2006年の秋に摩天楼オペラとして活動を始めた当初、俺には特に目標は無かった。
元々「ベーシストとしてプロになりたい。」とか、「バンドで大きくなりたい。」と思って上京したわけでもなく、一応の目的はあったが、先ずは「バンドは楽しいからやる。」というのが最優先で、プラスで「良い音楽を作れればいいな。」と。
活動を始めてすぐレコーディングした「alkaloid showcase」、この時はほぼルートしか弾いていなくて、俺のイメージでは「いわゆるビジュアル系」なベースライン。
出来上がった音源を聞いて、俺は心底思った。
「なんてつまらないベースなんだろう。」
ルートがメインのベースはもちろんベースの役割でもあるから一般的には良いんだけど、「摩天楼オペラ的にはこんなんじゃダメだ。」と感じた。
バンドをやる上で、「ベーシスト」としての意識が自分の中で低かったんだね。
俺の中での「摩天楼オペラ」のイメージはメロディラインが強いイメージ。
そこで、Vo、Gu、Keyというメロディパートがいる中で更にベースでもメロディを加えたら面白いんじゃないだろうか。
支えるところは支えつつ、歌メロに絡めたフレーズを入れたり、時には裏メロを弾いたり、要所要所では突き抜けるメロディを。
このバンド形態でこういうスタイルのプレイヤーってなかなかいないから、バランスを考えるのがめちゃめちゃ大変だった。
……………いや、ほんとに大変なんだよ(笑)
メンバーとぶつかる事も度々。
サウンド的にも他のパートだけで十分厚いから、とりあえずベースの音の位置を決めるのも大変。
ベースの位置を定めても、そこから音が抜けるようにしてくると今度はVoと被ったり。
聞こえないフレーズなら弾かない方がいいし、アタック音も聞こえないただの低音だったら打ち込みでいいんじゃないかって思う事も何度もあったよ(笑)
まぁ結局はバランスなんだけどね(^^;)
2009年からはCOMBAT GUITARSさんに協力して頂いて自分のベースを作り、ようやく今は「摩天楼オペラの燿の音」というものが出来てきた気がする。
ファンメールや手紙等で、「摩天楼オペラの音楽を聞いてからベースの音が好きになりました。」っていう感想を貰う事がよくあるんだけど、その言葉が一番嬉しいよ。
摩天楼オペラは各パートが音と音で正面からぶつかり合えるバンド。
色んな葛藤や衝突がありながらも、確実にサウンドは進化してきた。
お苑の歌は元々上手かったけど、昔よりも表現力が出て、パワーアップしてる。彼の歌は彼にしか歌えないよ。
アン様のギターはソロパートでのイタダキ具合が加速しながらも、引く所は引くという全体のコントラストが美しく、バンドサウンドを間違いなく引っ張っていっている。
アヤックスは同期やシンセパートで全体の色付けを行う摩天楼オペラサウンドの重要なポジションで、音色の探求を続けながらもロックキーボーディスト的な一面も出してきている。
エメさんはメタル時代のパワープレイを基盤に表現の幅を広げてきて、曲に合わせて色々なパターンを取り入れようといつも挑戦している。
自信を持って「うちのメンバーは全員が一流のプレイヤーだ!!」って言えるよ。
そこから生まれる化学反応があって、摩天楼オペラの曲がこの世に存在する。
これからも自分らしいスタイルを追求しながらも、もっともっとプレイを磨き上げて、若いバンドキッズから「摩天楼オペラはかっこいい!!」、「摩天楼オペラを聞いてベースを始めた!!」って言われるようなバンドになるように頑張るよ。
元々「ベーシストとしてプロになりたい。」とか、「バンドで大きくなりたい。」と思って上京したわけでもなく、一応の目的はあったが、先ずは「バンドは楽しいからやる。」というのが最優先で、プラスで「良い音楽を作れればいいな。」と。
活動を始めてすぐレコーディングした「alkaloid showcase」、この時はほぼルートしか弾いていなくて、俺のイメージでは「いわゆるビジュアル系」なベースライン。
出来上がった音源を聞いて、俺は心底思った。
「なんてつまらないベースなんだろう。」
ルートがメインのベースはもちろんベースの役割でもあるから一般的には良いんだけど、「摩天楼オペラ的にはこんなんじゃダメだ。」と感じた。
バンドをやる上で、「ベーシスト」としての意識が自分の中で低かったんだね。
俺の中での「摩天楼オペラ」のイメージはメロディラインが強いイメージ。
そこで、Vo、Gu、Keyというメロディパートがいる中で更にベースでもメロディを加えたら面白いんじゃないだろうか。
支えるところは支えつつ、歌メロに絡めたフレーズを入れたり、時には裏メロを弾いたり、要所要所では突き抜けるメロディを。
このバンド形態でこういうスタイルのプレイヤーってなかなかいないから、バランスを考えるのがめちゃめちゃ大変だった。
……………いや、ほんとに大変なんだよ(笑)
メンバーとぶつかる事も度々。
サウンド的にも他のパートだけで十分厚いから、とりあえずベースの音の位置を決めるのも大変。
ベースの位置を定めても、そこから音が抜けるようにしてくると今度はVoと被ったり。
聞こえないフレーズなら弾かない方がいいし、アタック音も聞こえないただの低音だったら打ち込みでいいんじゃないかって思う事も何度もあったよ(笑)
まぁ結局はバランスなんだけどね(^^;)
2009年からはCOMBAT GUITARSさんに協力して頂いて自分のベースを作り、ようやく今は「摩天楼オペラの燿の音」というものが出来てきた気がする。
ファンメールや手紙等で、「摩天楼オペラの音楽を聞いてからベースの音が好きになりました。」っていう感想を貰う事がよくあるんだけど、その言葉が一番嬉しいよ。
摩天楼オペラは各パートが音と音で正面からぶつかり合えるバンド。
色んな葛藤や衝突がありながらも、確実にサウンドは進化してきた。
お苑の歌は元々上手かったけど、昔よりも表現力が出て、パワーアップしてる。彼の歌は彼にしか歌えないよ。
アン様のギターはソロパートでのイタダキ具合が加速しながらも、引く所は引くという全体のコントラストが美しく、バンドサウンドを間違いなく引っ張っていっている。
アヤックスは同期やシンセパートで全体の色付けを行う摩天楼オペラサウンドの重要なポジションで、音色の探求を続けながらもロックキーボーディスト的な一面も出してきている。
エメさんはメタル時代のパワープレイを基盤に表現の幅を広げてきて、曲に合わせて色々なパターンを取り入れようといつも挑戦している。
自信を持って「うちのメンバーは全員が一流のプレイヤーだ!!」って言えるよ。
そこから生まれる化学反応があって、摩天楼オペラの曲がこの世に存在する。
これからも自分らしいスタイルを追求しながらも、もっともっとプレイを磨き上げて、若いバンドキッズから「摩天楼オペラはかっこいい!!」、「摩天楼オペラを聞いてベースを始めた!!」って言われるようなバンドになるように頑張るよ。