徳島県母親大会実行委員会は11月20日、飯泉嘉門知事に対し要請行動を行いました。要請項目は▽少人数学級など教育施策の改善▽医療・福祉体制の充実▽核兵器禁止条約批准の国への要請など9項目です。
元教員の小池民代さん(62)は「教員は感染症予防と(一律休校による)詰め込み教育で、子どもに十分な目配せができなくなっている。教員の大幅増を」と求めました。県担当者は「中学1年まで35人学級を実現している」と回答。参加者たちは「『密』回避には20人学級が必要。コロナでつらい思いをした子どもたちに少人数学級をプレゼントして」と訴えました。
中高生など生徒・学生に自衛官募集ポスターを描かせる事業について、元教員の横山千鶴さん(65)の「絵に『誇りを胸に働く自衛官』など自衛隊をたたえるキャッチコピーまで書かせる。全国でも徳島県だけだ」との批判に、県担当者は「事業は中止する」と明言。参加者から拍手と歓声が起こりました。
――――徳島新報2020年12月13日号より