「いろんな言葉を覚えるのが楽しい」と話す中島愛菜ちゃん=大分市末広町の大分インターナショナルプリスクール
【大分】大分市末広町の保育園「大分インターナショナルプリスクール」に通う中島愛菜(まな)ちゃん(6)が、実用英語技能検定(英検)2級に合格した。主催する日本英語検定協会によると高校卒業レベルに相当し、6歳での合格は「全国的にも珍しい」。愛菜ちゃんは「英語が大好きでずっと頑張ってきた。みんなが喜んでくれてうれしい」と話している。
先生と園児が英語だけで話す同スクールに生後6カ月から通い、会話能力や発音を磨いてきた。英検受験は3歳から。5、4級は難なく合格したが、3級で壁にぶつかった。スクールのハッチ・李和(りお)代表(38)や母親と一緒に単語を覚え、過去の問題集を解いて対策を練り5歳の時に突破した。
昨年1~2月の2級初挑戦は不合格。その後、休日も登園して特訓を重ね、同10~11月の3回目の受験で見事合格した。2級は筆記とリスニング、面接。中でも面接は準1級以上の得点だったという。
同協会は「英語力だけでなく医療やテクノロジーといった社会的知識も問われる。未就学児にはかなりの努力が必要」と驚く。ハッチ代表はスクール初の快挙をたたえ、「愛菜ちゃんは周囲の期待に応えたいという思いが人一倍強い頑張り屋。同級生と楽しみながら英語に親しんでいる」と目を細める。
将来の夢は英語の先生。愛菜ちゃんは「今まで英語を使うのが恥ずかしかったけど、これからは外国の人を見掛けたら『ハロー』『どこから来ましたか』と話し掛けたい」。準1級合格を目標に勉強を続けている。