感染者の急増で、医療現場のひっ迫度も徐々に増しています。長野県の松本市立病院では感染者の入院が増える中、看護師も感染したため、一部の医療を制限、院長は「医療崩壊が始まりつつある」と厳しい認識を示しました。

松本市立病院・中村雅彦院長:

「コロナ患者が非常に増えていて、すでに一般診療に影響が出ていて、そういう意味では医療崩壊が始まりつつある」

「医療崩壊」という表現で厳しい状況を説明した、松本市立病院の中村院長。

病院では、感染者が入院する病棟で働いていた50代女性看護師1人の感染が判明。

緊急性の低い手術を延期し、健診やドックを停止しました。既に年末から感染者が急増しておりベッドの確保が難しく、一般診療にも影響が出ていると言います。

松本市立病院・中村雅彦院長:

「(年末に新型コロナの)受け入れ患者を16人から25人まで受け入れられる体制を整えた。しかし年始になっても勢いは止まらず、まさに感染爆発といった状態。ベッドを確保するのが非常に困難な状況」