワイの旅館で泊まった時に夜にサイレンと銃声が聞こえた時はマジでヒヤッとした。やっぱり外国って治安悪い。あとはミネラルウォーターをやたらと高値で売ろうとする店員が居て『安くしてください』って言ったら『チッ』って舌打ちされた・・・怖い・・・。ロコモコも食べたりしたよ(˙꒳˙ )笑ロコモコは個人的にはそんなに美味しく感じなかった。過大評価されすぎ。てかやっぱり日本食が美味しすぎる。あとは、ハワイの人はフリーダムで一緒に写真でも撮らないかい?と全く知らない外人さんから声をかけられた。ちょっとうれしかったのでいつものメンバーと外人さんの夫婦と写真を撮った。どこで撮ったかは移動中だったので覚えてない。そんな感じで高校生活は無事に楽しく卒業出来ました。最後はハッピーエンドで終わったけど、波乱の高校生活でした。あと、校長先生は後光が凄かったです!(主に頭からの)・例のお土産に買ったキーホルダーですが、ただ、鉄の塊に穴あけてそこに各柄の鉄製の模様をはめ込んだだけの適当な仕様。パチモンだった。それなのに妹は純粋だった。架純:『お姉ちゃん・・・壊しちゃった・・大事にしてたのに、急に壊れたの。ごめんなさい』見ると、イルカとキーホルダーを手に泣いてる妹が。おじいちゃんに頼んで、はんだ付けをして取れにくくしてもらった。妹の夢を壊さないために、おじいちゃんが半田付けしている時はおばあちゃんが運転してくれて、マックスバリューに買い物に行って時間を稼いで誤魔化した。高校生活はこんな感じでした。おしまい。