コロナ患者数千人分の情報流出 福岡県の内部文書

福岡県が管理する新型コロナ患者の住所や名前などの個人情報が、少なくとも数千人分、1か月あまりにわたってインターネットに公開されていたことが分かりました。

公開されていたのは福岡県が作成した複数の内部文書です。

この中には、流行が始まった去年から今月初旬までの間に、新型コロナの検査で陽性だった少なくとも数千人の名前や年齢、住所、それに詳しい症状などの個人情報が含まれています。

去年11月末に福岡県外に住む関係のない男性の元に内部文書が送られてきたことをきっかけに、患者の情報がネット上で公開されていることが分かりました。

男性は福岡県に連絡し、セキュリティ対策をとるよう求めたものの、1月6日まで1か月あまりの間、第三者がアクセスできる状況が続きました。

福岡県はJNNの取材を受けて、これらのファイルをネット上から削除。

「新型コロナ調整本部の医師同士が、患者の受け入れをどうするかやりとりする中で、情報が漏れた」と話しています。

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