TOP 特集&連載 「『ココ』を観て、子どもが欲しくなりました」山寺宏一さんスペシャルインタビュー
特集&連載

「『ココ』を観て、子どもが欲しくなりました」山寺宏一さんスペシャルインタビュー

TwitterFacebookLine


12月25日から全国の劇場で上映される映画「劇場版ポケットモンスター ココ」の公開を記念した、コロコロオンラインのインタビュー企画! ゲスト声優の上白石萌歌さん、中村勘九郎さん、山寺宏一さん、中川翔子さん、音楽プロデュースの岡崎体育さん、そして矢嶋哲生監督の独占取材記事を掲載するから、どれも読んでくれよな!!

「ココ」はクリスマスプレゼント

――山寺さんは、なんと23 年目のポケモン映画ご出演です! 本当にすごいことですね!!
 
23作、それも違う役で出させていただくというのはこれまでにない経験ですし、これからもないであろう光栄なことです。僕は、ずっと長い間「おはスタ」のMCをやらせていただいていましたけれども、ポケモンの社会現象的な人気がなければ、「おはスタ」ももしかしたら生まれなかったかもしれないな、と思うことがあるんです。ポケモンは、それくらい私にとって特別な作品です。
 
――その特別な作品の公開が、無事に決まって本当に良かったです……!
 
「夏はポケモン!」って毎年言い続けていましたけれど、「クリスマスはポケモン!」もいいんじゃないかなって! クリスマスプレゼントですよね。劇場に足を運ぶのはまだ不安だという方もいらっしゃると思いますが、劇場側もしっかり対策を行っているので、ぜひ劇場に足を運んで、ビッグスケールな環境で作品を楽しんでいただけたらと思います。
 
――やっぱり、劇場で観る映画は特別ですか?
 
自分の小さい頃は、近くに映画館がなかったから、そんなに気軽にできる体験ではありませんでした。ものすごく特別なことでしたね。大きなスクリーンが目の前にあって、劇場が真っ暗になって映画が始まるっていうワクワク感は、今も変わりません。あとは、大音量で楽しめるのも、映画館ならではの醍醐味ではないでしょうか。
 

本当の親子の絆が描かれた作品

――今回、山寺さんが演じたのは、サトシが訪れる森で最先端技術を研究する「ビオトープ・カンパニー」のゼッド博士です。演じられてみて、いかがでしたか?
 
あまり多くを語るとネタバレになってしまうのですが、いろいろな感情を表すのは、演じる側としてはとても楽しかったです! 過去に自分がポケモン映画で演じたキャラクターのなかでも、最も極端な考えの持ち主でもあって。研究のためには、何かに取り憑かれたかのように周りが見えなくなってしまう人物です。この先は、映画館で確認していただくということで……!
 

――多くを語れないなか、ゼッド博士の特徴を最大限に紹介してくださってありがとうございます!! 「劇場版ポケットモンスター ココ」の魅力は、どういった点にあると思いますか?
 
今回は、ココと父ちゃんザルードの親子の物語です。もちろん、ポケモンと人間の子どもなので実の親子ではないんですけれども、その関係性から真の親子の絆(きずな)を描いていて、本当に感動しました。
 
「守るべきものができた時、それが親になったってことだ」という趣旨のセリフを父ちゃんザルードが言うんですけれど、この作品の言いたいことが集約されているように感じて、胸に残っています。自分も子どもが欲しくなりました。「おれの守るべきものは何だろう」って、自分に問いかけてしまいましたね。
 
それと、ポケモンもこれだけ長くやっていると、2世代で観ていただくこともあると思います。今回は、特に親御さんにも響く内容になっているので、ぜひ親子で観ていただきたいですね。
 
――山寺さんの、映画のおすすめポイントを教えてください!
 
冒頭のジャングルのシーンですね。ザルードたちが歌を歌っているシーンがあるでしょう。音楽のリズムと相まって、物語が始まるぞというワクワク感があって好きです。今は時世的に遠くに行けない状況なので、ポケモンの映画を通じてジャングルに足を運んだかのような気分を味わって楽しんでいただけるのではないかと思います。今までのポケモン映画とちょっと違うな、という感じもあるんじゃないかな。
 
――今作では、岡崎体育さんが音楽面のプロデュースをしていますね!
 
トータス松本さんとの主題歌「ふしぎなふしぎな生きもの」が最高ですね。グッときます!
 

キミの思い出に“やまちゃん”がいればうれしい

――アフレコ中の思い出深いエピソードを教えてください!
 

 
これまではテレビシリーズのレギュラーを務めている方たちと一緒に録っていたんですが、新型コロナウイルスの感染防止のために、少人数でのアフレコでした。それで、一緒だったのが、しょこたん(=中川翔子)だったんですよ。実は、しょこたんと二人きりでアフレコに参加するのは初めてだったので、とても楽しかったのを覚えています。
 
――このあと、中川さんに取材するので、そこでも詳しく話を聞かせていただこうと思います(笑)。今、コロコロオンラインを見ている人のなかには、“やまちゃん”時代の『おはスタ』を観ていた人もいるかと思います。最後にメッセージをいただけないでしょうか。
 
いつまでも少年・少女の心を失わずに、大人になっても楽しいことをいっぱい見つけてください! たまに過去を振り返って、友だちとの思い出や夢中になっていたホビーや漫画のことを思い出すと、心がリセットされて活力になることかと思います。そんな思い出のなかに、やまちゃんの『おはスタ』があってくれたらうれしいな。これからも、一緒に頑張っていきましょう!!

この記事をシェアする!

TwitterFacebookLine

関連記事

『劇場版ポケットモンスター ココ』監督・矢嶋哲生氏インタビュー!! ポケモンと人間、親子の物語に込めた想いとは