子どものケンカ

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n夕方、次女が遊びから帰って来た。無言で、扉をバタンバタン!と物音を立てながら荒れ狂ってる。どうした?何があった?

 

三女が何食わぬ顔で「ただいま〜、」と帰って来る。

どうした?何があった?2人に聞くと三女は別に〜次女は興奮しながらつっかえながら訴える。どうやら、我が家に1台しかない自転車を三女が乗り回してたところ、貸してと次女が頼んだが、三女が貸さなかったようだ。

「なんで貸してあげない?」って三女に聞いたら、「帰る時にどうぞ。って言ったのに、ユイサ姉ちゃんが押して来たから、嫌になって、ふんってしたら、ユイサ姉ちゃんが、もういい!って言ったんだよ!」と三女の言い分。

 

聞いてる次女の顔はまだまだお怒りモード

 

 

次女は軽度知的障害で、人の話を理解する能力が弱く、人に自分の気持ちを伝える力も弱い。現在6年生。

 

三女は地域でも有名な無鉄砲でルール無用な暴れはっちゃく。なかなかに頭が良いがずる賢い娘。現在3年生。

 

2人の話を総合的に分析。

「ユイサが、こんなにブチ切れる時は大体理不尽に馬鹿にされたり、意地悪された時だよ。カナサは、ユイサに意地悪な気持ちは無かったか?」

三女「……なかったよ。」

 

あったな。

「ユイサは人の話聞くのが苦手だけど、その分相手の感情を感じる力があるんだよ。カナサがユイサに何か言ったりやったりした時に、意地悪な気持ちは無かったのか?そうじゃ無かったら、ユイサはこんなに怒ったりしないよ。」

「………」

 

「さらに言うなら、ユイサがうまく話を伝えられないから、カナサに限らず他の子もだけど、ユイサに意地悪しておもしろがって、大人に怒られても、ユイサが言いつけられないからやってないよ〜ってとぼけられると思ってやってるけど、母さんは長いことユイサの母さんをやってるから、大体何をされたかわかるんだよ。そんで、カナサの母さんも長いことやってるから、カナサがユイサにどんなこと言って、どんなことやったかもなんとなく想像できるんだよ。」

 

って言ったらペロっとベロ出した。

「結論。カナサはユイサに意地悪な気持ちで自転車を貸さなかったね?」

「うん」

 

素直に認めるあたりがまだかわいいけど。

「で、どうするの?」「ユイサ姉ちゃんごめん」

「いいよ〜」

 

 

無事次女のお怒りも沈静化されました。

 

 

と言えども、次女もちょいちょい「ユイサ何にもしてないのにカナサが〜」って泣いて来ることがあって、聞き取ると、次女がやってる時もあり。

喧嘩の仲裁は気を付けないと、弱々しい次女をみんなしてかばって、三女が怒られる事が多くなるので注意が必要です。

 

 

見るからに守ってあげたくなる次女ですが、自分が可愛いことを熟知している彼女は色んなことを笑顔やウルウルした目で乗り切ろうとする知恵がある。が、可愛さにもタイムリミットがあるからね。将来的に年をとったら使えなくなる技術だから、自分でなんとかするように指導しなくては。と思う。

 

対して三女は普段から親に限らず、先生や地域のみなさんにも怒られることが多く、将来的に「こんなところに日本人が」みたいなところで強く生きて行けそうですが、意外と相手の感情に敏感だったり、弱ってるところを人に見せないように頑張ってたり、傷付いていたり。出来るだけ良いところを見つけて褒めて行こうと思うのですが、面倒くさがりが酷く、やりたいと思った事の我慢がきかず、かなりの破天荒さに、日々良いところを探すのが大変です。しかし、母も子供の頃こんな感じでした。

 

想定外の発想で凄い工作などを作ったりするから、なんか凄い発明するのかもしれませんが、とりあえずあまり人様にご迷惑をかけなくなる事を願いますが。

 

長女は典型的な優等生タイプだし、3人3様。姉妹なのに 全然違う。おもしろいなぁ。

 

出来るだけそれぞれの素材の良さを殺さずに育っていってくれたらと思いますが、世間体やら、人間界のルールやら。

 

合間を抜けて上手く泳いでいける、バランス感覚を身に付けてもらえるようになるのが子育ての一番の目標かな?と思いました。

 

 

長くなっちゃってまとまりきれませんですいません。

 

 

本日の日記でした。

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