会食から「打ち合わせ」表記に…菅首相はそれでも血税で毎日朝食を取る

日刊ゲンダイDIGITAL / 2021年1月8日 9時26分

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ステーキ会食について陳謝する菅首相(代表撮影)

<会食するなと国民に呼びかけながら、自分は毎朝、会食か。ハア?><その朝食代は税金じゃないのか>――。

 首都圏1都3県に8日から「緊急事態宣言」が発令され、「飲食店」の時短営業を求めた菅首相に対して国民から怒りの声が出ている。というのも、菅首相はほぼ毎朝、東京・永田町の「ザ・キャピトルホテル東急」のレストラン「ORIGAMI」で秘書官らと食事を取るのが日課になっているからだ。

 確かに「首相動静」を確認すると、例えば昨年12月末の朝も、村井嘉浩宮城県知事、湯崎英彦広島県知事、鈴木康友浜松市長と朝から「ORIGAMI」で「会食」とある。自分が連日、会食しながら、飲食店が感染源というのは矛盾しているだろう。だからなのか、その「会食」の表記が“変わった”のは、自民党の二階幹事長らとのステーキ会食に批判が高まり始めた頃だ。

「首相動静で、それまで新聞各社の『ORIGAMI』での朝食表記は『朝食か会食』だったのに、最近は『打ち合わせ』も見られるようになりました。もちろん、これまで通り『会食』を使っている社もありますが、『会食』のままだと批判が出ると考えた官邸が言葉を変えるよう記者クラブに指示したのでしょう。問題は『会食』か『打ち合わせ』かという言葉遊びではなく、集まって食事をするのは控えてほしい、ということでしょう。それなのに総理大臣自身が守らない。これでは国民が従うはずがありませんよ」(野党議員)

「打ち合わせ」であれば税金を使って「会食」する必要はなく、官邸でできるはず。国民は怒った方がいい。

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