2021.01.05 08:37

倦怠感、息切れ、嗅覚障害…コロナ後遺症に横断的ケアを 高知大・横山教授が指摘

 横山彰仁教授
横山彰仁教授
倦怠(けんたい)感や息切れ、嗅覚の異常…。新型コロナウイルス感染症の後遺症が国内外で相次いで報告されているが、その実態は明らかになっていない。日本呼吸器学会の理事長として調査に取り組む高知大学医学部の横山彰仁教授(62)=呼吸器・アレルギー内科学=は「普通の感染症と異なるのは間違いない。診療科を横断したフォローが必要だ」と話す。

 「コーヒーやカレーの匂いも分からない時があって。料理の香りを楽しめなくなったのが残念で…」

 高知県内の元患者の男性は、退院して数カ月たっても嗅覚に違和感を覚えている。...

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