上越市の概要
平成17年1月1日。14の市町村(上越市、安塚町、浦川原村、大島村、牧村、柿崎町、大潟町、頸城村、吉川町、中郷村、板倉町、清里村、三和村、名立町)の合併が実現し、21万都市が誕生しました。
位置・地勢
上越市は、新潟県の南西部に日本海に面して位置し、北は柏崎市、南は妙高市、長野県飯山市、東は十日町市、西は糸魚川市に隣接しています。
古くから交通の要衝として栄えましたが、現在も重要港湾である直江津港や北陸自動車道、上信越自動車道のほか、えちごトキめき鉄道 妙高はねうまライン、日本海ひすいライン、JR信越本線、ほくほく線などを有しています。さらに、平成27年3月には北陸新幹線が金沢まで延伸したほか、上越魚沼地域振興快速道路などのプロジェクトが進行するなど、三大都市圏とほぼ等距離に位置する中で陸・海の交通ネットワークが整った有数の地方都市となります。
市の中央部には、関川、保倉川等が流れ、この流域に高田平野が広がっています。この広大な平野を取り囲むように、米山山地、東頸城丘陵、関田山脈、南葉山地、西頸城山地などの山々が連なっています。
海に目を向けると、海岸線には砂丘が続き、砂丘と平野の間には天然の湖沼群が点在しています。
このように、新しい上越市は、多様な自然を有する海・山・大地に恵まれた自然豊かな地域です。
自然・土地利用
上越市は、平野部、山間部、海岸部と変化に富んだ地形を有し、佐渡弥彦米山国定公園、久比岐県立自然公園、米山福浦八景県立自然公園、直峰松之山大池県立自然公園などに代表される美しい景観や多様な自然に恵まれています。
気候は、四季の変化がはっきりしており、冬期に降水量が多く快晴日数が少ない典型的な日本海型です。冬期には日本海を渡ってくる大陸からの季節風の影響により大量の降雪があり、海岸部を除いた地域は全国有数の豪雪地帯となっています。
土地利用を見ると、高田、直江津などが市街地となっているほか、その周辺で、土地区画整理事業などにより宅地化、商業地化が進み、都市的土地利用がなされています。これより東側の地域では、農業を中心とした土地利用が進められています。中山間地は、農業生産機能のほか、景観や環境機能を有しており、山地、潟湖、海岸線は県立自然公園に指定されるなど、自然をいかしたレクリエーションの場として活用されています。さらに、多くの工業団地があり、直江津港や高速自動車道など、交通ネットワークを利用した産業も展開されています。
面積・広がり
令和2年10月1日現在
面積 | 広がり | |
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東西 | 南北 | |
973.89平方キロメートル | 44.6km | 44.2km |
人口と世帯数
昭和60年 | 平成2年 | 平成7年 | 平成12年 | 平成17年 | 平成22年 | 平成27年 | |
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人口(人) | 216,348人 | 212,248人 | 212,060人 | 211,870人 | 208,082人 | 203,899人 | 196,987人 |
世帯数(世帯) | 58,703世帯 | 59,662世帯 | 63,402世帯 | 67,654世帯 | 69,160世帯 | 71,477世帯 | 71,015世帯 |
世帯人員(人/世帯) | 3.69 | 3.56 | 3.34 | 3.13 | 3.01 | 2.85 | 2.77 |
出典:国勢調査
産業
平成12年 | 平成17年 | 平成22年 | ||||
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第1次産業 | 7,466人 | 6.9パーセント | 7,569人 | 7.2パーセント | 5,271人 | 5.3パーセント |
第2次産業 | 38,640人 | 35.7パーセント | 33,538人 | 32.1パーセント | 29,807人 | 29.9パーセント |
第3次産業 | 61,802人 | 57.1パーセント | 62,902人 | 60.2パーセント | 61,771人 | 62.0パーセント |
分類不能 | 234人 | 0.2パーセント | 474人 | 0.5パーセント | 2,768人 | 2.8パーセント |
総数 | 108,142人 | 100.0パーセント | 104,483人 | 100.0パーセント | 99,617人 | 100.0パーセント |
出典:国勢調査