平山瑞穂

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平山瑞穂
@hirayama_mizuho
小説家。9/6に『愛ゆえの反ハルキスト宣言』(皓星社)で評論家デビュー……と3年前に書いたきりになっている。代表作は「あの日の僕らにさよなら」と書かざるをえないのが本人としてはなんとも不本意。
2017年3月からTwitterを利用しています

平山瑞穂さんのツイート

返信先: さん
キャラの魅力にフォーカスすれば気にならなくなるということは、結局、「だわ・のよ」調であるか否かは本質的な問題ではないということなのだと思います。あ、そういえば、アニメにありがちな水色・緑色の髪の毛などに対するアレルギーも、ある程度はそうやって克服したのでした。
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返信先: さん
ごめんなさい、それはちょっと控えさせてください。比較的よく読んでいたのはちょっと前のことで、最近の潮流にも疎くなっていますし……。
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返信先: さん
「だわ・のよ」調使用の背景について事前に入れ知恵しておいていただけていてよかったです。そこに反射的に「これもかよ」と噛みつかずに済んだおかげで、キャラの魅力それ自体に対峙することができたようです。
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返信先: さん
字数が少ないとどうしても決めつけるような言い方になってしまうんですよね。実はラノベもそこそこ読んでいて、全部が全部嫌いというわけでもないんですが、そういうニュアンスを140字内で表現することはできず、そういうもどかしさもあって、日頃はなんとなくtwitterを避けているのです。
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返信先: さん
感想は言わせていただくつもりでいました。カクヨムのシステムがまだよくわかっていないし、少しお時間はいただくと思いますが、読んだらなんらかの感想をお送りします。IDはmaggogです。とりあえず第5回くらいまで読みましたが、小町のキャラにはすでにかなり惹かれております。
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返信先: さん
僕の場合は居直りと歩み寄りを交互に繰り返している感じです(笑)。では、謹んで読ませていただきます。 それにしても、「ラノベ嫌い」とか言った途端に、普段は過疎な僕のtwitterが猛然とリツイされていたりして、一夜明けて少々ビビりました。
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返信先: さん
いえいえ、リンク送ってください。 ちなみにニッチな層を狙っていたのはアマチュア時代からのことで、今も結局本質的には変わらないので、商業作家であるかどうかはこの際関係ないと思いますよ。
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返信先: さん
がんばってください。そしていつか、読ませてください。読める状態になった暁には、有希穂さんの作品だということがわかるように教えてください。
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返信先: さん
いや正直、有希穂さんのその作品を読んでみたい気持ちになってきています。どの層にもいまいちヒットしない、というあたりは、僕自身が悩まされてきた問題の核心でもあるし(笑)。どこかにはいるはずだと思ってるんですけどね、「まさにそこ」を求めている層が。
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返信先: さん
おお、そういう対比があるならむしろカッコいいじゃないですか! それは結果として、「だわ・のよ」調に対する批判的視点も担保する形になっていて、そのポリフォニックなスタイル自体がひとつの「批判」たりえていると思います。しかし20万字って普通に長編1本のボリュームですね。
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返信先: さん, さん
たとえばラノベなどはまさに「作られた世界」なので、「だわ・のよ」言葉などを通じて作為性を強調することで、その分より自由に描写の幅を広げることができる。その自由を得るためのエクスキューズとしてそうした作為があるのだと思っています。それが好きか嫌いかは別にして。
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返信先: さん
そういうのはわからなくもありません。フィクション臭によってなにかが濾過されてかえって描きやすくなるということもあると思います。ただ僕自身は、リアリティにこだわってしまう性質なので、そこにアレルギーを感じてしまう。まあフィクションに向き合う姿勢の違いなんでしょうね。
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ずっと前に、京都出身の女性編集者が、「京都にいる頃は、東京では今でも女性は普通に“だわ・のよ”でしゃべっているのかと思っていました」と言っているのを聞いて、あーなるほど、全国レベルではそういう誤解もあるのかと納得したことはあるが。
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それにしても、「だわ・のよ」言葉、いったいいつになったら根絶されるのか。僕は10年くらい前からそれを訴えつづけてるけど、みんなおかしいと思わないの? なんで誰もツッコまないの? あれがアクチュアルに使われてるのは、今や「オネェ言葉」としてだけでしょ?
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あと、謎解きのための謎解きみたいな話も正直大嫌いです。大嫌い(繰り返すなよ)。謎解きのために人工的に作られた物語。そのために人物造型が人工的になってるような話。「謎解き」が始まると、「あ、その“謎”、興味ねーっす」と言いたくなる。そういうの本当に大嫌い。
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現代の女子高生(でなくてもとにかく若い女性)ということになっているキャラが「だわ・のよ」調でしゃべりはじめた時点で、感情移入にブレーキがかけられ、続きを観たい(読みたい)気持ちが絶望的に損なわれてしまう。そんな僕は狭量ですか? リョーケンガセマーイデスカ?
