札幌市は1月5日、新たに新型コロナウイルスの感染で2人死亡、42人の感染が確認されたと発表しました。

 亡くなったのは80代の男女で、1月4日に死亡しました。北海道内での死者の発表は59日連続です。

 感染者は20代から80代の42人。100人を下回るのは5日連続で、50人を下回るのは北海道独自の警戒ステージを「2」に引き上げた10月28日以降最少だった1月3日の24人以来3日ぶりです。

 新たなクラスターは確認されていません。

 これまでのクラスターが拡大しています。

●114例目 医療機関

 新たに患者2人の感染が確認され、この関連の感染者は計58人となりました。

●134例目 医療機関

 新たに患者3人、職員2人の感染が確認され、この関連の感染者は計60人となりました。

 ススキノの接待を伴う飲食店、いわゆる"夜の街"関連の感染者は2人増え、計182店舗、634人となりました。

 42人中16人の感染経路が不明で、重症者は前日から3人増え13人となっています。

 札幌市は感染者数が少ないことについて、「検査数約900件と年末年始で少なかった」ことをあげ、6日以降は通常に戻り1000件を超えるとしていますが、劇的な増加にはならない見込みです。

 政府は"GoTo"トラベルの運用を、12月28日から2021年1月11日までは全国一律に一時停止し、菅首相は4日の会見で1都3県への緊急事態宣言の検討も進めることを明らかにしました。

 北海道は2020年12月25日までとしていた札幌市と旭川市への不要不急の外出自粛要請を1月15日まで延長し、札幌との往来自粛も要請も継続。感染拡大防止への協力を呼びかけています。

【12月1日以降の北海道の新規感染者数(札幌市分)】

12月 1日: 206(141)

12月 2日: 176(66)

12月 3日: 205(134)

12月 4日: 210(113)

12月 5日: 183(111)

12月 6日: 187(133)

12月 7日: 123(86)

12月 8日: 204(112)

12月 9日: 197(95)

12月10日: 241(146)

12月11日: 177(107)

12月12日: 189(69)

12月13日: 164(82)

12月14日: 125(84)

12月15日: 104(63)

12月16日: 85(32)

12月17日: 137(67)

12月18日: 141(75)

12月19日: 132(79)

12月20日: 135(57)

12月21日: 109(60)

12月22日: 74(49)

12月23日: 113(59)

12月24日: 123(67)

12月25日: 97(46)

12月26日: 160(96)

12月27日: 85(52)

12月28日: 94(61)

12月29日: 87(60)

12月30日: 133(60)

12月31日: 167(105)

1月1日:  98(64)

1月2日:  77(51)

1月3日:  68(24)

1月4日:  92(60)

 北海道が独自に定める警戒ステージは現在3(札幌市は「4」相当)ですが、北海道全体としてもステージ4の基準に達しているものが連日7項目中3項目出ていましたが、1週間あたりの新規報告者数が下回り、2項目となりました。

【ステージ4への移行基準と直近1週間の状況】(12月29日~1月4日)

・新規感染者数 796人 → 723人

・陽性率    10%  → 6.1%

・新規報告数  増加  → 減少

・入院患者数  350人 → 860人(4日現在)

・療養者数   796人 → 1704人(4日現在)

・重症者数   35人  → 21人(4日現在)

・経路不明割合 50%  → 25.9%