カスタマーレビュー

2021年1月5日に日本でレビュー済み
日本人男性として、小さい息子のいる親として、そしてフェミニストとしてこちらの本を読みました。

社会が認める「男らしさ」という概念が小さい頃からあり、「男らしく」常にいることに辛さを感じる時期がありました。そんな中、フェミニズムという考えを学んだところジェンダーに対して固定概念があることを知りました。その固定概念から外れても良いと生き始めてから「男らしさ」から解き放たれ、人生が今まで以上に自由になったと感じます。

著者は「男性の特権」について書いていますが、私もつい数年前まではそんなことに対して考えもしませんでした。しかし、結婚をして自分の苗字を変えるというほとんどの男性がしない様な経験をした際に、「男性の特権」ということに関してとても考える様になりました。男性として特権を持っている者としてこそ、出来ることがあると信じています。ジェンダー平等は女性の問題だけではありません。他の男性にとって、そして息子の未来にとってジェンダー平等についてい話すことはとても大切だと感じています。

とても言語化の質の高い本だと読んでて思いました。特に男性と男の子を持つ親の方に読んでいただきたいです。
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