コロナ変異種は驚異の感染力…緊急事態宣言すでに手遅れ

公開日: 更新日:

「静かな年末年始」のはずが、新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない。3日の全国の新規感染者数は3158人。連日800人以上の新規感染者が確認されている東京都ではついに、昨年5月の緊急事態宣言解除以降初めて、重症者が100人を超えた。1都3県の知事が政府に緊急事態宣言の発令を要請する事態にまで状況が悪化している中、さらに懸念されるのがウイルスの変異種の脅威だ。

 ◇  ◇  ◇


 1日当たりの新規感染者数は東京、神奈川、千葉、埼玉の1都3県が全国の5割超を占める。昨年の大晦日には1都3県全てで、新規感染者が過去最多を更新してしまった。

 感染拡大に伴い病床も逼迫している。小池都知事は先月中旬に4000床を確保すると宣言したものの、確保できているのは3500床。2日時点の入院患者は2781人に上り、8割の病床が埋まっている状況である。1都3県が緊急事態宣言の発令を政府に要請したのも、もはや打つ手がなくなったからだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のライフ記事

Messengerマガジンはコチラ