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僕はどうやら、ラノベというものが死ぬほど嫌いらしい。ラノベにはラノベのお約束がいろいろあり、「だわ・のよ」言葉もそのひとつなのだろうが、美学的にどうにも許しがたいものもあるのだ。「だわ・のよ」なんて今の女子高生が使うか? 誰ひとりそんな言葉使いはしてないでしょう。
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あえてタイトルは言わないが、Amazon Primeで、予備知識もなくなんとなく観はじめた映画がめちゃくちゃラノベテイスト(例:女の子キャラの一人の語り口が「だわ・のよ」言葉)で、途中からはそのテイストに耐えがたさを感じていたのだが、エンドロールで原作がまさにラノベだったとわかった。
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昨夜詠める歌、かくあらばなほ優れたりと思ひて手直ししたるをあらためて挙げむ。 猫画像は新しきものに替へたり。 叫ばれし緊急事態宣言に我あくびして猫と戯る
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返信先: さん
たしかに、コロナは人類の誤った部分を正すクスリになっているとするような見方があるようですね。まあ僕のはそんなたいそうなものではなく、ただのひねくれ者の讒訴にすぎないのですが(笑)。
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返信先: さん
ありがとうございます。なんだか新年早々毒を吐いているツイートにこんなやさしいひとことをいただけて恐縮しております……。
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新年が明けたとか、本当にどうでもいいな。単に決まったとおりに時間が過ぎただけでしょう。とか言ってる僕はきっと誰とも心を通じあわせられないんだろうな。キズナとか知ったことか。「離れていてもつながっている」? あー、はいはい。もともと人と離れていたい僕にはなんの意味もないたわごとだ。
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くりかえすが、僕がエンタメ文芸の世界に作家として産み落とされてしまったことは皮肉としか思えない。デビュー後、勝手のわからないエンタメ文芸のことを勉強しようと思って「売れている本」を片っ端から読みまくったことなどを思い出して、今でも涙ぐましくなる。そこは僕の戦場ではなかったのだ。
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次はエリアス・カネッティの『眩暈』でも再読しようかなと手に取ってみて、版元が(哲学書などで有名な)法政大学出版局、価格が3,605円であると気づいて軽く吹いた。かつての僕はそうした本ばかりなんの躊躇もなく買い漁り、読み漁っていたのだ。小説とはそういうものだと思っていた。
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ともあれ、クンデラ再読キャンペーンはこれでひと区切りついた。結局、いちばん好きなのは『冗談』なのではないか、というのが暫定的な結論。あの作品に横溢する皮肉や残酷さがたまらなく好きだ。そうした酷薄さの狭間からしか見えてこないものがある。
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クンデラの『存在の耐えられない軽さ』を再読。ほぼ記憶にはなかったが、犬のカレーニンががんに冒され、次第に衰弱していくさまは涙なしには読めなかった。初読は90年代の後半と思われ、その頃にはまだ、自分で飼ったペットの死に立ち会った経験がなかったので、実感としてわからなかったのだろう。
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何より、何十年ぶりというブランクを隔ててもなお、「たそがれマイ・ラブ」のメロディーラインを聴けば全部覚えているという点がすごい。特に好きではなかった曲であるにもかかわらず覚えている。そういう形で人の記憶に刻印を残す曲を書けるというのは得がたい才能なのだ。
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故・筒美京平の作曲能力の高さに今さらながら驚嘆している。大橋純子の「たそがれマイ・ラブ」とか、リアルタイム(当時小4)では今ひとつピンときていなかったのだが、今聴くと楽曲的にまるで隙がない。大橋純子の声も艶っぽく美しくて、エンドレスリピート状態で聴けてしまう。
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返信先: さん
洋の東西や時代の違いを隔てても本質は変わらないと思いますよ。先日、クンデラの『生は彼方に』を読んでいた際も、「女の子といい感じになったときに限って、母親に買い与えられたダサい股引を履いていて、それを見せたくなかったばかりにことに及べず悶絶する」という場面に「あるある」感を……。
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返信先: さん
ですよね。フィクションじゃないですか。同じことをエッセイとして上から目線で書いているのならともかく。視点の置き方ひとつで見せ方をどうとでもコントロールできるという点が小説のおもしろさだと思うのですが、そういう受け取り方をしてくれない人が多くて難儀しております。
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返信先: さん
ありがとうございます。そう言っていただけて僕も少し気が楽になりました。あれは真意と違った受け止め方をされることが非常に多い作品でしたので……。 あ、年賀状については、実は今回の再読時に同じことを思いました。そうした風俗描写の耐用年数の思いがけない短さを最近とみに痛感しています。
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『僕の心の埋まらない空洞』もさー、あれをもって僕が不倫を肯定してるって? なに言ってんの? バカじゃないの? そういう設問の先にあるものを描こうとしてるのに、なんでそれがわからないの? バカなの? ……とか言ってるからダメなんだな、僕は。はいはいすみません猛省しますよ。
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でもまあそれはしょうがないや。僕はロジックだけで動く人間で、ロジカルに考えればそういうことになるけど、世の中のみんなが同じ流儀でものごとを捉えているわけではないのだから。論理の正しさをめぐる問題といえば、『僕の心の埋まらない空洞』もあるけどそれを言い出すと以下略。
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